2024.05.05 2024.09.25
この記事では、お風呂の鏡にできてしまった黒い斑点の正体から、落とし方を詳しくご紹介します。
表面から見える黒い斑点だけでなく、お風呂の鏡を外してみるとカビがびっしり発生していることも決して珍しくありません。どこからかカビのような黒い汚れが流れ出てくると思ったら、鏡裏に発生していた黒カビが原因だったというケースも。
本記事では、そんなお風呂の鏡の黒い斑点や、鏡裏に発生しやすいカビの掃除方法を解説します。記事後半では、お風呂全体で黒カビを予防するための工夫もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
お風呂の鏡に黒い斑点!正体は?【サビとカビの見分け方も】
お風呂の鏡裏にある黒い汚れが、点ではなくシミのようになっているのなら、カビではなくサビの可能性があります。
黒カビとサビとでは対処法が異なるため、まずは汚れの正体を見極めることが大切です。
- 黒カビとサビの見分け方
- サビだった場合にやってはいけないこと
- サビだった場合の対処法
上記それぞれについてご紹介します。
黒カビとサビの見分け方
黒カビとサビの見分け方を、簡単にまとめました。
黒カビの特徴 | サビの特徴 |
---|---|
黒い斑点が無数にある状態 | シミのように広がっている状態 |
「シケ」とも呼ばれるサビは、金属メッキが腐食することで発生します。さらに、腐食した部分は黒いシミのように見えるのが特徴です。
一方で黒カビは、広がることはあるものの、基本的には点のように見えます。
黒カビは表面に発生しますが、ガラスの表面ではなく奥に触れない黒いシミのようなものがあるなら、それはサビだと判断できます。
サビだった場合にやってはいけないこと
鏡裏の汚れがサビなら、やってはいけないことが3つあります。
- カビ取り剤を使用する
- 強酸性洗剤を使用する
- 強くこする
鏡は裏面に金属メッキ加工されているため、カビ取り剤や強酸性洗剤を使ったり強くこすったりすると腐食が進み、鏡として機能しなくなってしまうため注意しなければなりません。
サビだった場合の対処法
サビが発生した場合、完全に元通りにするには難しいです。そのため、鏡の交換が適切な対処法となります。
鏡の交換は業者依頼が一般的ですが、自分で購入して取り替えることも可能です。
- 上部の金具を上へずらす
- 接着に使われているボンドやテープを外す
- 古い鏡を外す
- 鏡用の両面テープを壁側に貼る
- 新しい鏡を取り付ける
- 上部の金具をセットする
上記の手順で交換できますが、鏡はとても重く、割れると大変危険です。業者依頼が安心でしょう。
業者へ委託するほどお金をかけたくないけれど、自分での交換は難しい!という場合は、ミラーシールを使って簡易的にサビを隠す方法もあります。
ミラーシールとは、貼り付けられる薄手の鏡のこと。サビ部分に貼り付ければ、サビを隠して鏡として機能するようになります。新品同様にはなりませんが、サビのままよりは格段に見栄えが良くなるでしょう。交換前に一度試してみるのもおすすめです。
お風呂の鏡裏につく黒カビも要チェック!
