梅雨前のエアコン掃除は必須?カビに効果絶大の対策【シーズン前に!】
2024.06.08 2024.06.08
この記事では、梅雨前のエアコン掃除の必要性やシーズン前の準備・カビ対策について徹底解説していきます。
梅雨時期のエアコンのニオイが毎年気になって、今年こそは予防を…と考えている方も多いでしょう。ジメジメ暑い梅雨から段々と冷房の使用が増え、ニオイのもととなる汚れやカビは、住人の健康に少なからず悪影響を及ぼします。
- 梅雨前に対策しておけることはないの?
- 本格的にクーラーをかける前の時期こそ、お掃除やエアコンクリーニングに最適では?
などと考えている方も必見です。
後半では、便利なカビ予防グッズもご紹介。梅雨前のエアコン準備に、ぜひお役立てください。
目次
梅雨前のエアコン掃除は必須?【春先〜6月がベストシーズンの理由4選】
梅雨前の4~6月にかけては、あまりエアコンを使用しなくなるため、お掃除に最適な季節です。最適な理由について詳しく解説します。
カビの繁殖を未然に防げる
カビの発生原因は、「温度20~30℃、湿度が60%以上」「カビの栄養分(ほこり、たんぱく質や皮脂、汚れなど)」です。
さらに、カビをそのままに放置すると、ニオイだけではなく、健康への影響も…。エアコン内部でカビの発生条件をひとつでも除去できると、カビの増殖を抑えられます。カビが発生しやすい梅雨前に掃除を済ませれば、快適なエアコン生活が送れるでしょう。
エアコンの運転効率が向上する
エアコン内やエアフィルターのホコリをそのまま放置すれば、目が詰まった状態で冷暖房の効果も大きく下がります。
本格的にエアコンを使用する夏前に掃除を済ませれば、エアコンの風量や利きがよくなるでしょう。結果として、目詰まり状態の状態よりも、電気代の節約になります。
故障の発見や予防ができる
お手入れすれば、不具合や故障も見つけやすくなり、早めに修理依頼も可能です。
エアコンが欠かせない業者の繁忙期に故障が見つかっても、すぐに修理ができなかったり、大きなコストがかかってしまうでしょう。異常はお手入れの際に発見できるとベストです。
エアコンクリーニング業者の予約が取りやすい
梅雨前であればエアコンの使用頻度も少ないため、余裕をもってエアコンクリーニングを依頼できます。
また、エアコンクリーニング業者の繁忙期7・8月の夏の時期で、あわてて依頼してもなかなか予約が取りづらいものです。梅雨時期までにはエアコンクリーニングを依頼しておくと安心でしょう。
梅雨前のエアコン掃除に!【パーツ別清掃手順】
梅雨時期にカビが発生したり、ニオイが気になったりするのはエアコンのホコリや水分が原因です。カビのエサとなるホコリをため込まないよう、エアコンを使用する際に、自分でできるお手入れの箇所と手順を紹介します。
エアフィルターの掃除
屋内の空気中のホコリや汚れをキャッチし、エアコン内部への侵入を防ぐエアフィルターは最も汚れやすい部分です。
自動でフィルターをお掃除してくれる機能付きのものであれば1カ月に1回ほど、お掃除機能付きでないエアコンであれば2週間に1回程度、お手入れしましょう。
【掃除にあたって準備するもの】
- 新聞紙
- 掃除機
- 柔らかい布
- 使い古した歯ブラシ
掃除手順は以下の通りです。
- 床にほこりが散らばらないよう、新聞紙を敷く(ホコリが気になるので、マスクすると安心)
- 電源プラグを抜いて、パネルを開く
- エアフィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取る
- エアフィルターの裏側から水洗いし、歯ブラシで優しくホコリをかきだす
- または、中性洗剤をぬるま湯で薄めてつけ置きする
- よく洗い流し、水をきったら布で乾拭きする
- 日陰でよく干す
- 乾いたら取り付ける
自動お掃除機能のエアコンは、通常、冷房や送風運転後に自動で清潔にします。お掃除回数を増やしたければ、自分で設定して定期的に掃除をすると、ホコリもつきにくいでしょう。
本体と風向きルーバーの掃除
風向きルーバーはエアコンの吹き出し口にある、風向きを調節するハネのことです。エアコン本体も風向きルーバーも汚れが気になったら、お手入れしましょう。
- 見える範囲のホコリは掃除機で軽く吸い取る
- 水か中性洗剤を含ませた布を絞り、力を入れずに拭く
