屋根裏・天井裏の掃除は自分でできる?具体的なリスクや清掃手順を解説【便利グッズや】
2024.11.07 2024.11.07
この記事では、屋根裏・天井裏の掃除方法について紹介します。
屋根裏部屋や収納、ロフトといった空間を設置する戸建てや賃貸が多くあります。空間を有効活用できて、ワクワク感もありますが、意外に面倒なのが掃除。重い掃除機を持って上り下りしたり、狭くて低い空間を掃除したりするのは容易ではありません。
そこで今回は、屋根裏を少し楽に掃除する方法や便利グッズを紹介します。また、屋根裏ならではの注意点もあるので、最後まで読んで、ぜひ参考にしてみてください。
目次
屋根裏・天井裏が掃除しにくい理由【自分でやるリスクについて】
屋根裏はもともと物置の役割で設置されており、居住スペースではありません。また、現建築法では高さや広さが決められており、自由に広さも設置できません。そのため、他の部屋と比べて高さや広さに制限があって、掃除がしにくいといえます。
- 上り下りが面倒
- 荷物の上げ下げは危険
- コンセントの確保が難しい
- 天井が低い
具体的なリスクを解説します。
上り下りが面倒・物の上げ下げは危険
屋根裏・天井裏は階段や可動式のはしごが設置されており、掃除するには上り下りが必要です。住居用の階段とは違い、勾配が急になっています。そんなはしごや階段を重い掃除機を抱えて登るのは非常に危険です。
コンセントの確保が難しい
天井裏専用で掃除機をあらかじめ設置する場合、設計段階でコンセントを設置する工夫が必要です。設計がなければ、下の階から延長コードを使って確保しないといけません。事前に設計しないといけないため、後から追加するのが難しいといえるでしょう。
天井が低い
屋根裏や天井裏は天井が低いため、立って掃除するのも一苦労です。多くの場合、腰をかがめて掃除機をかける必要があります。そのため、実際は、掃除機をかけずに雑巾がけをするケースも多く見られます。しかし、多忙な人にとって小さなスペースでの雑巾がけも大変な作業でしょう。
そもそも狭い天井裏では、物がスペースを占有しているため、物を移動しながらの掃除もかなりの労力がいります。
上記のように、リスクを考慮しながら、慎重に掃除しましょう。
屋根裏・天井裏の掃除のやり方【安全に配慮した4ステップ】
屋根裏・天井裏を掃除する方法を紹介します。使用する道具は以下のものを用意してください。
- マスク
- ハンディクリーナー
- フロアモップ
掃除の手順は以下のとおりです。
- 物を1箇所に避けるなど掃除しやすい空間を作る
- 掃除機をかける
- モップや雑巾で床を拭く
- 物を戻す
屋根裏は狭いので頭や身体をぶつけないよう、気をつけましょう。
屋根裏・天井裏の掃除を楽にする便利グッズ
屋根裏まで重い掃除機を持って登ったり、中腰になって掃除したりするのは大変。次のような便利グッズがおすすめです。
便利グッズ | おすすめ商品 | 特徴 |
---|---|---|
コードレスハンディクリーナー | NLSOO ハンディクリーナー | わずか500gと軽量で、パワフル吸引 |
ハンディワイパー | ユニ・チャーム ハンディワイパー 超ロングタイプ | 手の届かない場所も伸びて届く、凹凸や隙間汚れもキャッチ |
フロア用ウェットシート | ウェーブ ウェットシート | 99%除菌、水分たっぷりでミクロの汚れもキャッチ |
フロア用ワイパー | ウェーブ フロアワイパー | ヘッドの厚みが薄く、2cmの隙間にも入る |
屋根裏や天井裏の床材によっては、水拭きができないものもあるので、事前に素材を確認しましょう。
また、広さが十分ある場合は、ロボット掃除機の利用も便利です。
屋根裏・天井裏掃除の注意点【3つのポイント】
屋根裏は構造上、次のような点に注意しましょう。
- 夏場は熱がこもりやすく冬場は寒い
- ほこりが溜まりやすく、マスクや換気の準備をしっかり
- 湿気がこもりやすいため湿気対策も
詳しく解説します。
夏場は熱がこもりやすく冬場は寒い
屋根裏は太陽光で熱くなった屋根の温度が、屋根裏に直接伝わるため、夏場は異様に熱くなります。通常は断熱材を施工しますが、それでも1階の低い位置に比べると、熱気や冷気が停滞しやすいといえます。
吹き抜けのロフトのような屋根裏でも冷房の風が届きにくいため、涼しくなりません。そのため、夏場の掃除は熱中症のリスクがあるため、避けたほうがよいでしょう。
ほこりが溜まりやすく、マスクや換気の準備をしっかりと
