クローゼットや押し入れはダニの宝庫!即対策できる退治方法【中の布物までアレルゲンまみれに?】

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クローゼットや押し入れはダニの宝庫!即対策できる退治方法【中の布物までアレルゲンまみれに?】

2024.07.08 2024.07.08

本記事では、クローゼットや押し入れのダニ対策をご紹介します。

家じゅうに潜むダニ。中でも、クローゼットや押し入れはダニが好む条件が揃っています。家の中で一番ダニが発生しやすいのは押し入れ、という統計も出ているほど。

  • 押し入れから出した布団を使ったら湿疹がでた
  • なんだか身体全体がかゆい

上記のような症状は、服や布団にダニが潜んでいる可能性が高いと言えます。

一時的な駆除方法だけでなく、除去や予防対策にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

クローゼットや押し入れはダニの天国

ダニが繁殖している押し入れ

最初に、クローゼットや押し入れにダニが発生しやすい原因を解説します。

  • 湿度がたまりやすく居心地の良い環境
  • 皮脂やふけがダニの食糧に

上記に、思い当たる方も多いのではないでしょうか。

湿度がたまりやすく居心地の良い環境

服がぎゅうぎゅうに詰まっていたり、普段使用しない布団が押し込まれたりしているクローゼットや押し入れは、換気がままならず湿度がたまりやすい傾向にあります。

特に、日当たりの悪い北向きの収納スペースは結露も発生しやすく、夏だけでなく1年中多湿な環境に。暗く湿度の多い空間は、夜行性のダニにとって居心地の良い空間です。

皮脂やフケがダニの食糧に

人の皮脂やフケは、ダニの大好物。使用した後の布団や枕、洋服には、老廃物や体温の熱気が残り、ダニの繁殖しやすい環境が生まれます。

特に押し入れは、使用した後にすぐ収納してしまった布団や枕がたくさん積まれたまま。半年以上換気しない衣替え前の冬物衣類なども、ダニにとっては天国です。

ダニ退治は「駆除・除去・予防」の3ステップ!【クローゼット編】

クローゼット内のダニ対策

こちらでは、クローゼットに繁殖するダニ対策を、駆除・除去・予防の3ステップに分けて解説していきます。

ステップごとにチェックしていきましょう。

【押入れ編】ダニ対策に進む

1.駆除(死滅させる)

まず、繁殖しているダニを駆除する必要があります。2つの駆除方法をご紹介します。

服にはスチームアイロンをかける

ダニは、60℃以上の熱が当たると即死します。スチームアイロンは100℃を超える高温が出るので、ダニは一瞬で死滅します。

クローゼット内の服を、しわ取りもかねてスチームを当てれば、ダニの駆除につながります。ただし、この方法ではダニの死骸やふんがクローゼット内に残ったままなので、かならず除去対策を取りましょう。

乾燥機にかける

クローゼット内の衣類を、乾燥機にかけて熱処理するのも一つの方法です。スチームアイロンと同じく高温になるため、熱風で生息しているダニをしっかり退治できます。

スチームアイロンと違って、スチームの湿度が残らない点もメリット。ただし、乾燥機にかけると傷む素材もあるため、必ず衣類の素材を確認してから利用してください。また、この方法もダニのふんや死骸などのアレルゲンまでは除去できません

2.除去(取り除く)

駆除だけでは、アレルゲンとなるダニのふんや死骸が残ったまま。駆除後の除去作業が大切です。

クローゼット内に掃除機をかける

クローゼット内に掃除機をかけると、掃除機の吸引力でダニのふんや死骸を取り除けます。アレルゲンだけでなく、ダニの栄養源となるほこりも除去できるため、再繁殖を抑えられます。

定期的に掃除機をかける行為で、クローゼット内の換気対策にもなるので、一石二鳥と言えるでしょう。

チェストの引出し内も掃除機をかける

クローゼット内にチェストや収納ボックスを置いている場合は、その引き出しやボックス1つひとつにも掃除機をかけましょう。細いノズルで、隅々までしっかり吸い込むのがポイントです。

