2024.04.05 2024.04.28
本記事では、2月に引っ越しする場合の費用について解説していきます。2月は引っ越しの繁忙期である3〜4月を控えており、月の中で引っ越し費用が変動するため注意が必要です。
引っ越し業界では閑散期ではあるものの、タイミングを間違えると引っ越し費用が割高になりかねません。費用相場から費用を抑える方法、メリットや注意点まで解説しているので、ぜひ最後まで読み進めてください。
目次
2月の引っ越し費用相場【単身・カップル・家族】
2月は、閑散期のため引っ越し費用相場は割安です。ただし、繁忙期へ移行する月のため、1月よりも費用相場が高くなる傾向にあります。
1月から3月までの家族形態ごとの平均費用を見てみましょう。
単身(荷物小) | 単身(荷物大) | カップル・夫婦 | 家族(3人以上) | |
1月 | 46,311円 | 51,058円 | 70,781円 | 82,053〜
94,882円 |
2月 | 38,971円 | 47,171円 | 74,675円 | 92,917〜
103,358円 |
3月 | 46,979円 | 59,644円 | 103,811円 | 124,204〜
147,844円 |
(参考元 : 価格.com)
単身のみ、2月の平均費用が1月より安くなっています。費用相場は、家族形態でも傾向が異なるので、相場をチェックする際は注意してください。
2月の費用相場を、家族形態別に紹介していきます。
1人暮らしの場合
1人暮らしの2月の引っ越し費用相場は、以下の通りです。
2月上旬 | 2月中旬 | 2月下旬 | |
同一市区町村程度
(15km未満) |
27,000〜
31,860円 |
27,740〜
32,700円 |
35,000〜
40,000円 |
同一都道府県程度
(50km未満) |
30,000〜
35,000円 |
28,000〜
37,000円 |
36,350〜
40,000円 |
同一地方程度
(200km未満) |
40,000〜
50,000円 |
45,000〜
53,676円 |
58,000〜
59,150円 |
近隣地方以上
(200km以上) |
50,000〜
90,000円 |
55,000〜
90,000円 |
65,000〜
100,000円 |
(参照元 : 引越し侍)
傾向としては、上旬から下旬に向かって費用相場が上がっていきます。荷物が多いと、費用相場は高くなるので注意してください。
2人暮らしの場合
2人暮らしの2月の引っ越し費用相場は、以下の通りです。
2月上旬 | 2月中旬 | 2月下旬 | |
同一市区町村程度
(15km未満) |
64,400円 | 65,000円 | 70,000円 |
同一都道府県程度
(50km未満) |
75,000円 | 75,000円 | 77,000円 |
同一地方程度
(200km未満) |
88,200円 | 93,000円 | 98,000円 |
近隣地方以上
(200km以上) |
125,000〜
140,000円 |
137,500〜
145,000円 |
151,000〜
210,000円 |
(参照元 : 引越し侍)
こちらも下旬に進むにつれて、費用相場が上昇します。同一都道府県程度の引っ越しに限っては、そこまで大きな変化はありません。
3人以上の家族の場合
3人以上の家族の、2月の引っ越し費用相場は以下の通りです。
2月上旬 | 2月中旬 | 2月下旬 | |
同一市区町村程度
(15km未満) |
70,200〜
110,000円 |
70,000〜
94,000円 |
83,500〜
85,700円 |
同一都道府県程度
(50km未満) |
102,000〜
144,800円 |
90,000〜
131,000円 |
84,240〜
138,000円 |
同一地方程度
(200km未満) |
100,000〜
147,000円 |
126,000〜
140,000円 |
133,000〜
195,000円 |
近隣地方以上
(200km以上) |
155,000〜
416,000円 |
220,000〜
501,000円 |
206,000〜
423,000円 |
(参照元 : 引越し侍)
3人以上の家族の場合は、人数によって引っ越し費用が変わってきます。ほかの家族形態より変動幅があるため、注意しましょう。
2月の引っ越しはいつが安い?【ベストなタイミング】
