分解掃除するウォシュレット

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【尿石落とし完全版】トイレ掃除の厄介者!固まったしつこい汚れを取り切るコツ

2023.11.08 2023.12.05

トイレにこびりついた落ちない「尿石」。

尿はねや黒ずみとは違って、簡単には落ちてくれません。

この記事では、そんな尿石も簡単に落とせる方法をご紹介しますので、これからトイレ掃除をされる方は必見です!

後半では、どうにも取れない場合の依頼先として、専門の業者を紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

掃除が大変なトイレの尿石!原因は何?

二人暮らしでトイレ掃除をするシーン

尿に含まれるカルシウムイオンが炭酸などと反応し、カルシウム化合物となり便器に付着しているものです。
便器に付着している黄ばみが尿石です。

長期間尿ハネによる汚れが蓄積されていくと、頑固で硬い尿石がこびりついてしまうのです。

トイレ掃除で尿石を落とす方法【基本の簡単手順】

トイレのウォシュレットを掃除するシーン

まずは、尿石を落とす際に必要な道具を揃えましょう。

尿石を落とす基本的な方法からご紹介していきます。

用意すべきお掃除グッズ

  • 尿石除去剤
  • ゴム手袋
  • ブラシ又はたわし

尿石の除去方法は大きく2つに分かれます。

一つずつご紹介します。

すぐ除去したいなら「尿石除去剤(液体タイプ)」

  1. 尿石の付いた部分を水気をしっかり取る
  2. トイレットペーパーを患部が隠れるよう全体を覆う
  3. 尿石除去剤をかけ浸透するまで数分置いておく
  4. その後水で流し、固めのブラシなどでこする

液体タイプは即効性があるので数分で除去が可能です。

しかし、固めのブラシで擦らないといけないため、便器やコーティングを傷つけてしまう場合があります。

どうしても取れない尿石汚れを取り除く場合にのみ、使用しましょう。

楽にしっかり除去したいなら「尿石除去剤(ジェルタイプ)」

  1. 尿石除去剤を患部にかけて30分〜数時間放置する
  2. 水で流す

ジェルタイプは放置するのでブラシなど準備物が少なく作業も少ないです。

尿石除去剤は先が細いものが多く、ブラシの届かない所にも直接かかるので便利ですよ。

しかし、数時間放置しないといけないため、落とすのに長時間かかってしまうのがデメリット。

短時間で済ませたい方は、液体タイプをおすすめします。

トイレ掃除尿石を取る便利アイテム3つ

ウォシュレット掃除に必要な道具

尿石汚れのレベル別に、簡単に尿石を取るアイテムを3つご紹介します。

  • クエン酸
  • メラニンスポンジ
  • サンドペーパー

便利アイテム①:クエン酸

クエン酸はトイレのニオイの元であるアンモニアを中和するので、ニオイ取りに最適です。

また、軽度の尿石汚れを取り除くのにも使えるので、クエン酸水を使って汚れを落としましょう。

スーパーやドラッグストアで販売しているので、手に入りやすいですよ。

用意するもの

  • クエン酸小さじ一杯
  • 水200㏄
  • スプレーボトル
  • トイレットペーパー
  • ゴム手袋

手順

  1. スプレーボトルにクエン酸と水を入れて、溶け残りがなくなるまで混ぜる
  2. 尿石汚れが気になる箇所にクエン酸水を吹きかける
  3. トイレットペーパーを貼り付け、さらにクエン酸水をスプレーする
  4. 30分放置して拭き取る
  5. トイレットペーパーはそのままトイレに流す