屋根裏はほこりが溜まりやすいため、頻繁に掃除が必要です。さらに、空気の循環が悪いため、ホコリがそのまま停滞しています。掃除の際は、換気するかマスクしてホコリを吸い込まないようにしましょう。
ロフトのような吹き抜けの場所なら、サーキュレーターを使って風を循環させたり、窓があるなら窓を開けたりするのも有効です。
湿気がこもりやすいため湿気対策も
上記のように、空気の循環が悪い屋根裏は、湿気もこもりやすい特徴があります。屋根裏やロフトにカーペットや布団を敷くと、カビやダニが発生しやすくなるため、乾燥機やこまめに干すなど工夫しましょう。
また、布団やカーペットはホコリが出やすいので、屋根裏自体はあまり寝室向けとは言えません。
屋根裏・天井裏の掃除は原則ハウスクリーニング業者へ依頼を
屋根裏や天井裏を自分で掃除するのは、実際大変で危険も伴います。また、湿気やホコリが溜まりやすく、居住空間を掃除するよりも手間がかかります。このような手間や労力を費やすよりも、基本はハウスクリーニングに依頼するのがおすすめ。
屋根裏・天井裏のハウスクリーニングについて解説します。
屋根裏掃除の費用
屋根裏や天井裏の清掃は、通常のハウスクリーニング料金に加えて、3,300円程度の追加料金がかかります。
通常、ハウスクリーニングは間取り別の料金で設定されています。
- 1R・1K(一人暮らし):15,000〜35,000円
- 2DK・3DK(2人暮らし):30,000〜60,000円
- 4LDK以上(ファミリー)60,000円〜
空室や在室によっても違いますが、在室の場合は、次のような料金が目安になるでしょう。
- ロフト付き1Rや1Kの場合: 24,000円
さらに詳しく知りたい方はこちら
ハウスクリーニングの料金相場を徹底解説!費用を抑える方法や業者の選び方も
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また、屋根裏にエアコンを設置する場合、エアコンクリーニングも必要です。
- ノーマルタイプ:10,000円〜
- お掃除付きエアコン:20,000円〜
特殊な構造や通常用より高い場所でのエアコンクリーニングになれば、追加料金が発生するので、上記よりも高くなるでしょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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屋根裏の清掃やエアコンクリーニングは、すべての業者が引き受けてくれるわけではないので、事前に確認してください。
屋根裏・天井裏の掃除は無理せずに業者依頼を!自力なら便利グッズ調達から
屋根裏の掃除は狭くて天井が低いため、腰をかがめたり、掃除機をはしごを使って上り下りしたりと、リスクや大変さがあります。ハンディクリーナーやモップなどを使うと、負担が軽減でき、多少掃除が楽になるでしょう。
しかし、夏場は蒸し暑く、湿気や換気が溜まりやすいため、自力での清掃は基本的におすすめできません。同様に自力での清掃が難しいエアコン掃除とセットで業者依頼がおすすめ。水回りのカビやレンジフードなど、他の掃除よりも難しい部分をプロの業者にまとめて依頼しましょう。
セーフリーでは屋根裏掃除まで対応できる業者を多く掲載しています。料金はもちろん、口コミも確認できるので、どんな業者なのか事前に調べられます。ぜひ、セーフリーをご活用ください。
狭くて汚い屋根裏掃除は業者依頼!
屋根裏・天井裏の掃除は自分でできる?具体的なリスクや清掃手順を解説【便利グッズや】のよくある質問
-
Q. 屋根裏・天井裏の掃除はどうやって掃除すると安全?
A.自分で掃除はできますが、はしごを掃除機を持って上り下りするのは、大変危険です。また、低い位置での掃除は、腰や身体にも負担をかけることに。ハウスクリーニング業者へ依頼しましょう。
-
Q. 屋根裏掃除をする際に揃えるべきアイテムや服装は?
A.動きやすく、汚れてもいい服装がベスト。コードレスのハンディクリーナーやハンディワイパーがあると、楽に掃除できます。
-
Q. 屋根裏・天井裏の掃除はどんな業者に頼むべき?
A.ハウスクリーニングに依頼するのがおすすめです。エアコンクリーニングも合わせて依頼できます。事前に、屋根裏や天井裏の清掃に対応できるか確認しましょう。
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