2023.10.02 2023.10.02
平均的な寿命は長くありませんが、繁殖力・身体能力が高く、住み着いている個体によっては寿命も短いとは限りません。そのため、とにかく早めに駆除することが大切です。
この記事では、被害につながりやすいクマネズミの特徴から駆除の方法まで詳しく解説します。ぜひお役立てください。
目次
クマネズミの寿命はどれくらい?
クマネズミの寿命は、1~3年とされています。
住宅に住み着くネズミはクマネズミのほかにハツカネズミやドブネズミがいますが、これらのネズミと同程度です。
特に体が大きなクマネズミは、3年以上生きることもあります。
寿命は決して長くない!クマネズミの特徴とは?
1~3年とそこまで寿命は長くないクマネズミですが、繁殖能力が高いことが特徴です。
産まれて間もなくすると繁殖を始めて1回の妊娠で約6頭もの子どもを出産し、1年間で5~6回妊娠・出産を繰り返すため、1頭あたりの寿命は短くてもネズミはどんどん増えてしまいます。
また、クマネズミを含む「家に住み着くネズミ」は、冬眠しません。
野生で自然の中で生きるネズミは冬眠できなければ凍死することもありますが、暖かい家の中で暮らすクマネズミは冬の間も通常通り活動するという特徴があります。
寿命まで待つのはリスクあり!クマネズミが家にいると危険な理由
「1年程度の寿命なら、駆除しなくても待てばいなくなる」と考える人もいるかもしれませんが、実際はそんなことありません。
寿命は短いものの繁殖能力が高いクマネズミが家に住み着くことには、下記の危険があります。
- どんどん増える
- 家をかじられる
- 食料を食い荒らされる
- 感染症を媒介することがある
- 漏電や火事が起こることがある
どんどん増える
繁殖能力が高いクマネズミを駆除せずに放置すると、まさにネズミ算式に数が増えていきます。
時間が経てば経つほど数は増えていくので、わずか数匹入り込んだだけでも、気が付いた時には数十匹、数百匹などに増えることも珍しくありません。
家をかじられる
クマネズミは硬いものをかじる習性があるため、壁や柱などをかじってしまいます。
かじられた部分は強度が下がるだけでなく、資産としての価値も下がってしまう可能性があります。
食料を食い荒らされる
密閉されていない食料は、クマネズミにとって最高のエサです。
備蓄用として保管しておいた食料も、クマネズミによって食い荒らされてしまうこともあるでしょう。
感染症を媒介することがある
クマネズミは、糞尿を撒き散らしながら移動します。
この糞尿には病原菌が含まれることが多く、直接触ると危険です。
またクマネズミの体にもさまざまな病原菌が付着しているため、素手で触ると感染症にかかるリスクがあります。
漏電や火事が起こることがある
クマネズミは、壁や柱だけでなく電気ケーブルや配電盤もかじってしまいます。
かじられると漏電してしまうだけでなく、場合によっては火事になってしまうこともあるため注意が必要です。
寿命を待つより行動!クマネズミの駆除方法
クマネズミを見つけたら、寿命を迎えるのを待つよりも、すぐに駆除することが大切です。
数が増えるとより駆除に手間がかかるため、なるべく早く駆除するようにしましょう。
- 罠をしかけて捕らえる
- 毒餌を置く
- 忌避アイテムを使う
- 業者へ駆除を依頼する
罠をしかけて捕らえる
クマネズミが通る可能性がある場所に罠をしかけておけば、捕獲しやすくなります。
- 捕獲用のカゴ
- 粘着シート
上記のような罠を、クマネズミの糞尿がよく落ちている場所や巣の近く、足跡がある場所などに仕掛けておきましょう。
クマネズミは高所を好む傾向が強いので、黒ずみが目立つ天井付近などに設置するのも効果的です。
罠をしかける場合、捕獲したネズミを自分で処理しなければなりません。
毒餌を置く
クマネズミの好物に毒を仕込んだ「毒餌」を仕掛けるのも、駆除方法の1つです。
毒餌ならば罠のようにネズミを処理する必要はありませんが、死骸を処分する必要があります。
また、死骸がなかなか見つからず腐敗臭やダニに悩まされることもあるため注意しましょう。
毒餌は、ペットや幼い子どもがいる家庭では使いにくいこともデメリットです。
忌避アイテムを使う
クマネズミが嫌がるニオイや音を使った忌避アイテムを使うと、簡単に追い出すことができます。
忌避アイテムにはスプレーや燻煙タイプなどさまざまな種類があり、状況に合わせて使い分けられることがメリットです。
ただし、忌避アイテムによってクマネズミは完全に駆除できるわけではありません。
忌避アイテムはあくまでも追い出すのみなので、また戻ってくる可能性があるためです。
クマネズミによる被害をなくすためには、確実に駆除することが大切です。
業者へ駆除を依頼する
1匹残らず確実に駆除するなら、専門の業者への依頼がおすすめです。
業者へ依頼すれば、クマネズミを処理したり死骸を処分したりする手間がありません。
また、直接触れて感染症になるリスクもないため、安全に駆除できます。
自分で駆除することもできますが、数匹でも残ればまた増えるリスクがあるため、ぜひ専門の業者へ依頼して一掃してもらいましょう。
寿命関係なし!クマネズミの被害を予防する方法
クマネズミが住み着くと、感染症や火事などの重大なリスクを抱えることになります。
クマネズミによる被害を予防するためには、下記の対策を講じましょう。
- 進入路をふさぐ
- 食料になるものを放置しない
進入路をふさぐ
クマネズミを住み着かせないために最も重要なのは、家への侵入を許さないことです。
ほんの数cmほどの隙間や割れ目があれば侵入が可能なので、まずは進入路がないか徹底的にチェックしてみましょう。
進入路になりそうな場所を見つけたら、すべてを確実に埋めて入ってこられない状況にすることが大切です。
進入路が見つからない場合は、下記記事をお役立てください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ラットサインとは?それぞれの特徴と対処法をご紹介【一覧で詳しく解説】
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食料になるものを放置しない
たとえ家に侵入しても、食料がなければクマネズミは生きていけません。
2~4日食べないと死んでしまうとされているため、食料を与えないことが重要です。
購入してきた袋のまま放置するとかみちぎられて食い荒らされてしまうため、タッパーなどに入れて密閉し、冷蔵庫などで保管しましょう。
クマネズミの寿命は1~3年!駆除は業者へ依頼しよう
クマネズミは1~3年の寿命とされていて、一般家庭では火災や感染症の媒介などさまざまなリスクをもたらします。
寿命が来るまでどんどん繁殖して数が増えてしまうリスクもあるため、発見したらすぐに駆除することが重要です。
確実に駆除するなら、専門の業者へ依頼するのがおすすめです。
クマネズミの寿命はどれくらい?放置するリスクと駆除する方法を解説のよくある質問
-
Q. クマネズミの寿命はどれくらい?
A.クマネズミの寿命は、1~3年とされています。
-
Q. クマネズミは飲まず食わずで何日生きられる?
A.クマネズミは、何も食べなければ2~4日しか生きられません。
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