- やわらかい布で乾拭き
吹き出し口の手前部分も、汚れがあれば拭きましょう。しかし、エアフィルターを取り外した奥の部分(金属の凹凸がある熱交換器)や吹き出し口の奥の方を割りばしなどでこするような、無理なお手入れは止めましょう。
エアコン内部の掃除
「エアコン内部」とは、エアフィルターから、吹き出し口の奥にある熱交換器や送風ファンまでの部分を指します。
「エアコン内部クリーン」機能付きのエアコンであれば、冷房や送風運転後に、自動でエアコン内部をきれいにしてくれます。
しかし、エアコンからのニオイが気になる場合や、エアコン内部に汚れが見える場合は、エアコンクリーニング業者へ依頼しましょう。エアコン内部を自分で無理にお掃除すると、故障の原因になります。消臭剤やエアコン掃除スプレーなどは水漏れの原因になるので、使用しないでください。
室外機の掃除
室外機は雨や砂ぼこりで汚れやすく、目詰まりを起こしやすいため、定期的なお掃除が必要です。頻度は1~2年に1回程度で、冷房を使い始める前の5~6月がベストなタイミングです。
室外機では、ドレンホースの詰まりが水漏れの原因になるため、必ず掃除しましょう。ドレンホースとは、室内機で発生した結露水を屋外機へ排出される際に通るホースのことです。
【掃除にあたって準備するもの】
- ほうき
- 掃除機
- 歯ブラシ
掃除手順は以下の通りです。
- 室外機の外側や周りをほうきで掃く
- 金属板は歯ブラシなどで軽く汚れを落とす
- ドレンホースの中の汚れを歯ブラシや割りばしなどで取り出す
- 掃除後やドレンホースを下に向けて地面に埋まらないよう少し浮かせて置く
また、室外機の上や周りに物があると、エアコンの効率が悪くなるため、置かないようにしましょう。
使用前の試運転
エアコンをしばらく使わない期間があった場合、いきなり使うと故障する可能性もあります。エアコンに強い負荷がかかるためです。
エアフィルターなどを掃除した後に、30分ほど試運転モードか送風運転をしてみましょう。
【梅雨前のエアコン掃除】お手入れ時の8つの注意点
お手入れの際は以下の点に注意して、正しくお手入れしましょう。
- 部品をゴシゴシこすったり、無理な力を加えたりしない
- 熱湯は使わない(40℃くらいがベスト)
- 洗剤は台所洗剤のような中性洗剤のみを使用
- タワシのような堅いものや磨き粉などは使用しない
- 乾燥は軽く乾拭きして、日陰で干す
- 直射日光やドライヤー使用は厳禁
- 乾燥はしっかりと濡れていると故障の原因に
- 熱交換器(金網状のもの)は触らない
お掃除の後は正しく装着するのも大事です。エアコンが正しく動かなかったり、故障したりするので、注意しましょう。
梅雨前のエアコン掃除に!必須アイテムと便利グッズ
エアコン掃除で必須なものや便利なものまで紹介します。家にある身近なものでも十分ですが、買っても安く揃えられるでしょう。
必須アイテム | 便利グッズ |
---|---|
雑巾 掃除機 中性洗剤 (使い古しの歯ブラシ) ゴム手袋・マスク |
ドライシート ハンディモップ |
重要なお掃除グッズについて、それぞれ見ていきましょう。
雑巾
エアコン本体や風向きルーパーなどを拭く際に、雑巾を使用します。
できれば、やわらかい布が部品を傷めません。1枚は必要で、水拭き用と乾拭き用の2枚があれば便利です。
掃除機
掃除機はエアコンのホコリを吸い取る際に使用する必需品です。
水洗い前に一旦掃除機で吸い取ると、ホコリが落ちやすくなります。また、水洗いできないものは、掃除機でホコリを吸うだけでもよいです。掃除機はハンディタイプで、ブラシ付きのノズルがあると便利です。
中性洗剤
エアコン掃除の洗剤は、基本は中性洗剤です。
中性洗剤は、強い洗浄力はないものの、手肌や部品を傷めることがありません。中性洗剤の代表的なものは、台所やお風呂の洗剤。また、ウタマロクリーナーのような万能洗剤も中性洗剤です。汚れが落ちにくい場合は、ぬるま湯でつけ置きするとよいでしょう。
ドライシート・ハンディモップ
ドライシートは、雑巾の代わりにホコリや汚れを取るのに便利です。使い捨てなので、洗う手間も省けます。
ハンディモップは、エアコン本体や上部など、掃除機や手が届きにくい場所の掃除に適しています。使用後は掃除機などでホコリを落として保管しましょう。