2月は、基本的に上旬から下旬にかけて費用相場が上昇するので、安く引っ越しできるのは上旬です。
単身(荷物小) | 単身(荷物大) | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人以上の家族 | |
上旬 | 30,000円 | 40,000円 | 70,000円 | 80,000円 | 80,900円 | 122,500円 |
中旬 | 37,040円 | 44,050円 | 75,000円 | 77,000円 | 86,000円 | 97,000円 |
下旬 | 45,360円 | 54,000円 | 77,500円 | 87,280円 | 93,000円 | 85,000円 |
(参照元 : 引越し侍)
ただし、5人以上の家族のみ、上旬から下旬にかけて下降傾向にあります。
1人暮らしから4人家族までなら、2月は上旬が引っ越しにベストなタイミングといえるでしょう。
2月の引っ越し費用を安く抑える6つの方法
2月の引っ越し費用は、以下6つの方法を活用すると安く抑えられます。
- 週末や2月後半の依頼を避ける
- 午前中指定をしない
- 運ぶ荷物を減らしておく
- 有料オプションを利用しない
- お得なパックプランを利用する
- 複数者に相見積もりする
順番に解説していくので、チェックしてください。
週末や2月後半の依頼を避ける
2月の引っ越しは、週末や2月後半の依頼を避けるとコストの軽減が可能です。
引っ越し費用は、中旬から徐々に高くなっていきます。また、週末は依頼者が多いため、引っ越し業者の設定料金も高めです。
一方で平日は、仕事で引っ越しできない人が多いため、比較的安い料金が設定されています。2月に引っ越しするなら、前半の平日を狙いましょう。
午前中指定をしない
引っ越し費用を抑えたいなら、午前中指定は避けるべきです。
午前中指定は、利用者がその日のうちに引っ越しを終えられるメリットがあるため、料金が高めに設定されています。
反対に、需要の少ない午後や作業時間を業者側が決めるフリー便は、割安料金です。
引っ越しに時間をとれるのであれば、午後指定やフリー便を利用しましょう。
運ぶ荷物を減らしておく
料金を抑えたい人は、運ぶ荷物を減らしておくのも重要です。引っ越し料金は、荷物が少なければ安くなります。
反対に荷物の量が多いと、作業員の数やサイズの大きなトラックが必要になるため、料金は高くなりやすいです。
計画的にゴミを処分したり、リサイクルショップに不用品を買い取ってもらったりして、荷物の量を減らしておいてください。
有料オプションを利用しない
引っ越し業者は、エアコンの移設や洗濯機設置などをオプションで依頼できる場合がありますが、有料であればあまりおすすめはしません。
有料オプションは、引っ越し業者が提携業者に再依頼している場合が多く、中間マージンが発生するため料金が高くなりやすいです。
むしろ、有料オプションの作業は、自分で業者を手配した方が安くなる可能性があります。費用を抑えたい人は、有料オプションは利用しないようにしましょう。
お得なパックプランを利用する
引っ越し業者のパックやプランを利用するのも、費用を抑えるのに有効な手段です。
引っ越し業者の多くは、利用者の環境に応じてお得になるパックやプランを設けています。例えば、単身の引っ越しなら、通常プランで依頼するよりも単身パックの方が安いです。
お得に引っ越しするなら、パックやプランが豊富な引っ越し業者をチェックしてみましょう。
複数社に相見積もりする
引っ越し業者は複数社に相見積もりを取ると、費用を抑えやすいです。複数の引っ越し業者から見積もりをもらえば、その中で最も安い業者に依頼できます。
また、相見積もりに応じてくれる業者は、値段交渉に応じてくれる場合も多いので、最初の提示料金より安くできる可能性も高いです。
引っ越し費用を抑えるためにも、引っ越し業者は少なくとも3〜4社に見積もりを依頼してください。
2月に引っ越しするメリット
2月の引っ越しするメリットは、主に下記の3つです。
- 2月上旬は比較的引っ越し料金が安い
- 良い物件が見つかりやすい
- 部屋がどの程度冷え込むか確認できる
各メリットについて、わかりやすく解説していきます。
2月上旬は比較的引っ越し料金が安い
2月は1年の中でも引っ越し費用相場が安いですが、特に上旬の引っ越し料金が安いです。上旬は引っ越しする人が少ないため、引っ越し業者も比較的安い料金で設定しています。
