これから掃除するお風呂の壁

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お風呂の壁の掃除方法3選!【しつこいカビ除去から簡単なお手入れまで徹底解説】

2023.09.05 2024.08.30

お風呂全体の印象に大きな影響を与える「壁」は、水アカやカビによって汚れが付着しやすいことが特徴です。
壁を掃除する際は、汚れの程度に合わせて洗剤を使い分けることが欠かせません。
この記事では、毎日できる簡単な壁掃除の方法から頑固な汚れの落とし方まで、詳しくご紹介します。
ご自宅のお風呂の壁の状況と照らし合わせて、効率的な掃除のためにお役立てください。

お風呂の壁の掃除方法3選【日常の簡単お手入れから!】

掃除後のキレイなお風呂の壁

汚れが目立ちやすいお風呂の壁は、こまめに掃除して汚れを溜めないことが大切です。
まずは、日常生活で簡単にできるお風呂の壁のお手入れ方法を、3つの洗剤に分けてご紹介します。

  • 中性洗剤を使う
  • クエン酸を使う
  • ウタマロクリーナーを使う

自宅にある洗剤で試したり、使いやすい洗剤を見つけて日々の掃除を続けていきましょう。

中性洗剤を使う

すぐに取れるような軽い汚れなら、お風呂用の中性洗剤を使います。

  1. 中性洗剤を壁全体に吹きかける
  2. スポンジでこすり洗いをする
  3. シャワーで洗い流す
  4. 水分を拭き取る

角やゴムパッキンなどは、歯ブラシを使うと汚れを落としやすくなります。
簡単にできるので、入浴後などのタイミングでの掃除にもおすすめです。

クエン酸を使う

白くカリカリとした水アカ汚れが発生しやすいお風呂の壁には、クエン酸も効果的です。
クエン酸は、下記の割合で溶かし、クエン酸水として使用します。

  • 水100ml:クエン酸小さじ1杯

クエン酸水ができたらスプレーボトルなどに入れ、下記の手順で掃除しましょう。

  1. クエン酸水を壁全体に吹きかける
  2. 水アカ汚れが気になる部分は、キッチンペーパーを乗せてクエン酸水をたっぷりスプレーしておく
  3. 30分~2時間ほど放置する
  4. キッチンペーパーを外してスポンジでやさしくこすり洗いをする
  5. シャワーで洗い流す
  6. 水分を拭き取る

クエン酸は水アカ汚れに強いだけでなく、ナチュラル洗剤で肌にも環境にもやさしいことが特徴となっています。
小さな子どもがいてなるべく洗剤を使いたくないという場合にも、おすすめの掃除法です。

ウタマロクリーナーを使う

住宅用クリーナーとして、さまざまな場所に使えることが魅力のウタマロクリーナーも、お風呂の壁掃除で活躍します。
アミノ酸系の成分から作られていて肌や環境にやさしく、かつ、しっかり汚れが落とせることが魅力です。

  1. ウタマロクリーナーを壁全体に吹きかける
  2. 5分ほど放置する
  3. スポンジでこすり洗いをする
  4. シャワーで洗い流す
  5. 水分を拭き取る

ウタマロクリーナーは水アカ汚れにもしっかり働くので、手軽にお風呂の壁をキレイにできます。

お風呂の壁の落ちない汚れ対処法【適切な洗剤選びを!】

お風呂の壁掃除に使う洗剤

簡単なお手入れでは落ちない汚れには、適切な洗剤を選んで使うことが重要です。
ここからは、汚れ別におすすめの洗剤と掃除方法をご紹介します。

  • しつこい水アカや石鹸カスには「クエン酸パック」
  • 頑固な汚れには「クリームクレンザー・オキシクリーン」
  • カビには「重曹や塩素系漂白剤」

それぞれのケースについて見ていきましょう。

しつこい水アカや石鹸カスには「クエン酸パック」

簡単なお手入れでは落ちない、しつこい水アカや石鹸カスの汚れには、クエン酸パックが有効です。
水アカや石鹸カスによる黄ばみにも、下記の方法を試してみましょう。

  1. クエン酸水を汚れ部分に吹きかける
  2. キッチンペーパーを乗せ、クエン酸水をしっかり吹きかける
  3. 30分ほど放置する
  4. キッチンペーパーを取りスポンジでこすり洗いをする
  5. シャワーで洗い流す
  6. 水分を拭き取る

クエン酸水をスプレーするだけでは落ちない汚れも、パックして汚れを柔らかくすることで落としやすくなります。

頑固な汚れには「クリームクレンザー・オキシクリーン」

なかなか落ちない頑固な汚れには、クリームクレンザーやオキシクリーンを使ってみましょう。
クリームクレンザーもオキシクリーンも、使用する際は必ずゴム手袋を着用します。

クリームクレンザーを使う方法

クリームクレンザーには研磨効果があるため、頑固な汚れも落としやすいことが特徴です。
ただし、強くこすると壁を傷つけてしまう可能性があるため、やさしく作業することがポイントとなります。

  1. クリームクレンザーをスポンジに乗せ、汚れ部分をこすり洗いする
  2. シャワーで洗い流す
  3. 汚れが落ちるまで、1.と2.を繰り返す
  4. 汚れが落ちたらシャワーで洗い流し、水分を拭き取る

オキシクリーンを使う方法

酸素系漂白剤であるオキシクリーンは、お湯100mlに対して付属のスプーン10杯を溶かして使います。

  1. オキシクリーン溶液を汚れ部分につける
  2. キッチンペーパーを乗せ、オキシクリーン溶液をたっぷり染み込ませる
  3. 1~2時間放置する
  4. キッチンペーパーを外し、歯ブラシやスポンジでこすり洗いをする
  5. シャワーで洗い流す
  6. 水分を拭き取る

