2024.02.05 2024.09.04
この記事では、2人暮らしの引っ越し費用相場を徹底解説します。
安く引っ越しをするコツ、引っ越しを依頼する業者を選ぶポイント、2人暮らしを始める際の初期費用など、役立つ情報満載です!
これから2人暮らしを始める予定の方、引っ越しを検討中の方は必読ですよ。
目次
2人暮らしの引っ越しの費用は?「相場」を徹底解説!
それでは、さっそく2人暮らしの引っ越し費用の相場について解説します。
引っ越し費用を決めるのは、一般的には以下の3つです。
- 引っ越し先までの距離
- 荷物の量
- 稼働時間
以上の3つに加え、引っ越しの時期やオプションなどで追加料金が発生します。
荷物の量は、通常は間取りに比例するため、今回は、間取り別に2人暮らしの引っ越し費用の相場をご紹介していきますね!
1DKの引っ越し
まずは、1DKの引っ越しの費用の相場を見ていきましょう。
(運搬距離) | 通常期(5月~2月) | 繁忙期(3月、4月) |
---|---|---|
同一市町村程度 10~29km |
7万円前後 | 10万円前後 |
同一都道府県程度 30~49km |
9万円前後 | 12万円前後 |
同一地方程度 50~99km |
10万円前後 | 14万円前後 |
近隣都道府県程度 100~299km |
12万円前後 | 18万円前後 |
近隣地方程度 300~399km |
15万円前後 | 25万円前後 |
遠距離地方程度 400~500km以上 |
20万円前後 | 30万円前後 |
※費用はあくまで相場です。混雑状況などによって前後することがありますので、最終的な料金は各業者にお問い合わせください。
2DKの引っ越し
次は、2DKの引っ越しの費用の相場を見ていきましょう。
(運搬距離) | 通常期(5月~2月) | 繁忙期(3月・4月) |
---|---|---|
同一市町村程度 10~29km |
8万円前後 | 10万円前後 |
同一都道府県程度 30~49km |
10万円前後 | 12万円前後 |
同一地方程度 50~99km |
12万円前後 | 14万円前後 |
近隣都道府県程度 100~299km |
14万円前後 | 18万円前後 |
近隣地方程度 300~399km |
17万円前後 | 27万円前後 |
遠距離地方程度 400~500km以上 |
22万円前後 | 35万円前後 |
間取りが広くなると、その分荷物も増えることから、料金も高額になるのが一般的です。
ただし、引っ越し業者の中には、間取りは関係なく荷物の量で費用が決まる業者もあります。
荷物が少なければ、2人暮らしでも単身パックが利用できる業者もあるため、チェックしましょう!
2人暮らしの引っ越しの費用の「内訳」相場は?
読者の方の中には、引っ越しの費用の相場を見て、内訳が知りたいと思った方いらっしゃるのではないでしょうか?
引っ越しの費用の内訳は以下です。
- 作業員の人数
- トラックのサイズ
- 移動時間
- 階数・エレベーター・駐車場の有無
- 追加料金
それぞれ詳しく説明していきますね!