一方、引っ越しする人が増える中旬以降は、料金が上がりやすいので要注意。2月上旬に引越しの時間が取れるのであれば、充分に費用を抑えられるでしょう。
良い物件が見つかりやすい
2月は良い物件が、比較的見つかりやすいです。不動産管理会社や大家さんは1月から2月にかけて、新年度に向けて新たに入居付けする必要のある物件のリフォームをはじめます。
リフォームした物件が出回るので、早めにチェックしておけば、好条件の物件に出会えるチャンスは多いです。
ただし、良い物件はどうしても早い者勝ちになります。物件選びはなるべく早い決断を心がけ、気になる物件は積極的に内見を申し込みましょう。
部屋がどの程度冷え込むか確認できる
2月は気温が低いため、内見時に部屋の冷え込み具合が確認ができるメリットもあります。
マンションは同エリア同じ鉄筋コンクリート造でも、室内の温度に個体差があるので、冬場の内見は重要です。
特に、底冷えがひどい部屋は、冬の暖房費も高くつきます。冬でないと確認しにくいポイントなので、2月の内見時は部屋がどの程度冷え込むかチェックしておきましょう。
2月に引っ越しする際の注意点
2月に引っ越しする際の注意点は、主に以下の4つです。
- 早めの物件探しが重要
- 中旬以降は引っ越し料金が上がりやすい
- 雪の多い地域では対策が必要
- 日照時間を考慮しなければならない
それぞれ詳しく解説していきます。
早めの物件探しが重要
2月に引っ越しするなら、物件は早めに探し始めましょう。2月は不動産業界が繁忙期に入り忙しくなるため、業者の対応が遅れやすく時間を取られがちです。
物件の動きも早いため、決断に時間がかかる人は、予定していたタイミングでの引っ越しが難しくなる可能性もあります。
迅速な決断を求められるケースが多いので、時間をかけて物件を検討したいのであれば、遅くても1月中に探し始めた方が良いでしょう。
中旬以降は引っ越し料金が上がりやすい
2月は、中旬から引っ越し料金が上がりやすい点に注意してください。ただし、全ての引っ越し業者が、中旬に料金を上げるわけではありません。
2月を繁忙期価格にしている引っ越し業者もあれば、通常価格にしている業者もあり、予約状況に応じて値段を変える業者もあります。
しかし、安い業者は予約が早めに埋まりやすいです。引っ越しする人が増える中旬以降は、料金の高い業者や値段の上がった業者が残りやすいので、注意しましょう。
雪の多い地域では対策が必要
2月は、年間を通して降雪量が多いので、雪の多い地域では対策が必要です。
降雪時の引っ越しは、作業中に雪で荷物が濡れる可能性があります。
荷物が濡れるのを防ぐために、梱包時にビニール袋を活用したり、荷物の上にかけられるビニールを用意しておきましょう。
また、自分で運搬する場合は車のスリップ対策、大雪の際は雪かき道具なども必要です。引っ越し予定日が雪予報であれば、しっかり雪対策をしてください。
日照時間を考慮しなければならない
2月に引っ越しする際は、日照時間を考慮しなければなりません。2月は日照時間が短く、日が落ちるのが早いです。
暗くなってからの引っ越し作業は、効率が下がる上、近隣への配慮も欠かせません。新居到着後にスムーズに作業するために、照明をすぐに使えるように準備しておく必要もあります。
特に午後便を利用する際は、新居の到着予定時刻や日没時間は、事前に確認しておくようにしましょう。
2月は上旬に引っ越しするのがベスト
2月は上旬までに引っ越せばお得です。中旬以降になると繁忙期に入るため、なるべく早めに引っ越すのがベスト。
ただし、新生活応援キャンペーンなども利用できる時期なので、業者選び次第では中旬以降でも引っ越し料金を抑えられるかもしれません。
セーフリーは多くの引っ越し業者の中から、利用者のニーズに合う業者を見つけるサポートをしています。
複数業者間でキャンペーンを含む各種情報をしっかり比較検討できるため、2月の引っ越しを考えている人はぜひ活用してみてください。
2月の引っ越し費用相場は?安く抑えるポイントやメリットも解説のよくある質問
-
Q. 2月の引っ越し予約はいつ頃からすれば良いですか?
A.2カ月前を目安にしてください。
-
Q. 2月に引っ越すときの物件探しはいつから始めるべきですか?
A.1月中旬からがおすすめです。
-
Q. 引っ越し時期が3月にずれ込んでも問題ないですか?
A.3月は引っ越し費用が高額になるので、2月中に完了させた方が良いです。
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