クエン酸水を作る際、濃度を濃く作ってしまうと、便器を傷めてしまう恐れがあります

クエン酸水は保存が可能ですが、1週間から2週間ほどしか持たないので、一回で使いきれる量を作りましょう。

便利アイテム②:メラミンスポンジ

軽度の尿石汚れは、メラミンスポンジでこするだけで比較的簡単に落とせます。

中性洗剤を使って汚れを擦ってみましょう。しかし、メラミンスポンジは硬く材質によっては傷つきやすいので、優しく擦ります。

光沢のあるステンレスやプラスチック、防菌・防臭加工した便器などには使用しないで下さい。

便利アイテム③:サンドペーパー

洗剤でもスポンジでも取れない、長期間蓄積された頑固な尿石汚れには、最終手段としてサンドペーパーがおすすめです。

ドラッグストアで尿石汚れ用のサンドペーパーも販売されています。

使い方はシンプルで、水をつけて湿らせたサンドペーパーを、直接尿石汚れに当ててこすりましょう。

この方法が一番簡単で、短時間で落とせる方法ですが、便器が傷ついてしまいます。

傷ついた便器にさらに汚れが溜まると、掃除が大変です。

時間が無くやむを得ない場合にのみ、サンドペーパーを使用しましょう。

トイレ掃除で尿石を取る際のおすすめ洗剤3選

100均の洗剤を使ったトイレ掃除

軽度の尿石汚れには、酸性洗剤が効果的。

尿石は酸性条件下で溶け出すため、酸性洗剤を使用することで、尿石を除去しやすくなります。

ここでは、尿石が取れやすい酸性洗剤を3つご紹介するので、参考にしてください。

  • サンポール
  • デオライト
  • トイレのルック

サンポール

尿石汚れを落としてくれる酸性洗剤として有名なのが「サンポール」です。

尿石部分にまんべんなくかけることで、数分放置するだけで尿石汚れが溶けだします。

ただし、それだけ強力な洗剤なので、毎日の掃除には適していません。サンポールを使いすぎると、便器のコーティングが剥がれてしまう可能性があります。

また、サンポールは酸性洗剤です。塩素系の洗剤と一緒に使うと、有毒ガスが発生するので、同時使用は絶対にやめましょう。

便器が痛まないように、サンポールの使用頻度は月に1~2回程度にしましょう。

デオライト

つまり取り洗剤として販売されていますが、尿石を溶かして、頑固な汚れや悪臭も除去する洗剤です。

高い洗浄力を維持しつつ、 医薬用外劇物に指定されない成分が配合されています。主に業務用として出回っているため、すぐに手に入れることは難しいでしょう。デオライトも強力な洗剤なので、毎日の掃除には適していません。

塩素系の洗剤と一緒に使うと有毒ガスが発生するので、一緒に使うことは絶対にやめましょう。

トイレのルック

フチ裏などの手の届きにくい箇所の尿石も、かけやすい注ぎ口です。

液体の色が青色でかかっていない箇所の確認もできるので、初めての方にもおすすめ。尿石汚れに強い酸性タイプで、トイレのニオイや黄ばみの原因となる、尿石を強力に溶かします。

塩素ガスが発生しないタイプの酸を使用しているので、「まぜるな危険」表示がなく、安心して使えますよ。

以上3つの酸性洗剤をご紹介しました。

いずれも、尿石に直接洗剤を塗布し、そのまま水で流しても効果はありますが、一定時間放置した後にブラシやスポンジでこすり洗いをすると、尿石の除去効果が一層高まりますよ。

トイレ掃除で尿石を落とすときのポイント3選

ドブネズミを駆除するポイント

ここでは、尿石を落とすときの注意点やポイントを3つご紹介します。

ポイントをつかめば、尿石を取り除くのは簡単ですので、ぜひ参考にしてください。

傷がつかないように注意!

