戸建ての外壁

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外壁掃除を自分でやる方法を徹底解説!清掃作業のコツや長持ちする手入れも解説

2025.02.02 2025.02.07

この記事では、外壁を自分で掃除する方法について解説します。

外壁の汚れが気になってもそのまま放置する方も多いのではないでしょうか。白い壁だと、汚れが目立って外観が気になることも…。しかし、外壁は範囲が広く、長年蓄積したカビや苔はなかなか落ちないもの。

今回は、そんな外壁掃除について自分でできる範囲で、汚れ別に有効な落とし方を解説します。また、掃除の際の注意点、自分でできない範囲の安全な洗浄方法についても解説するので、ぜひ、最後までご覧ください。

外壁掃除で落としたい5つの汚れ【自力清掃でも効果あり】

外壁の汚れ

外壁掃除は定期的に行う必要があります。それは次の2つが理由です。

  • 外観が損なわれる
  • 外壁の劣化につながる

外壁は白い壁だと、藻や雨だれの跡など汚れが目立ってきて外観が悪くなります。

また、外壁の劣化は、塗装のコーティングの剥がれ、変色、ひび割れ、雨水の侵入などに発展します。さらに劣化が進むと、結果的に大掛かりな修理が必要になり、高額な費用がかかるため、定期的に掃除しましょう。

外壁の汚れは次のとおりです。

  • 排気ガスによる黒ずみ汚れ・黄ばみ
  • 苔・カビ・藻
  • 塗料の変色・日焼け・ひび割れ
  • 鳥の糞
  • 雨水による黒ずみ

詳しく解説します。

排気ガスによる汚れ・黄ばみ

都市にある外壁で多いのは、排気ガスの汚れ。交通量が多い家などは、排気ガスに含まれるススで黒っぽく汚れています。

また、排気口は直接キッチンやトイレなどの換気扇とつながっているため、ホコリや油分などの汚れが付着しやすいといえます。

このような油汚れはなかなか水洗いだけでは落としにくいのが特徴です。

苔・カビ・藻

日当たりが悪い北側の外壁は、黒いカビや緑色の藻が発生しやすい場所。カビや藻は根を張ると、どんどん広がっていきます。これらを放置すると、外壁の劣化につながります。

藻やカビも簡単には落としにくいため、放置せずに早めに掃除しましょう。

塗料の変色・日焼け・ひび割れ

塗料は長時間日光や雨にさらされるため、塗膜が劣化し外壁の変色や色褪せます。また、外壁のつなぎ目に使われているシーリング材などが劣化して、汚れが外壁についてしまう場合もあります。黒ずみやベタベタした汚れが特徴です。

塗装自体にも寿命があり、10年〜20年ほど。10年経ったら、一度メンテナンスを依頼して、塗装の塗り替えも検討してみましょう。

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さらに詳しく知りたい方はこちら

鳥の糞

鳥の糞は尿酸という酸を溶かす性質を持っています。この尿酸が外壁の塗膜を剥がしたり、手すりなどの金属部分を劣化させる原因に。手の届く範囲なら早めに対処しましょう。

また、鳥は安全だとわかると、何度も同じ場所に糞をします。糞害に発展しないよう、次の記事を参考に対策しましょう。

雨水による黒ずみ

雨水はきれいと思う方も多いかもしれませんが、実は雨が降ってくる途中で、大気中にチリやホコリ、排気ガスなどを含んでいます。外壁の黒い線のような汚れが、雨水の汚れです。この汚れも放置しておくと、落ちにくくなります。

自分でできる!外壁掃除の詳細手順【作業に必要な道具・洗剤もピックアップ】

外壁を自分で掃除する際の道具

外壁の汚れは自分でお手入れできます。掃除する目安は年に1回〜2回ほど。風のない、天気の良い日が適しています。

用意する道具

まずは、次のような道具を用意しましょう。

  • スポンジ
  • 雑巾
  • 台所用などの中性洗剤(水で10倍ほど薄める)
  • ゴム手袋やマスクの着用

水に濡れてもよい格好で始めましょう。

作業手順

汚れを落とす際は、高圧洗浄機ではなく、ホースを使うほうが、外壁を傷めずに適しています。また、使用する道具で研磨剤やタワシは厳禁です。

  1. 作業場を養生する(電源部分などカバー)
  2. ホースで上から下へ水洗いする
  3. 落ちない汚れは中性洗剤をつけたスポンジで洗う
  4. 最後に水洗いする