湿度が高いお風呂では、鏡の表面だけでなく裏面にも黒カビが発生します。しかし、表面ならまだしも、鏡の裏面はなかなか見る機会がないもの。
まずは鏡の裏を覗いてみて、黒い影のようなものが壁に張り付いていないかどうかチェックしてみましょう。覗かなくても、鏡と壁の隙間からひらひらとしたカビが出てくるようであれば、黒カビが発生していると考えられます。
また、日頃からお風呂掃除しているにもかかわらず、短期間でカビが発生するような状況なら、掃除が行き届いていない鏡裏のカビが元凶になっている可能性があります。
カビは、放置するとどんどん広がり、お風呂をいくら掃除しても増殖する状態になってしまいます。また、カビ胞子が体内に入ると、アレルギー症状や感染症などの健康被害を引き起こすことも。自分ではどうしようもできない場合は、専門業者に依頼するのも考慮しましょう。
お風呂の鏡裏についた黒カビの落とし方
ここでは、鏡の外し方を含め、黒カビの落とし方を正しい手順でご紹介します。
- 鏡を外す
- 黒カビを落とす
- 鏡が設置されていた部分の壁を掃除する
一つずつ見ていきましょう
1.鏡を外す
お風呂の鏡は、力任せに外してはいけません。安全に作業するには、以下を参考にしながら正しい手順で外しましょう。
- 上部の留め具をゆっくり丁寧に押し上げる
- ゆっくりななめにして鏡を外す
上部2ヶ所の留め具を外すときはケガをしないよう、手袋を着用したり布を使ったりすると安心です。留め具が動きにくい場合はマイナスドライバーなどを使うと効果的ですが、鏡や手を傷つけないよう気をつけましょう。
留め具にカバーがついている場合は、カバー部分をスライドさせてからドライバーを使ってネジを緩めて外します。
なかには、上部の留め具を外しても、ボンドやテープなどで固定されている場合があります。ボンドやテープは、鏡と壁の隙間にテグスやピアノ線、梱包資材のPPバンドなどを通し、ノコギリのように切っていきましょう。
外した鏡は、割れないよう丁寧に取り扱う必要があります。
2.黒カビを落とす
鏡裏の金属メッキを腐食させないために、黒カビ落としではなるべく強力な洗剤を使わない方が良いでしょう。基本的にはお風呂用の中性洗剤とスポンジで、やさしくこすり洗いします。
これで取れないようであれば、ナチュラル洗剤として知られる重曹とクエン酸を使った方法を試してみましょう。
- カビ部分の水分を拭き取る
- 水200mlとクエン酸小さじ1杯を混ぜてクエン酸水を作る
- 重曹に水を少しずつ加えてペースト状にする
- ペースト状の重曹をカビ部分に乗せ、上からクエン酸水を吹きかける
- 発泡するので様子を見つつ時間を置く
- スポンジでやさしくこすり洗いする
- 水で洗い流す
- 水分を拭き取る
水分が残っているとまたカビが発生しやすくなるため、水分を拭き取って完全に乾燥してから設置しましょう。
頑固なカビには酸素系漂白剤や塩素系漂白剤を使うこともあります。
- カビ部分に酸素系漂白剤や塩素系漂白剤を吹きかける
- 規定時間放置する
- 水で洗い流す
- 水分を拭き取る
酸素系漂白剤や塩素系漂白剤を使う場合は、鏡にダメージを与えないよう、様子を見ながら時間を置きすぎないのがポイントです。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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3.鏡が設置されていた部分の壁を掃除する
鏡裏だけでなく、設置されていた壁側の掃除も忘れてはいけません。鏡裏と同様にお風呂用の中性洗剤とスポンジでのこすり洗いが基本ですが、それでも取れない頑固な黒カビには、カビ取り剤を使用します。
- カビ部分にカビ取り剤を吹きかける
- 規定時間放置する
- 水で洗い流す
- 水分を拭き取る
カビ取り剤は肌への刺激も強いため、使用する際は必ずゴム手袋やマスクを着用しましょう。
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お風呂の鏡裏についた黒カビを掃除する際のポイント
お風呂の鏡裏を掃除する際のポイントは、下記3つです。
- 鏡は一人で外さない
- 塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜない
- 掃除後は必ず1日程度しっかり乾燥させる
安全に、かつ黒カビをしっかり除去するために、それぞれのポイントの内容も確認しておきましょう。