作業員の人数
2人暮らしの引っ越しの際は、通常はは2~4人の作業員が対応します。
しかし、作業員の人数は、荷物の量、エレベーターの有無などによって変わります。
また、荷物の運搬の他に、梱包、清掃、片付けなどのオプションサービスを利用する場合は、作業員の人数も増えるのが一般的です。
作業員が増える場合は、1人につき4,000円前後の追加料金が発生します。
トラックのサイズ
引っ越しの費用を決める上で、大切なポイントになるのがトラックのサイズです。
トラックが大きくなれば、それに伴い料金もアップします。
トラックの種類と料金の相場は、以下を参考にしてください。
2tショート0.5〜1台 | 2tショート〜2tロング | 2tロング〜2tロングワイド | |
---|---|---|---|
料金 | 1万8000円〜3万円 | 2万2000円〜3万5000円 | 3万円〜5万円 |
2人暮らしの引っ越しの場合は、2tショートかロングが使用されるケースが多いですが、荷物の量によって変動します。
また、ピアノの運搬は、別途トラックが必要になるため、追加料金が発生するため、専門業者に依頼した方が安くなるケースもあるでしょう。
移動時間
引っ越し先までの距離も、引っ越しの費用を決定する上で大切な項目です。
引っ越しが遠方であればあるほど、移動時間がかかるため費用も高額になります。
実は、引っ越し作業の際の移動時間と費用は、国土交通省が基準を定めています。費用の算出方法は「時間制」と「距離制」があり、移動距離が100㎞以内の引っ越しには時間制が適用されます。
基準は以下をご覧ください。
1t〜2t車まで | 3t〜4t車まで | 5t〜6t車まで | |
---|---|---|---|
4時間制 | 1万3150円~20,360円 | 1万6000~2万4000円 | 1万7940円~2万6900円 |
8時間制 | 2万2650円~3万3970円 | 2万6670円~4万10円 | 3万1390円~4万7090円 |
8時間を超え1時間増すごとに | 2270円~3,410円 | 2,590円~3,890 円 | 3,110円~4,670円 |
(※引用:国土交通省近畿運輸局HPより)
移動距離が100㎞を超える引っ越しは、距離制が適用されますので、以下を参考にしてください。
1t〜2t車まで | 3t〜4t車まで | 5t〜6t車まで | |
---|---|---|---|
100km〜110kmまで | 2万5040円~3万7560円 | 2万8500円~4万2740円 | 3万4650円~5万1970円 |
140km〜 150kmまで |
2万9230円~4万3850円 | 3万3300円~4万9940円 | 4万480円~6万720円 |
190km〜 200kmまで |
3万4480円~5万1720円 | 3万9270円~5万8910円 | 4万7740円~7万1620円 |
200km〜500kmまで (20km増すごとに) |
1,840円~2,760円 | 2,100円~3,160円 | 2,580円~3,860円 |
500km〜 (50km増すごとに) |
4,620円~6,940円 | 5,250円~7,870円 | 6,420円~9,640円 |
(※引用:国土交通省近畿運輸局HPより)
上記の基準を把握しておけば、だいたいの費用の目安がわかります。
業者が作成した見積もりが、相場を大きく上回る場合などは、上記の基準と照らし合わせてみましょう。
階数・エレベーター・駐車スペースの有無
引っ越しの費用は、階数・エレベーター・駐車場の有無によっても変動します。
特に、エレベーターがなく階段を利用して作業する場合は、作業員の数も増えることが予想されるため、費用もアップするでしょう。
同様に、トラックを駐車するスペースが近くにない場合も、作業時間が増えるため、それに伴い料金も高額になります。
オプション
引っ越しの際に、オプションを利用すると追加料金が加算されます。
引っ越し業者が提供するオプションの一例をご紹介します。
- 段ボール・ゴムテープの提供
- 梱包
- 片付け
- 不用品回収
- ハウスクリーニング
業者によっては、段ボールやゴムテープを無料提供してくれたり、基本作業に荷物を運び出した後の軽清掃が含まれるケースもあります。
基本作業の内容は見積もりに記載されているため、依頼する前にしっかり確認しましょう!
2人暮らしの引っ越しにかかる初期費用は?「相場」の実例
2人暮らしに限らず、引っ越しは引っ越し料金だけを支払って終わり、ではありません。
新生活を始めるには、何かとお金がかかるものです。
そこで、ここでは2人暮らしの引っ越しにかかる初期費用について解説します。
引っ越しにかかる初期費用は?
引っ越しの際にかかる初期費用は、基本は以下の合計です。
- 引っ越し費用
- 物件の契約費用
- 家具や電化製品などの購入費用
賃貸物件の場合は、敷金・礼金・仲介費用で家賃の5か月分に入居月の家賃を加えて、合計家賃6か月分ほど必要なことが多いでしょう。
家具や電化製品などは、購入するものによって異なりますが、2人とも実家からの引っ越しの場合は1から揃えるため、平均30万円程度かかります。
2人暮らしの引っ越しの費用の実例
ここでは、2人暮らしの引っ越しの初期費用について実例をもとに解説します!
「県内の賃貸物件(1DK)で2人暮らし」の場合について見ていきましょう。
2人暮らしカップルがオフシーズンに県内へ引越しする際の相場は、前項の相場から約7万円です。家賃を7万円、電化製品など一式揃えると仮定すると、「7万円+42万円+30万円=79万円」となります。
ただし、2人のうち一方が一人暮らしからの引っ越しの場合は、家電購入費用などは大幅に削減できるため、50万程度までに抑えることもできるでしょう。
単身の引っ越しに比べ、2人暮らしの引っ越しは何かとお金がかかるもの!