中性洗剤が残ると外壁を傷める恐れがあるため、しっかり水洗いします。

汚れ別で有効な洗剤

外壁の汚れ別に、有効な洗剤を試してみましょう。

汚れの原因 洗剤
土埃や軽度の汚れ 中性洗剤
苔・藻・カビ汚れ カビ・藻専用洗剤
アルカリ性界面活性剤
油、水垢 外壁洗剤
アルカリ性洗剤

藻やカビ汚れには塩素系洗剤が有効で、家庭用のハイターなどを利用して汚れを落とす方法もあります。しかし、外壁を傷める可能性があるため、外壁用の専用洗剤がおすすめです。

外壁掃除を自分でより念入りに!高圧洗浄機を使った作業手順

外壁を高圧洗浄機で掃除する人

高圧洗浄機は非常に高い水圧を使って汚れを落としてくれます。雨だれや苔・カビなどの汚れも簡単に落とせるため、非常に便利です。

家庭用の高圧洗浄機は、音や水圧等さまざまな特徴があるため、目的に合うものを選びましょう。動力別で次のような種類があります。

  • ガソリンエンジン:水圧が高く、電源がない場所でも使えるが重くて音が大きい
  • インダクションモーター(電磁気):音が静か、50Hzと60Hzで地域にあう周波数*を選ぶ
  • ユニバーサルモーター:価格が安いが、音が大きく耐久性が低い

*日本では地域によって周波数が異なり、東日本は50Hz、西日本は60Hzです。周波数が異なる家電製品を使用すると、性能低下や故障の原因になる可能性があるので、正しい周波数のものを選びましょう。

高圧洗浄機を利用する際は、外壁から20〜30cm離れた場所から噴射します。1箇所を集中してかけすぎないこと、目地(継ぎ目の部分)にかけないように注意しましょう。

また、高圧洗浄機は隣家や通行人への飛散、騒音に配慮した掃除が必要です。

外壁掃除はプロ依頼が基本!高所清掃や高圧洗浄を自力でやる4つのリスク

高圧洗浄機を自分で使う際のリスク

外壁の掃除を自分で行う際は、手で届く範囲で行うのが安全です。脚立を使うほどの高さやそれ以上の範囲は、プロへの依頼が基本です。

その理由は次のとおりです。

  • 水を使う場合に脚立を使うとすべりやすく危険
  • 外壁の状態に応じた高圧洗浄機の水圧調節が難しい
  • 素人がやって仕上がりが悪くなるケースも
  • 手が届かない範囲は掃除できない

外壁を自分で掃除する際は、できる範囲でとどめておくことが大切です。無理にこすったり、洗剤の原液をつけたりすると、かえって外壁を傷めます。劣化している部分が掃除によって、かえって悪化ケースもあるので、要注意。転倒などのリスクを考慮すると、プロへお願いするのが安心でしょう。

外壁掃除は自分でやるより高コスパ!清掃業者の選び方【3つのポイント】

外壁掃除の業者の選び方

外壁掃除を扱う業者は、清掃業者や塗装業者など数多くあります。失敗しないためには、次のようなポイントで選びましょう。

外壁掃除の専門業者か

外壁掃除は誤った方法で掃除すると、外壁を傷め、さらに劣化を進めてしまいます。高圧洗浄機での清掃は、汚れと同時に外壁材そのものを傷めてしまうため、扱い方に注意が必要です。外壁掃除の専門業者であれば、豊富な知識とスキルを活かして、最も適した手段で洗浄してくれるでしょう。

金額の内訳が明瞭か

外壁掃除の費用は、業者によって異なります。一般的な外壁掃除の目安は次のとおりです。戸建ての2階建てを想定すると、外壁面積は120㎡〜170㎡ほど。

  • 高圧洗浄:1㎡あたり100〜300円
    外壁150㎡で費用総額:15,000〜45,000円
  • バイオ洗浄*:1㎡あたり:500円〜
    外壁150㎡で費用総額:45,000円〜