尿石を取り除くときに便器に傷が出来やすい原因は、ブラシやたわしなどでこする際がほとんどです。

一度ついてしまうと傷の補修は出来ません。

さらに、傷から汚れが付着したり、錆びたりする恐れがあるので、尿石を取り除く場合は十分注意して作業しましょう。ブラシやたわしなどで便器をこする際は水分を常にしっかりと含んだ状態で優しくこする事を意識して作業を行ってください。

薬剤で尿石を取るときの注意点

尿石の除去を行った後は便器を水で流しましょう。

薬剤が便器に残っていると、便器を傷める可能性があるためです。

他にも、塩素系の薬剤(漂白剤や次亜塩素酸など)と混ぜると有毒な塩素ガスが発生してしまうため、絶対に混ぜないように注意しましょう。

使用する洗剤によって用法用量は違いますので、説明書をよく読み、正しく使用してください。

尿石はつけ置きで落とすのがポイント

便器を清潔に保つには、尿石除去剤を時間をかけてつけ置きをし、尿石を除去するのが便器にも優しく効率の良い掃除方法です。

ブラシでこする時間が少ない方が、傷をつけるリスクも減ります。
面倒でも、長時間つけ置く方法がおすすめです。

トイレの尿石掃除を減らしたいなら【尿はねの予防法3選!】

分解掃除するウォシュレット

尿石は時間が経過するほど、頑固で落ちにくい汚れになります。早めの対処や予防が肝心です。

ここでは、簡単に尿ハネを予防できる3つの方法をご紹介します。

予防法➀:便器に座って用を足す

立って用を足すと、尿ハネは避けられません。

座って用を足すことで、便器の水や便器に尿が当たるまでの距離を縮められる分、その跳ね返りである尿ハネを軽減できます。

100%跳ねないとは言えないですが、一番簡単で効果の高い方法です。

予防法➁:こまめな拭き掃除をする

尿石は長期間尿汚れが蓄積されたことによって発生します。

トイレを使ったその都度に拭き掃除とまでは言いませんが、週に1回トイレ用シートで拭き掃除をするだけでも、尿石化を予防できます。

こまめなお手入れが、毎日使うトイレを快適にするのです。

予防法③:尿ハネ防止シートを使う

便器に座るのに抵抗がある、こまめな掃除は面倒という方には「尿ハネ防止シート」がおすすめです。

尿ハネが多い便器のふちに、貼ってはがせるタイプのシートを貼るだけで、掃除の頻度がぐっと減らせますよ。

 汚れたら中性洗剤で洗って、また便器に貼るだけでくり返し使えます。

トイレの尿石掃除に困ったら!プロの業者へ相談を

冷蔵庫のドレンホースの掃除の仕方が分からない場合にプロへ相談するシーン

自分で尿石が取れない場合は、尿石除去の専門業者に依頼して尿石を落としてもらうのが最適です。

尿石がうまく除去できないからと言って何度も強力な洗剤やサンドペーパーを使用してしまうと、便器を傷つけてしまう恐れがあります。状況によって変動はありますが、尿石の除去は業者に依頼しても8,000円程度で解消してもらえます。

自分で何度か掃除して汚れが解消されないのであれば、便器が傷まないうちに尿石除去の専門業者に依頼することをおすすめします。

【尿石落とし完全版】トイレ掃除の厄介者!固まったしつこい汚れを取り切るコツのよくある質問

  • Q. すぐに尿石汚れを落とす方法は?

    A.

    尿石除去洗剤の液体タイプは、即効性があるので数分放置すると除去が可能です。しかし、固めのブラシで擦らないといけない為、便器やコーティングを傷つけてしまう恐れがあります。どうしても取れない尿石汚れを取り除く場合にのみ、使用しましょう。

  • Q. トイレ掃除で軽めの尿石を簡単に落とす方法はありますか?

    A.

    軽度の尿石汚れには、酸性の洗剤を使用することが効果的。クエン酸はトイレのニオイの元であるアンモニアを中和するので、ニオイ取りに最適です。また、軽度の尿石汚れを取り除くのにも使えるので、クエン酸水を使って汚れを落としましょう。

  • Q. 薬剤で尿石を取るときの注意点は?

    A.

    尿石の除去を行った後は便器を水で流しましょう。薬剤が便器に残っていると、便器を痛める可能性があるためです。他にも、塩素系の薬剤(漂白剤や次亜塩素酸など)と混ぜると有毒な塩素ガスが発生してしまう為、絶対に混ぜないように注意しましょう。

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