出費を抑えるためにも、できるだけ引っ越し用費用は安くすませましょう。
2人暮らしの引っ越し費用を相場より「安くするコツ」5選
ここでは、2人暮らしの引っ越しの費用を相場より安くするコツを解説します!
引っ越しの費用を抑えるコツは以下です。
- 複数の引っ越し業者に見積もりを依頼する
- 荷物をできるだけ減らす
- 料金が安い時期や時間帯を選ぶ
- 業者の割引を利用する
- できる範囲で自力で作業する
それでは、詳しく見ていきましょう。
複数の引っ越し業者に見積もりを依頼する
引っ越し業者は、複数の業者に見積もりを依頼し比較・検討しましょう。
通常、引っ越し業者は無料で見積もりをしてくれるため、複数の業者に依頼すれば、安い業者が一目瞭然です。
現場見積もりが負担に感じる方は、ネット見積もりでも、ある程度料金を把握できるため、気になる業者には積極的に見積もりを依頼しましょう。
引っ越し業者の中には、自社より安い見積もりを提示すると、値引き交渉に応じてくれるケースもありますよ!
荷物をできるだけ減らす
引っ越しの費用は、荷物の量によって、作業時間や使用するトラックの大きさが異なるため、荷物が減れば料金も安くなります。
通常、2人暮らしの引っ越しは段ボール30個前後です。
しかし、荷物を20個前後まで減らすと、単身者用引っ越し料金が適用される可能性も!これだけで数万円安くなります。
荷物が少ないと引っ越し後の片づけもスムーズですので、この機会に断捨離するのもおすすめですよ!
オフシーズンや時間帯を選ぶ
引っ越しの費用は、同じ荷物の量・距離であってもオフシーズンと繁忙期では大きく異なります。
特に、荷物が多く、遠距離の場合は10万円以上の差が生じることも!
一般的に、料金が安いオフシーズン・時間帯は以下です。
- 3月・4月以外の月
- 平日9~17時まで
一方、進学や転勤で引っ越しが多い3月・4月は、引っ越しの依頼が集中する繁忙期。引っ越し料金が10~30%以上も上がります。
また、通常期や閑散期であっても、週末や平日であっても夜間は追加料金がかかる業者も!繁忙期に引っ越さなくてはならない方は、なるべく早く予約をするか、平日を狙うと多少は安くなるでしょう。
業者の割引を利用する
引っ越し業者の中には、割引制度を実施している業者もあり、利用することで相場より安く依頼できます。
業者の実施している割引には、以下のものがあります。
- 初回割引
- 紹介割引
- 早割り
- SNS割引
- リピート割引
割引内容は業者によって異なりますが、最大1万円以上お得になることもあるため、上手に利用したいものです!
できる範囲で自力で作業する
引っ越し業者の費用を安く抑えるには、出来る範囲で自力で作業するのもおすすめです。
梱包を自分でする、段ボールを1階まで降ろす、などの工夫で費用が安くなる可能性があります。
また、引っ越しの際に出る不用品を捨てるのではなく、買い取ってもらうことも検討しましょう。
不用品回収業者やリサイクルショップに買い取ってもらえば、荷物が減る上、臨時収入になり一鳥二石ですよ!一部の引っ越し業者は、状態の良い家電や家具を買い取りを実施していますので、上手に利用しましょう。
【費用相場がわかったら】2人暮らしの引っ越しに最適な業者の選び方
2人暮らしの引っ越しの費用の相場や、安く依頼するコツはご理解いただけたはずです。
しかし、肝心なのは「どの引っ越し業者を選ぶか」です!
そこで、ここでは、引っ越し業者を選ぶポイントをご紹介します。
自分が求めるサービスを実施している
引っ越し業者は、それぞれ提供しているサービス内容が異なります。
以下のサービスは、業者によっては対応していません。
- 荷物の梱包
- 不用品回収
- ハウスクリーニング
- 買い取り
- 荷ほどき・片付け
多忙で十分に引っ越しの準備の時間が取れない方は、以上のサービスを利用することで、引っ越しの負担が軽減しますよ!
