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黒カビの落とし方を徹底解説!お風呂や壁紙など場所別の掃除方法から予防策まで

2024.07.25 2024.12.05

この記事では、黒カビの落とし方について徹底解説します。

お風呂・浴槽や壁紙、洗面所などに、ポツポツと繁殖していく「黒カビ」。一度発生すると根や胞子が奥まで入り込み、普段の掃除では容易く落ちません。被害を拡大させないためにも、黒カビを見つけたら早急な対処が必須!

記事内では、黒カビの発生条件や予防策もご紹介。「黒カビを徹底除去&予防したい!」という方は、最後まで確認してくださいね。

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黒カビの落とし方2選【掃除手順&事前準備も】

黒カビ掃除に役立つ掃除用具

黒カビの落とし方は、大きく2つあります。それぞれの掃除手順や用意するものを確認しましょう。

黒カビの量が少ない場合

用意するものは、以下のとおりです。

  • ゴム手袋
  • スポンジ
  • 歯ブラシ
  • マスク
  • 雑巾
  • カビ取り用洗剤

黒カビを落とす際に必要になるのが、「カビ取り用洗剤」です。

カビ取り用洗剤は、使用者の健康被害をもたらす可能性があるほど強力な薬品といわれています。肌を守るために使用時は「ゴム手袋」を、噴射時に吸い込まないように「マスク」を必ず着用してください

【掃除手順】

  1. 黒カビ部分にカビ取り用洗剤をかける
  2. 1時間放置してなじませる
  3. カビ取り用洗剤が残らないように水拭きする
  4. 水気を拭き取る

細かい部分は、洗剤を含ませた歯ブラシを使用してこすり落としましょう。

簡単に落ちない黒カビの場合

用意するものは、以下のとおりです。

  • ゴム手袋
  • スポンジ
  • 歯ブラシ
  • マスク
  • 雑巾
  • ラップ
  • キッチンペーパー
  • カビ取り用洗剤(塩素系)

頑固な黒カビを落としたい場合は、塩素系カビ取り用洗剤を用意しましょう。

塩素系洗剤は酸性の液体を混ぜると有害なガスを発生させるので、必ず単品で使用してください。また、使用する際は素手で扱わないように注意しましょう。

【掃除手順】

  1. 黒カビ部分にカビ取り用洗剤をかける
  2. その上からキッチンペーパー・ラップの順に貼る
  3. 5〜6時間ほど放置する
  4. カビ取り用洗剤が残らないように水拭きする
  5. 水気を拭き取る

掃除する時間がない場合は、1時間程度の放置で問題ありません。広範囲に黒カビが繁殖している場合は、長い時間放置してから拭き取るのがおすすめです。

黒カビの落とし方!発生しやすい場所別の【掃除ポイント】

黒カビ掃除する浴室

黒カビが発生しやすい場所は、以下のとおりです。

  • 浴槽
  • 壁紙
  • 洗面所
  • 洗濯機
  • 窓周り
  • エアコン
  • フローリング
  • 天井

それぞれの掃除ポイントを確認していきましょう。

浴槽

浴槽は、黒カビが発生しやすい場所です。

浴槽は皮脂汚れなどカビの栄養源が付着しています。湯気が充満して温度・湿度も高くなるので、浴槽は、カビが繁殖する条件が揃いやすい場所です。

浴槽に発生した黒カビを落とすには、除菌・殺菌力が高い「塩素系の洗剤」を使用しましょう。

お風呂のカビ取りから予防方法まで知りたい方は、以下の記事を確認してください。

壁紙

壁紙も黒カビが発生しやすい場所のひとつです

室内は、部屋の換気不足や、室外との温度差で起こる結露により湿度が上昇するので、黒カビが発生しやすいといわれています。繁殖力も高いので放置すると広範囲に広がり、張替えが必要になる場合もあるので、早めに対処することが必要です。