鏡は一人で外さない
鏡はそれなりに重みがあるだけでなく、万が一落としてしまうと大きなケガにつながる危険があります。お風呂の浴槽や壁、床が破損するリスクもあるため、必ず2人以上で作業しましょう。
外す時はもちろん、設置する際も複数人での作業がベストです。
塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜない
カビには塩素系漂白剤を使うケースが多いですが、クエン酸などの酸性洗剤と混ざると有害なガスが発生するので注意が必要です。
酸性洗剤は水垢汚れに効果的なので、お風呂の掃除では使う機会が多いアイテム。どちらも使うのなら、どちらか一方を使い、完全に流してからもう一方を使うようにしましょう。
掃除後は必ず1日程度しっかり乾燥させる
鏡裏を掃除したら水分を拭き取りますが、それでも細かい水分は取り切れないことが多いです。そこで、1日程度はしっかり乾燥させる必要があります。
水分が残った状態で設置してしまうと、せっかく掃除したのにまたカビが発生する事態になってしまいます。
【お風呂の鏡裏も】黒カビを予防するための入浴後の一工夫
お風呂を快適に使い続けるためには、鏡裏はもちろん、お風呂全体で黒カビを予防する必要があります。黒カビ予防には、入浴後のちょっとした一工夫が効果的です。
- お風呂使用後に熱めのお湯で全体を流す
- 冷水を全体にかける
- 全体的に水分を拭き取る
- 換気をする
以下、手順を詳しく解説します。
さらに詳しく知りたい方はこちら
お風呂掃除の完全版!基本手順から頑固なカビ・水アカの落とし方まで
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1.お風呂使用後に熱めのお湯で全体を流す
お風呂を使用した後は、熱めのお湯で浴室全体を流しましょう。
熱めのお湯を使って壁や天井など全体を流すことで、飛び散った石鹸カスや皮脂汚れを落とせます。
2.冷水を全体にかける
熱めのお湯で流した後は、冷水を浴室全体にかけておきます。カビは高温多湿を好むため、熱めのお湯をかけたままではカビが発生しやすくなるためです。
3.全体的に水分を拭き取る
冷水で温度を下げたら、全体的に水分を拭き取って湿度を下げておきましょう。壁や鏡は、水切りワイパーなどを使うと便利です。
天井は、フローリングワイパーなどを使うと効率的に水分を除去できます。
4.換気をする
最後に、換気扇をかけたり窓を開けたりして換気しましょう。浴室内に溜まった湿気を出すことで湿度を下げ、カビが発生しにくい環境になります。
入浴後の一手間で、あとから掃除しようとするとやっかいな黒カビを予防できます。ぜひ実践してみてください。
お風呂の鏡裏も要チェック!黒カビがないキレイな状態を目指そう!
見落としがちな鏡裏は、何年分ものカビが蓄積してしまうことも多いです。お風呂を快適に使うためには、定期的に鏡裏も掃除していくようにしましょう。
毎日使うお風呂を常にキレイな状態にしたいなら、業者へ依頼して全体的に徹底した掃除をしてもらうのがおすすめです。なかなか落ちない汚れも業者ならしっかり落としてくれるので、気持ちよく入浴タイムを楽しめるようになります。
お風呂掃除の業者を探す際は、希望条件で絞り込んで納得の業者が見つかるセーフリーをお役立てください。まとめて検索できるセーフリーを利用して効率的に業者を探し、一日も早く快適なお風呂を手に入れましょう。気になる業者を見つけたら、無料見積もりに進んでみてください!
お風呂の鏡裏に黒い斑点!カビ取りが必要?掃除方法を詳しく解説!のよくある質問
-
Q. お風呂の鏡裏についた黒い斑点は何?
A.鏡裏の黒い点は、黒カビの可能性があります。
ただし、鏡の奥が黒いシミのようになっているなら、サビの可能性が高いです。 -
Q. お風呂の鏡裏についた黒カビはどうやって掃除する?
A.お風呂の鏡裏の黒カビは、中性洗剤や重曹とクエン酸を使うと除去できます。
頑固な黒カビには、酸素系漂白剤や塩素系漂白剤を使います。 -
Q. カビ取り剤でも落ちないお風呂鏡裏の黒カビはどうしたら良い?
A.カビ取り剤でも落ちない黒カビには、カビ取り剤と漂白剤を混ぜて使う方法があります。
ただし、鏡にダメージを与える可能性もあるため、専門の業者に相談するのがベストです。
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