2024.07.15 2024.11.29
この記事では、引っ越し初期費用を分割する方法について徹底解説します。
家賃の約4~5 倍程度はかかることが多い「初期費用」。賃貸物件の引越では、できるだけ費用を抑えて、引っ越し後の生活に備えたい方も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな引っ越し初期費用の賢い分割方法をご紹介します。
記事後半では、分割時の注意点や、初期費用を払えそうにない場合の対処法にも触れますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
引っ越しの初期費用を分割払いする2つの方法
まずは、引っ越し費用を分割払いする2つの方法からご紹介します。
クレジットカードを使用する
クレジットカードを作っていれば、クレジットカードを使った分割払いが一番手軽です。引っ越し費用の決済時に、支払い回数を指定して手続きを進めましょう。
その際、引越し業者が一括支払いにしか対応していない場合でも、ほとんどのクレジットカード会社が決済後の分割支払い変更に対応してくれます。後から分割支払いに変更する際は、電話やクレジット会社のホームページから申し込みましょう。
なお、引越料金のクレジットカード決済を受け付けている引越し業者の代表例は、以下の通りです。
- 日通
- アート引越センター
- サカイ引越センター
- アーク引越センター
案外かかる引っ越し後の生活費を考えると、分割払いで引っ越し時のまとまった出費を控えるのは、大変有効です。ぜひ活用してみてください。
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不動産会社に相談する
引っ越しでは、荷物の運搬以外にも入居にもまとまった費用がかかります。
不動産会社に相談して、入居時の費用を分割払いする際は、以下の2点をよくチェックして物件や不動産会社を選びましょう。
- カードでの支払いに対応可能な不動産会社をリサーチする
- 分割支払い可能な物件を探す
各不動産会社のサイト内に物件が多数掲載されているので、その中から分割払いに対応している物件を探しましょう。
また物件サイト内に「分割払い可能」と記載されていない物件でも、個人のオーナーであれば交渉次第で分割払いに対応してくれる場合もあります。個人オーナーの物件で分割払いが必要なら、一度相談してみるといいでしょう。
引っ越しの初期費用は全て分割できる?【内訳ごと解説】
ここからは、引っ越しの際に支払う費用を内訳ごと、より詳しく見ていきます。
引越業者への支払い
引越業者に支払い費用目安は以下の通りです。
人数 | 時期 | ~15km未満 | ~50㎞未満 | ~200㎞未満 | ~500㎞未満 | 500㎞~ |
---|---|---|---|---|---|---|
1人 | 繁忙期 | 40,000円 | 53,000円 | 63,000円 | 82,000円 | 100,000円 |
2人 | 繁忙期 | 83,000円 | 85,000円 | 120,000円 | 170,000円 | 240,000円 |
3人以上 | 繁忙期 | 85,000円 | 110,000円 | 150,000円 | 200,000円 | 350,000円 |
人数 | 時期 | ~15㎞未満 | ~50㎞未満 | ~200㎞未満 | ~500㎞未満 | 500㎞~ |
---|---|---|---|---|---|---|
1人 | 閑散期 | 34,000円 | 35,000円 | 41,000円 | 60,000円 | 80,000円 |
2人 | 閑散期 | 59,000円 | 64,000円 | 100,000円 | 130,000円 | 150,000円 |
3人以上 | 閑散期 | 66,000円 | 70,000円 | 110,000円 | 150,000円 | 200,000円 |
引用:サカイ引越センター
入社、入学シーズンは引越件数が増加して繁忙期で、引越料金も高くなります。なお、引越料金は前述したような引越し業者であれば、クレジット決済による分割支払いが可能です。
不動産会社への支払い
不動産会社に支払う入居費用の内訳(目安)は、下記の通りです。
- 敷金:家賃の1~2ヶ月分(物件によっては不要)
- 礼金:家賃の1~2ヶ月分(物件によっては不要)
- 日割り家賃:入居開始日により異なる
- 前家賃:入居月の翌月分の家賃を前払い
- 仲介手数料:不動産会社に支払う手数料で家賃の半月分~1ヵ月分+消費税
- 火災保険料:15,000~20,000円程度
- 鍵の交換費用:10,000~20,000円程度
- ハウスクリーニング代:30,000~40,000円程度
- 消臭・消毒費用:15,000~20,000円程度
小規模経営の不動産会社だと、分割払いやクレジットカード払いに対応していない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。現金での分割払いに対応していなかったとしてもクレジットカード払いが可能なら、クレジットカードによる分割支払いが可能です。
諸経費
引っ越しにかかるそのほかの諸経費は以下の通りです。
- 保証料:10,000~30,000円程度(参考価格)、または月額賃料総額の30~100%
- 家具購入費用:200,000~300,000円程度(個人により異なる)
家具購入はクレジットでの分割払いが可能なことが多いですが、保証料に関しては通常、分割できません。
引っ越しの初期費用を分割払いするメリット
引っ越しの初期費用を分割払いする具体的なメリットを4つご紹介します。
引っ越しの初期費用を抑えられる
引っ越しには引越し業者や不動産会社への支払いなど、数十万円の費用が必要です。
一括で支払えば手元の金額が減り、さまざまな生活必需品などの購入も必要になる中、少ない手元資金で生活をやり繰りしなければいけません。一方、引っ越しの初期費用を分割払いできれば後から少しずつ返済すればよく、ゆとりを持った生活ができます。
初期費用を抑えられる引っ越しの分割払いは、大きなメリットといえるでしょう。
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クレジットのポイントがたまる