引っ越し業者を選ぶ際は、自分が必要なサービスを提供しているかを確認しましょう。
料金設定が適正
引っ越し業者を選ぶ際は、どうしても安さに目が行きがちです。
しかし、「格安」をウリにしている業者の中には、悪質な業者も含まれるため注意しましょう。
本来は資格が必要な不用品回収を無資格で行う違法業者や、見積もりとは違う高額を請求する悪徳業者などの多くは、「〇〇円ポッキリ」など、格安を謳っています。
2人暮らしの引っ越し費用の相場に比べ、不自然に安い業者は選ばない方が賢明です。格安業者でなくても、先ほどご紹介した安く依頼するコツを使えば、優良業者をお得に利用できますよ!
大手か地元密着業者かを決める
引っ越し業者は、全国展開している大手業者と、地元密着業者の2つに分けることができます。
それぞれのメリット・デメリットを表にしました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
大手引っ越し業者 | プランやメニューが豊富 | 料金がやや高額 |
地元密着業者 | 料金交渉がしやすい・近距離の引っ越しがリーズナブル | 遠距離の引っ越しは高額になりがち |
近距離の引っ越しの場合は、地元密着業者の方が融通が利くのでおすすめ。
一方、遠距離の引っ越しは、大手の方が結果的にコスパが良いこともあり検討の価値があります。
対応が丁寧
引っ越し業者を選ぶ時は、問い合わせをした時の対応もチェックしましょう。
- メールの返信がスピーディー
- 契約を急かさない
- 見積もりが丁寧
- 現場見積もりの時間を厳守する
上記の点をチェックしつつ、対応の良い業者を選びましょう。
見積もりを作成しない、出張見積もりに遅刻する業者は、電話での対応がずさん、作業員の態度が悪い業者などには注意しましょう。
悪質業者の可能性もあるため、選ばない方が賢明です。
ネットの口コミ評価が高い
引っ越し業者を選ぶ際は、ネット上の口コミ評価も確認しましょう。
口コミが全て真実とは限りませんが、悪い口コミが目立つ業者は避けるのが無難です。
業者の口コミは以下で確認できますよ!
- 業者のHP
- ランキングサイト
- 口コミサイト
- Googleレビュー
- SNS
できるだけ多くの媒体をチェックして、口コミ評価が高い業者を選びましょう。
2人暮らしの引っ越し費用の相場はやや高め!安く抑えるには…
2人暮らしの引っ越し費用の相場は、単身に比べると高くなります。
しかし、新生活にはいろいろお金がかかるもの!
引っ越し費用はなるべく安く抑えたいものです。
セーフリー掲載業者は、コスパに自信のある業者が多数ですので、お得に2人暮らしの引っ越しができますよ!
気になる引っ越し業者が見つかったら、ぜひ無料で見積もりを依頼しましょう!
2人暮らしの引っ越し費用の相場は?【安く抑えるコツも】のよくある質問
-
Q. 2人暮らしの引っ越し費用相場は?
A.2人暮らしの引っ越し費用は7万円~30万円前後と、間取りや引っ越しの時期で大きく変わります。
-
Q. 引っ越しの費用を相場より安く依頼することは可能?
A.繁忙期を避ける、荷物を減らす、業者の割引を利用するなどのコツを組み合わせれば、相場より安く依頼できるでしょう。
-
Q. 引っ越し業者を選ぶポイントは?
A.適正料金である、自分が求めるサービスに対応している、口コミ評価が高いなどの条件を満たす業者がおすすめです。
引っ越し費用の
地域からおすすめ業者を探す
引っ越し費用の関連記事
-
引っ越し費用の計算方法|内訳から時期・距離別の費用相場&節約方法も紹介
-
一人暮らし(単身)の引っ越し費用相場は?【安く抑える方法も徹底解説】
-
引っ越し費用はどこまで会社負担?自己負担額や料金相場をチェック
-
引っ越し費用が足りない!5つの対処法と節約方法を徹底解説
-
一人暮らしの引っ越しに使える補助金・助成金一覧!費用を抑える方法も
-
引っ越しで受け取れる補助金・助成金とは|対象になる人や条件を解説!
-
引っ越し費用を抑えるための12のコツ【とことん節約したい人必見】
-
ワンルーム(1R)や1K/1DKの引っ越し費用相場は?安く抑えるコツまで徹底解説
-
引っ越し給付金とは?単身世帯から子育て世帯まで活用できる支援制度を紹介
-
引っ越し初期費用は分割払い可能?クレカが無い場合の対処法や注意点も解説