黒カビを掃除する場合、素材を傷めないために「重曹・クエン酸」を使用しましょう。

洗面所

洗面所は、風呂場近くに設置されており、湿気を多分に含みやすいのでカビが発生しやすい場所です。

洗面台だけでなく、壁紙やその境目も黒カビの発生がよく見られます。とくに細かい部分は掃除が行き届かないので、頑固な黒カビになることが多いです。

頑固な黒カビを落としたいなら、除菌・殺菌力が高い「塩素系の洗剤」を使用することをおすすめします。

洗濯機

洗濯槽の内部には黒カビが多く潜んでいます

洗濯槽は、使用後に水気が残るため、湿度が高いジメジメした環境になりがちです。黒カビが好む環境が揃うので、そのまま放置すると広範囲に広がることも。洗濯後に黒いゴミが付着するなど洗濯物にも影響が出るので、早めに対処しましょう。

洗濯槽内の黒カビを除去したいなら、「洗濯槽クリーナー」を使用するのがおすすめです。

窓周り

窓は、結露が原因で黒カビが発生しやすい箇所です。

とくに窓枠やゴムパッキンは水分が残りやすく、ほこりが溜まりやすいのでカビが好む条件が揃います。黒カビが奥深くまで根を張ってしまうと、劣化が進んでしまうので早めに除去することが必要です。

奥深くまで根を張った黒カビは、「塩素系の洗剤」を使用するときれいに除去できます。

エアコン

黒カビが繁殖しやすいのは、内部に結露が残りやすいエアコンも同様です。

とくにフィルターの奥にある熱交換器「フィン」は、カビが発生しやすいので定期的な掃除が不可欠。ただし、エアコン内部の掃除は解体しないと、隅々まできれいに落とすことができません。

自分でエアコンを解体するのは難易度がかなり高く、やり方を間違えると故障するリスクも。プロに依頼して徹底的に黒カビを除去してもらいましょう。

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エアコンのカビ取りについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

フローリング

フローリングは、ほこりや食べかす、足裏の皮脂などカビの栄養素が多くあります。

少量の黒カビであれば、中性洗剤で浮き上がらせて雑巾やキッチンペーパーで拭き取るのがおすすめです。フローリングの溝に繁殖した黒カビは、歯ブラシや爪楊枝を使用して掻き出しましょう。

ただし、奥深くまで根を張った頑固な黒カビは、きれいに取り除かないと再発する可能性があります。普段の清掃では取り除けないので、掃除のプロに依頼してメンテナンスすることがおすすめです。

>>フローリングを専門業者にメンテンナンスしてもらう

さらに詳しく知りたい方はこちら

天井

天井も黒カビが発生しやすい場所のひとつです。

天井は掃除しづらく、ほこりが溜まりやすいので、それを栄養分として黒カビが発生してしまいます。また、スプレータイプの洗剤を直接天井に噴射すると、液がポタポタ落ちてくるので掃除も大変です

天井の掃除は脚立も必要になるので、転落などの事故が起こる危険性もあります。自分で掃除するのが不安な場合は、プロに任せるのが一番です。

黒カビ掃除で役立つ洗剤を比較【汚れの落ち具合が変わる】

黒カビの落とし方 洗浄力で洗剤選び

黒カビ掃除に役立つ洗剤は、以下のとおりです。

特徴
塩素系漂白剤 アルカリ性が高く、除菌・漂白効果がある。酸性洗剤と混ざるとガスが発生するので単品での使用必須!
塩素系漂白剤の詳細
酸素系漂白剤 弱アルカリ性で塩素系より弱いが、除菌・漂白効果が高い。無臭。
酸素系漂白剤の詳細
次亜塩素酸水 酸性〜微酸性で無色透明の液体ですが、塩素系・酸素系に比べると洗浄効果はやや劣る。塩素臭あり。
次亜塩素酸水の詳細
重曹・クエン酸 肌や素材への刺激が少なく、環境に優しい洗剤。ただし、塩素系・酸素系に比べると洗浄効果が劣る。
重曹・クエン酸の詳細