ほとんどのクレジットカードでは、利用金額に応じてポイントが加算されるので、引っ越し初期費用の支払いで使用できればまとまったポイントがたまります。
たまったポイントは商品との交換や、クレジットで商品購入時にキャッシュバックされるなど、お得な特典も満載です。
たまったポイントで新生活に必要なアイテムを購入することも可能。コスパ良く引っ越しを進めましょう。
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オンライン決済で契約の時間を短縮できる
クレジットを使用して引っ越しの初期費用を分割払いすれば、オンライン決済で支払いが完了して契約時間を短縮できます。
オンライン決済により現金を持参したり、口座振り込みをする手間も省けて大変便利です。
割引を受けられる場合もある
不動産会社によっては、クレジット決済による割引を受けられる場合もある点もメリットです。
割引内容にはハウスクリーニング代の割引や引越し時の荷造り段ボールの無料サービスなど、不動産会社によって異なります。クレジットカードによる分割支払いを検討しているなら、割引や特典の確認も重要です。
引っ越しの初期費用を分割払いする際の注意点
メリットも多い引っ越しの初期費用の分割払いですが、いくつか注意しなければいけない点も。ここでは、引っ越しの初期費用を分割払いする際の注意点を紹介します。
オーナーや管理会社から拒否されれば使用できない
まず、全ての不動産会社が初期費用の分割支払いに対応しているわけではない点が挙げられます。
引っ越しの初期費用の分割払いを検討しているなら、不動産会社に問い合わせて詳細を確認しましょう。また不動産会社によっては、物件ごと分割支払いの可否が変わるケースも多いので注意が必要です。
指定のクレジット会社しか使用できない
クレジットカードの種類は多いですが、引っ越しの初期費用の分割払いを利用する際には、不動産会社指定のクレジット会社しか使用できません。
したがって最初から分割払いを検討している方は、自分が持っているクレジットカードでの支払いに対応している不動産会社をリサーチしましょう。
決済手数料に注意
引っ越しの初期費用を分割支払いすれば、不動産会社はクレジットカード会社に約3%程度の決済手数料を支払います。不動産会社の中には、この手数料を引っ越しの初期費用に上乗せ加算して請求する業者も。
しかしクレジットカード会社の加盟店規約で、クレジットカード会社が支払う決済手数料をユーザーに肩代わりさせるのは禁じられています。初期費用に決済手数料が加算されていないかを十分確認しましょう。
そのほかにも、通常の家賃に上乗せする不動産会社もあるので十分注意が必要です。
カードの限度額に注意
クレジットカードには利用限度額があり、限度額を超えて使用すれば次の引落日まで一切利用できなくなるので注意しましょう。一時的に上限を上げたい場合は、クレジットカード会社に電話一本入れればOK。
引越し業者や不動産会社に支払う引っ越し費用のほかに、家具購入や退去費用、引っ越し後の生活費の支払いもあることを考慮しながら、引っ越し時期のクレカ利用可能枠をやりくりしていきましょう。
引っ越しの初期費用全体を安く抑える方法は?【分割払いOKでもNGでも!】
初期費用を分割払いできたとしても、支払いがかさむ引っ越し時期。できるだけトータルコストを抑えたいですよね。特に、分割払いできず直近の支払いに困るならトータルコストを抑えることが必須です。
そこでここでは、引っ越しの初期費用を抑える3つの方法を簡単に紹介します。詳細については、下の記事も併せてご活用ください。
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事前に断捨離して荷物を減らす
事前に断捨離して引っ越しの荷物を減らせば、引越し業者に支払う料金を減らしてコストを削減できます。
引越し業者に支払う費用は荷物の量や移動距離などに比例して高くなるのが一般的です。このうち、最も簡単に減らせるのは「荷物の量」。
計画的に荷物を減らしてから引っ越し業者の見積もりを取ると、コストを大幅に削減できます。
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自分で引っ越しをする
引越し業者への支払いは、引っ越しの初期費用の中でも大きなウエイトを占めています。
思い切って自分で引越しをすれば、引越し業者よりコストを抑えての引っ越しも可能です。家族での引っ越しでは2トントラックほど必要ですが、単身であれば軽トラ(T-Hクラス)で十分対応可能。レンタル料も安いので、かなりコストを抑えて引っ越しができます。
下記に軽トラのリース料金表を掲載するので、参考にしてください。
<キャリイ(スズキ)料金表>
3時間まで | 6時間まで | 12時間まで | 24時間まで | 以後1日毎 | 以後1時間毎 |
---|---|---|---|---|---|
5,060円 | 6,270円 | 7,590円 | 8,800円 | 6,270円 | 1,210円 |
引用:ニッポンレンタカー
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複数の引越し業者から相見積もりを取る
複数の引越し業者から相見積もりを取り、金額を比較するのも引越しの分割払いを行わない場合の対処法の1つです。
複数の引越し業者から相見積もりを取れば、引っ越しにかかる大まかな相場を把握できます。そしてその中から一番安い引越し業者を選べば、コストを抑えた引っ越しが可能です。
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Q. 引っ越し初期費用を安く抑えるコツは?
A.引越し業者に支払う「引っ越し料金」のコストを抑得れば、引越しの初期費用を安く抑えられます。
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Q. 引っ越し初期費用の分割支払いする方法は?
A.不動産会社やクレジットカード会社に相談すれば分割支払いが可能です。(不動産会社やクレジットカード会社で異なる)
-
Q. 引っ越し初期費用は全て分割できる?
A.賃貸保証契約に必要な保証料以外は全て分割が可能です。(物件により異なる)
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