梅雨前のエアコン掃除後はカビ予防まで念入りに!【3つのよく効く対策】
梅雨前の掃除のほかにも、次のようなカビ予防対策を行うと、効果があります。
エアコン運転後の乾燥を必ず行う
エアコンで冷房を使用した後は、エアコン内に結露が発生します。
その水分がカビの原因です。エアコン内の結露をしっかり乾燥するように、エアコン停止後は30分ほど送風運転しましょう。内部クリーン機能がついていれば、自動で熱交換器などのエアコン内部を乾燥してくれます。内部クリーンを定期的に行うとより効果的でしょう。
屋内の掃除でホコリを減らす
屋内のホコリはカビの養分になり、カビを増殖させる原因になります。
空気中のカビの胞子は部屋中にまき散らされ、住人が吸い込むことに…。床や部屋の隅、高い家具の上などもホコリを取り除くよう、心がけましょう。
屋内の換気
エアコンをつける前に窓を開け、屋内を換気して、空気中に浮遊している胞子やハウスダストを屋外へ排出しましょう。
扇風機やサーキュレーターなどを使って屋内の空気を循環させるのも、カビ予防に効果があります。また、カビだけではなく、ウィルスや花粉などに効果のある空気清浄機も有効。エアコンのモデルに空気清浄機機能を搭載している場合もあるので、機能をチェックしてみてください。
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梅雨前にエアコン掃除で一旦リセット!業者サービスの選び方【3つのポイント】
エアコン内部の汚れやエアコンからのニオイが気になったら、エアコンクリーニング業者へ依頼がおすすめです。
エアコン内部(熱交換や送風ファンなど)は専門知識がないと、自分で分解して取り外しもできません。また、無理に自分で掃除すると故障の原因にもなるため、プロの業者に任せましょう。
しかし、どんな業者を選んでよいか分からないもの。エアコンクリーニング依頼時は、次のような点を必ず確認しましょう。
- 料金内容と補償内容
- エアコンクリーニングの内容や時間
- お掃除機能付きエアコンへの対応が可能か
エアコンクリーニングの料金だけではなく、補償の内容も大事です。エアコンのどのような不具合や故障が保証の範囲なのか、エアコン以外で保証の範囲はどんな時か、などを確認しましょう。
また、エアフィルターを自動でお掃除してくれる機能(お掃除機能付き)のエアコンの場合、エアコンクリーニングを取り扱っていない業者もいるので、可能かどうかの確認も必要です。
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梅雨前に欠かせないエアコン掃除!カビ臭さや汚れがあるならプロに相談を
梅雨前のエアコン掃除は、カビの発生を防止できるうえ、エアコン運転の効率化や電気代節約の効果も期待できます。
エアフィルターや風向きルーパーなどは自分でお手入れして、エアコン内部はプロの業者へ依頼しましょう。しかし、優良な業者を選ぶのはなかなか難しいもの。そんなときは、エアコンクリーニング業者を多数掲載しているセーフリーでの比較検討がおすすめです。セーフリーで自分にあった業者サービスをじっくり探して、最適な業者に相談してみましょう。
梅雨前のエアコン掃除は必須?カビに効果絶大の対策【シーズン前に!】のよくある質問
-
Q. エアコンを掃除するのはいつの時期がいい?
A.エアコン掃除は春先から梅雨前がおすすめです。カビの発生を未然に防げたり、エアコンクリーニング業者の予約も取りやすいからです。自分でお手入れしつつ、プロの業者も利用しましょう。
-
Q. エアコンを自分で掃除する方法を教えて!
A.エアコンのエアフィルター・エアコン本体の表面・風向きルーパーは自分でお掃除できます。掃除機でホコリを吸い取ったり、やわらかい布で水拭きしたりしましょう。エアフィルターは水洗いもできます。
また、室外機は周りのゴミを掃いたり、ホースの詰まりをとったりしましょう。 -
Q. エアコンクリーニング業者へ依頼するのに最適な時期は?
A.梅雨前の4~6月にかけてがおすすめです。エアコンクリーニング業者の繁忙期が7~8月なので、その前の時期が予約も取りやすいでしょう。
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