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、アルカリの液性で除菌・漂白効果が高い洗剤です。

かなり刺激が強いので、頑固な黒カビを落としたい場合に適しています。ただし、錆が発生する金属・木製製品など素材によっては使用できません

【塩素系漂白剤を使用した掃除方法】

  1. 片栗粉と塩素系漂白剤を1:1入れる
  2. ペースト状になるまで練り上げる
  3. 黒カビ部分にペーストを塗る
  4. 15〜30分ほど放置する
  5. 熱いお湯で洗い流す

片栗粉を併用することで、黒カビに洗剤の除菌成分がしっかり密着して浸透してくれます。塩素系漂白剤を使用すると部屋に塩素臭が充満するので、清掃時は窓を開けておこないましょう。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は、弱アルカリの液性で、除菌・漂白効果が高い洗剤です。

「塩素系漂白剤は臭いがきつい!」という方は、無臭の酸素系漂白剤を使用するのがおすすめ。酸素系漂白剤には、液体タイプ・粉末タイプがあります。

【酸素系漂白剤を使用した掃除方法】

  1. 酸素系漂白剤(粉末)にお湯を入れる
  2. ペースト状になるまで練り上げる
  3. 練り上げたペーストをカビ部分に塗る
  4. 上からラップで覆って1〜6時間放置する
  5. 歯ブラシて擦り落としてお湯で洗い流す

ただ、塩素系漂白剤より除菌・漂白効果は劣るので、頑固な黒カビは落ちないことも。効果が見られない場合は、塩素系漂白剤の使用を検討しましょう。

次亜塩素酸水

次亜塩素酸水は、次亜塩素酸を主成分とする酸性〜微酸性の溶液です。

次亜塩素酸には酸化作用があり、一定の条件を満たせば様々な細菌やウイルスに除菌効果を発揮してくれます。ただ、塩素系・酸素系に比べると洗浄効果はやや劣るうえに、塩素臭があるのがデメリットです。

【次亜塩素酸水を使用した掃除方法】

  1. 場所に応じて濃度を希釈する
  2. 次亜塩素酸水を黒カビ部分に吹きかける
  3. 20秒ほど放置する
  4. 乾いた布やタオル等で拭く

次亜塩素水の効果を発揮させるには、たっぷりの次亜塩素水を直接スプレーするのが有効です。布やタオル等に塗布してから使用すると効果が薄れてしまいます。

重曹・クエン酸

重曹・クエン酸は、肌や素材への刺激が少なく、環境に優しいのが特徴です。

重曹とクエン酸を混ぜるのは、炭酸ガスが発生して洗浄効果が高まるため。漂白剤に比べて効果は弱いですが、変色や傷みを防ぎたい場合に最適です。

【重曹・クエン酸を使用した掃除方法】

  1. 水(200ml)とクエン酸(小さじ1)を混ぜる
  2. 重曹に水を入れてペースト状になるまで混ぜる
  3. 黒カビ部分に重曹ペーストを塗る
  4. 上からクエン酸を吹きかける
  5. 上からラップを覆って1時間ほど置く
  6. 擦り落として水で洗い流す

炭酸ガスは無害であるため、小さな子供やペットがいる家庭でも安心して使用可能です。

黒カビの発生条件について【定期的な掃除が必須】

黒カビ掃除する女性

黒カビが発生する条件は、以下の3つです。

  • ほこり等の汚れ
  • 温度(20〜30度)
  • 湿度(70%以上)

それぞれの概要を確認していきましょう。

ほこり等の汚れ

カビの栄養になるのは、ほこり等の汚れです。

髪の毛や石鹸カス、人の垢、食べかすなども含まれます。こまめに掃除しないと、カビの栄養分になる汚れが広範囲に溜まることも。「汚れ=カビの餌」と認識して、汚れを溜めない工夫が必要です。

温度(20〜30度)

黒カビが繁殖しやすくなる温度は、25〜30度です。

人間が快適だと感じる温度は20〜30度なので、その状態が続くと繁殖しやすくなることも。冬場でも暖房で部屋全体が暖かくなったり、湯を張った浴室でも25度を超えるので年間を通してカビは生えます

湿度(70%以上)