掃除機では難しい箇所は、水拭き後にしっかり乾拭きして、湿度を残さないように徹底してください。

服にコロコロをかける

掃除機がかけられないスペースや繊細な洋服には、粘着テープのコロコロを使用してください。テープの粘着力で、ダニのふんや死骸などを除去できます。直接肌に触れる衣類から、しっかりとアレルゲンを取り除きましょう

3.予防(増やさない)

しっかり除去できたあとは、予防対策も実施しましょう。継続しやすい3つの対策をお伝えします。

服をしっかり乾かして収納

外出時に雨に濡れた服や、スチームアイロンをかけた服は、しっかり乾かしてから収納してください。密閉された空間になるクローゼット内では、少しの湿気でもダニが繁殖しやすくなります。

帰宅時に服をはらう習慣をつける

家の中で繁殖するダニだけでなく、屋外に生息するマダニなどが服を媒体にして家に入り込む可能性も。帰宅後に、玄関先でアウターなどをはらう習慣をつけるだけで、クローゼットや寝室にダニを持ち込む確率が減るでしょう。

もちろん、服をはらった後の玄関や廊下も、こまめに掃除してください。

定期的に風通しする

クローゼット内を、定期的に換気するのも効果的な予防策です。除湿器や扇風機を設置するのもおすすめ。また、頻繁に扉を開けて光を当てると、夜行性のダニは活動しにくくなる傾向もあります。

次の項では、押入れのダニ対策を解説します。

自宅に押入れがない方は、「ダニ対策における3つの落とし穴」へ

ダニを駆除・除去・予防!【押入れ編】

押し入れのダニを駆除・除去・予防

押し入れ内のダニ対策も、駆除・除去・予防の3点から解説していきます。

それぞれ、確認していきましょう。

1.駆除(死滅させる)

押し入れにしまい込んだままの布団や枕などは、残念ながらダニの宝庫だと覚悟すべき。まずは効率よく死滅させる方法を2点、お伝えします。

布団をコインランドリーの乾燥機にかける

コインランドリーの大型乾燥機で、布団類を熱処理しましょう。高温の熱風でダニを退治できるうえ、湿気をしっかりと飛ばせます。大量の寝具も、一気にダニ駆除できるでしょう。

ただし、駆除効果のみで、死骸やふんは別途取り除く必要があります

ダニ駆除グッズを使用する

ダニ捕りシートなどの駆除グッズを、押し入れ内に設置するのもダニ退治につながります。市販のダニ捕りシートの効果は1ヵ月程度。ダニが増えやすい夏は特に、こまめに交換してください。

ダニ捕りシートを設置しているからと言って効果が切れた後もそのまま放置していると、逆に湿気がたまりやすくなります

ダニ駆除グッズは、以下記事でも詳しく解説しています。

さらに詳しく知りたい方はこちら

2.除去(取り除く)

ダニの駆除後は、必ず死滅したダニの死骸やふんを除去しましょう。死滅した後のダニは、恐ろしいアレルゲンです。

布団クリーナーや掃除機で吸い取る

布団類の除去対策は、湿気も飛ばせる布団クリーナーが便利です。布団にかけやすい形状で、1枚1枚丁寧にダニの死骸やふん、その他の汚れを取り除けます。布団クリーナーが無い場合は、掃除機でゆっくり吸い取りましょう。

ダニの死骸やふんの除去におすすめの布団クリーナーや掃除機は、以下記事で詳しく解説しています。

さらに詳しく知りたい方はこちら

押し入れ内を掃除する

押し入れに収納していた布団や枕などの駆除対策中に、押し入れの中をすみずみまで掃除しましょう。

まずは押入れ内に掃除機をかけて、ダニの死骸やふん、ほこり、ゴミなどを取り除きます。なかなか押し入れが空になる機会も少ないはずなので、このタイミングで水拭きすると、さらにすっきりします。