*バイオ洗浄とは、カビや藻などに効果のある洗剤で、外壁への負担が少なく洗浄できます

上記以外では足場(600〜1,000円/㎡)や養生(300〜500円/㎡)する費用が加算されて、最終的な料金が決まります。業者によっては車両費(ガソリン代など)や人員(人数が増えればその分人件費が増える)が加わるケースも。

さらに詳しく知りたい方はこちら

見積もりを出された場合、上記のような費用の内訳が明記されているかを確認しましょう。また、複数社から相見積もりを取ると、相場よりも高くなりすぎず失敗を回避できます。

損害賠償補償の加入やアフターフォローがあるか

外壁清掃によるトラブルや事故を補償してくれるのが、損害賠償補償です。依頼する前に、保険に加入しているか、アフターフォローがあるか必ず確認しましょう。

保証期間内であれば、外壁の汚れの再発を無償で再洗浄したり、カビの発生に対処してくれたりしてくれます。保証期間も合わせて確認しておくとよいでしょう。

外壁掃除の面倒を減らす!ひどい汚れの予防方法【2つの必須メンテナンス】

外壁のメンテナンス

せっかくきれいにした外壁をきれいに保つには次のような予防策も重要です。

定期的にメンテナンスする

外壁を長持ちさせることは、結果的に家自体の劣化を防げます。そのためには、年に1回程度の定期的なメンテナンスは欠かせません。

とくに外壁は、雨風や日差しに直接さらされるため、汚れやダメージも大きくなります。

  • ひび割れ
  • 色褪せ
  • チョーキング*の発生
  • 塗膜の膨れ
  • 塗膜はがれ
  • 破損
  • サビの発生

*チョーキングとは外壁の塗装が劣化して、チョークのような粉状が外壁表面に現れる現象

上記のような症状が現れても、すぐに室内に雨漏りが発生するようなことにはなりませんが、修繕が必要です。

このようなダメージが発生する前に外壁掃除をしましょう。また、10年以上経過した建物は業者へのメンテナンスを頼むのもおすすめです。

汚れがつきにくい状態にする

汚れを予防するには、外壁が汚れないように工夫するのが大事です。

例えば、次のような予防は効果があります。

  • 植木や木の枝が外壁に触れないようにする(カビ対策)
  • 屋根の雨樋を掃除する
  • 防カビ塗装を行う

カビや苔などの発生を予防するには、防カビ塗装は有効です。ただし、塗装費用は30〜70万円ほどと高額。

このような汚れや塗膜の劣化を防ぐような塗料があったり、白を塗り替えて汚れを目立たなくさせたりとさまざまな方法があるので、検討するのもよいでしょう。

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このように工夫することで、外壁を汚れから守れます。

外壁掃除は自力で可能な範囲も!リスクを考えればプロ依頼が基本

外壁掃除業者

外壁は雨風にさらされ、さまざまな汚れが付着しています。汚れによる外壁の劣化を防ぐには、定期的な掃除が必要です。自分で出来る範囲で行う手段もありますが、高所など届かない部分や洗浄による劣化を避けるには、プロによる洗浄がおすすめです。

外壁洗浄業者を探すなら、専門的なスキルや知識を持ち、料金の内訳が明瞭な業者を選びましょう。セーフリーは料金だけではなく、実際に利用した方の口コミもチェックできるサイトです。ぜひ、複数の業者を検索して比較しましょう。

>>屋外清掃業者を探して相談してみる

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外壁の掃除に関するよくある質問

  • Q. 外壁掃除を自分でする方法を教えて!

    A.

    自分で掃除する場合は、手の届く範囲の汚れにとどめておきましょう。薄めた中性洗剤を使ってスポンジでこすって、ホースの水でしっかり洗い流してください。
    自分でできる!外壁掃除の詳細手順【作業に必要な道具・洗剤もピックアップ】

  • Q. 外壁の掃除を依頼すると料金はいくらですか?

    A.

    戸建ての2階建てを想定した洗浄であれば、外壁150㎡で費用総額は15,000〜45,000円ほどです。
    金額の内訳が明瞭か

  • Q. 外壁の苔はどうやって落とすの?

    A.

    外壁の藻は外壁専用洗剤を使用すると落ちます。界面活性剤やアルカリ性の洗剤など、さまざまな洗剤が販売されています。

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