カビは湿度の高い環境を好みます

梅雨の時期になるとカビが一気に繁殖するのは、生育しやすい高湿度の環境が整うためです。とくに日本は湿度が高くなる期間が多く、1年のうち半分以上はカビの育成に適した湿度だといわれています。

黒カビの予防策おすすめ4選【掃除が楽になる】

主な予防策は、以下の4つです。

  • 日常的に掃除する
  • 水分&湿気を除去する
  • 防カビ剤を使用する
  • 定期的に換気する

それぞれの概要を確認していきましょう。

日常的に掃除する

黒カビを予防するには、日常的な掃除が大切です。

黒カビの胞子は日常的に空気中に漂っており、ほこり等の汚れがあると付着して栄養を得て繁殖していきます。黒カビを繁殖させないためには、栄養分となるほこり等の汚れを溜めないことが大切です。

たとえば、フローリングや壁紙は、次亜塩素酸水を含ませた布でこまめに拭きましょう。薬剤の効果で繁殖を抑えられるので、カビの発生を防げます。

水分&湿気を除去する

カビが好む水分や湿気をしっかり除去しましょう

入浴後の浴室や洗濯槽などは、汚れが溜まりやすいうえに、湿度が高い環境なので黒カビが発生しやすいです。これを放置すると黒カビの繁殖につながるので、汚れを洗い流して水分を拭き取ることが大切。

また、冬場は室内外との温度差で窓ガラスなどに結露が発生します。多くの結露が発生するとカビの好む多湿な環境になるため、こまめに拭き取りましょう。

防カビ剤を使用する

風呂場やキッチンなどカビが気になる場所は、防カビ剤を使用するのがおすすめ

防カビ剤とは、カビの発生を科学的に防ぐための薬剤です。とくに黒カビは繁殖力が強力で、短期間で広範囲に繁殖することも。また、カビは奥深くまで根を張るので、通常の洗剤で完全に除去するのは難しいです。

市販でも多く販売されているので、湿気がこもりやすい場所は防カビ剤で対策しましょう。

定期的に換気する

こまめな換気は、黒カビ対策に有効です。

黒カビは湿度の高い環境を好みますが、逆に湿度が60%以下になると繁殖力が弱まります。こまめに換気することで、室内に溜まった湿度を室外に逃がせるのでカビ予防に最適です。

また、こまめな換気により、室内外との温度差が少なくなるので結露の発生も防げます。

黒カビを放置すると広範囲に繁殖!頑固な汚れは業者に

この記事では、黒カビの落とし方について解説してきました。

黒カビを掃除する際に注意したいのが、洗剤の選び方です。塩素系漂白剤や酸素系漂白剤などそれぞれ成分が異なるため、お風呂や壁紙など場所に応じて使い分けましょう。

ただ、黒カビは一度発生すると深く根を張るので、自力清掃で落ちないことも。しつこい黒カビ汚れは、業者に任せるのがおすすめです。

依頼先を決めかねている方は、業者探しを徹底サポートしてくれる「セーフリー」を活用しましょう。選択肢を提示してくれるので、希望にマッチする業者を効率よく見つけられます。気になる業者を見つけたら、まずは無料見積もりを依頼しましょう。

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黒カビの落とし方を徹底解説!お風呂や壁紙など場所別の掃除方法から予防策までのよくある質問

  • Q. 黒カビを掃除する際に適した服装はある?

    A.

    塩素系漂白剤を使用する場合は、肌に触れると荒れるので必ずゴム手袋を準備しましょう。掃除中に洗剤が飛び散って目に入る可能性があるので、眼鏡やゴーグルを着用して目を保護することが大切です。

  • Q. 黒カビと赤カビの違いは?掃除方法は異なる?

    A.

    赤カビは、酵母菌の一種です。赤カビを放置すると黒カビに繁殖するので、早めに対処する必要があります。掃除方法は、黒カビと同じです。

  • Q. 黒カビが落ちない!具体的な対処法は?

    A.

    頑固な黒カビは、自力清掃では完全に落とせない場合があります。なかなか黒カビが落ちないときは、掃除のプロに依頼するのがおすすめです。

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