最後にしっかり乾拭きをして、湿気を残さないように押し入れ内を換気しましょう。

3.押し入れのダニ予防

布団のダニ駆除作業や押し入れ内の掃除は、なかなか頻繁にできないのが現実。少しでもダニの繁殖を抑えられるように、押し入れならではの予防策をお伝えします。

使用したばかりの布団をしまわない

使用したばかりの寝具は、人の体温による湿気が溜まっています。さらに、ダニの好物であるフケや皮脂なども残っているため、ダニが繁殖しやすい条件が勢揃い。

必ず乾燥機に入れたり、布団クリーナーをかけたりして湿気と老廃物を取り除いてからしまいましょう

布団は収納袋に入れる

布団を1枚ずつ収納袋に入れるのも得策です。一部の布団にダニが繁殖しても、その収納袋内で抑えられるはず。

衣替え前の冬物衣類も個別に分けて、収納袋にそれぞれダニ予防グッズを同封しておくとよいでしょう。

定期的に換気する

いろいろものをしまい込みがちな押し入れも、定期的に換気する習慣を付けましょう。布団や枕自体の換気だけでなく、押し入れ内に除湿剤を常備したり、こまめに扇風機を当てたりするようにしてください。

光や風が入り込むだけで、ダニの繁殖は軽減されるはずです。

クローゼットや押入れのダニ対策における3つの落とし穴

クローゼットや押し入れダニ対策の落とし穴

クローゼットや押し入れのダニ対策をお伝えしてきましたが、実は落とし穴も存在します

  • ダニ除けシートなどを放置しない
  • スチームアイロンをかけたあとはしっかり乾かす
  • 天日干しだけでは不十分な場合がある

せっかくの対策が逆効果にならないために、上記3点を参考にしてください。

ダニ除けシートを放置しない

クローゼットの引き出しや押し入れの布団の下に、除湿効果のあるダニ除けシートを敷いている方も多いでしょう。しかし、市販のダニ除けシートの効果は長くても1ヵ月程度。除湿・防虫効果が切れたシートを放置しておくと、逆にシートの裏側がダニの温床になってしまうケースがあるのです。

ダニ除けシート交換のタイミングを目安に、クローゼットや押し入れを換気すると良いですね。

スチームアイロンをかけたあとはしっかり乾かす

スチームアイロンは、水蒸気の熱でしわを伸ばす役割を持ちます。そのため、ダニ駆除に効果的な高温になりますが、熱気がそのまま湿気として残りがち。そのまま収納すると、結局湿気がたまって多湿環境になります

服にスチームアイロンをかけた後は、しっかり乾かしましょう。乾きにくい布団には、スチームアイロンの使用は控えた方が無難です。

天日干しだけでは不充分な場合がある

布団の換気対策として思い浮かぶ天日干しですが、ダニ対策としては不充分な側面もあります。

ダニは50度以上の熱を30分以上当てると死滅すると言われていますが、よほどの真夏日でない限り、天日干しで布団内部まで50度以上になる場合は少なく、ダニを全滅させるのは難しいと言えるでしょう。

あくまでも、換気対策として、別のダニ駆除対策を併用すべきです。

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クローゼットや押し入れは中の布物までまとめてダニ対策を!

クローゼットや押し入れのダニ対策について、退治や除去、予防策などをご紹介しました。

帰宅後の服やしまいっぱなしの布団など、クローゼットや押入れにはダニが繁殖しやすい要素がたくさん。繁殖を防ぐのは至難の業と言えるでしょう。肌に直接触れるアイテムが多い場所だからこそ、定期的にプロに駆除作業を依頼するのがベストです。

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クローゼットや押し入れはダニの宝庫!即対策できる退治方法【中の布物までアレルゲンまみれに?】のよくある質問

  • Q. ダニ駆除グッズを使用していれば安心できますか?

    A.

    ダニ駆除グッズで一定の効果は期待できますが、それだけでは安心できません。特にクローゼットや押し入れのような風通しの悪い場所では、ダニはすぐに繁殖します。定期的な専門業者への依頼がおすすめです。

  • Q. ダニに刺されたあとはどうすればいいですか?

    A.

    ダニに刺された後は、まず患部を清潔に洗い、冷やして炎症を抑えます。かゆみが強い場合は、市販のかゆみ止めクリームを使用しましょう。症状が改善しない場合は、早めに皮膚科を受診してください。

  • Q. 押し入れやクローゼットのダニ対策をすぐに終わらせたいです。

    A.

    ダニ駆除の専門業者は、駆除・除去・予防まで、効率的に対応し、再発防止策も提案してくれます。すぐに駆けつけてくれる業者を「セーフリー」の検索システムで探してみてください。

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