コンクリートの壁の場合も、酸素系漂白剤を少し薄めてペースト状にしたものを使うと効果的です。

カビには「重曹や塩素系漂白剤」

カビが発生しやすいお風呂の壁には、重曹や塩素系漂白剤がよく効きます。
黒ずみとなる黒カビのほか、一般的に赤カビと呼ばれるものも発生しやすいことがお風呂の壁の特徴。

赤カビはピンク色のぬめりで、「ルドトルラ」と呼ばれる酵母菌で、カビではありません。
ただし、ルドトルラは黒カビの栄養素となり放置すると黒カビが増殖してしまうため、発見したらすぐに掃除することが大切です。
カビの掃除では、程度にあわせて洗剤を使い分けることがポイントとなるため、カビの程度ごとの掃除方法をご紹介します。

軽めのカビ

発生して間もない軽めのカビであれば、重曹と、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤で落とせます。
ナチュラル洗剤の重曹と、漂白剤の中でも刺激が少ない酸素系漂白剤を使うので、肌への影響が心配な方にもおすすめです。

  1. 粉末の重曹と酸素系漂白剤を1:1の割合で混ぜる
  2. 少量の水を加えてペースト状にする
  3. カビ部分に塗り、2時間ほど放置する
  4. シャワーで洗い流す
  5. 水分を拭き取る

ペーストは、壁に塗りつけても落ちてこない硬さにするのがベストです。

中程度のカビ

中程度のカビには、カビキラーなどのカビ取り剤を使いましょう。
カビ取り剤は洗浄力が強い反面、肌への刺激も強いことが特徴です。
必ずゴム手袋やマスクなどを着用し、換気をした上で使います。

  1. カビ部分にカビ取り剤を吹きかける
  2. 規定の時間放置する
  3. シャワーで洗い流す
  4. 水分を拭き取る

こすったりする必要がなく手軽に掃除できるのがメリットですが、使い方を間違えると壁が変色してしまう可能性があります
必ず、使用するカビ取り剤で決められた規定放置時間を守って使うようにしましょう。

重度のカビ

こびりついた頑固なカビには、ハイターなどの塩素系漂白剤を使用します。
塩素系漂白剤も肌への刺激が強いため、換気することはもちろん、ゴム手袋やマスクの着用も欠かせません。

  1. カビ部分に塩素系漂白剤を吹きかける
  2. ラップをかぶせる
  3. 5~10分放置する
  4. シャワーで洗い流す
  5. 水分を拭き取る

また、塩素系漂白剤をペースト状にし、よりカビ部分に浸透させる方法もあります。

  1. 塩素系漂白剤と片栗粉を1:1の割合で混ぜ合わせる
  2. ペースト状になったらカビ部分に塗る
  3. 5分ほど放置する
  4. シャワーで洗い流す
  5. 水分を拭き取る

ゴムパッキン部分のカビに使う場合は、どちらの方法も長い時間放置しないことが重要です。
また、樹脂製の壁は基本的に問題ありませんが、木材の壁には、傷むのを防ぐためアルカリ性洗剤や塩素系漂白剤は使わず、専用のカビ取り剤を使うことも覚えておきましょう。

届かないお風呂の壁や天井にはクイックルワイパーを使おう!

壁の上部や天井部分は、どうしても手が届かず掃除が難しいものです。
そのような部位には、クイックルワイパーなどのフローリングワイパーを使いましょう。
洗剤をつけたキッチンペーパーをフローリングワイパーに取り付けて、汚れ部分を掃除します。

特に天井の掃除では、洗剤成分が垂れて落ちてくることがあります。
洗剤はつけすぎず、キッチンペーパーが湿る程度に留めましょう。

お風呂の壁掃除での注意点とは?

お風呂の壁掃除での注意点

お風呂の壁掃除では塩素系漂白剤とクエン酸が大活躍しますが、混ぜると有毒なガスが発生するため注意しなければなりません。
塩素系漂白剤とクエン酸は絶対に混ぜず、両方使いたい場合は1つずつ使い、混ざることがないようにしましょう

また、塩素系漂白剤などの強い洗剤を使う際は、ゴム手袋やマスクを着用することも忘れてはいけません。
換気して、洗剤成分がお風呂場に充満しないようにしてから作業に入りましょう。

お風呂の壁掃除のおすすめ頻度は?

お風呂の壁は、汚れが蓄積しないよう週に1回の頻度で掃除するのがおすすめです。
ただし、お風呂の使用頻度や季節によって、カビや汚れが発生しやすくなることもあります。
週1回の掃除を目安にしつつ、カビや水アカ汚れが目立つようであれば都度掃除するといいでしょう。

【掃除をラクに!】お風呂の壁の「キレイ」を保つポイント4つ

お風呂の壁を掃除する人

お風呂の壁の汚れを少しでも防ぐためには、下記4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 入浴後は熱めのシャワーと冷水をかける
  • なるべく水気を切っておく
  • 浴室乾燥機をかける
  • 取れない汚れは専門の業者に任せる

入浴後は熱めのシャワーと冷水をかける

入浴後は高温多湿状態となるため、カビが増殖しやすくなります。
そこで、50度以上の熱めのシャワーを壁を含めお風呂場全体にかけるとカビ予防や汚れ落としに効果的です。

カビは20~30度の環境を好みますが、高温に弱いため、熱めのお湯によって発生を抑えられます。
また、熱めのシャワーをかけた後は、冷水をかけて温度を下げておくこともポイントです。

なるべく水気を切っておく

壁に水分が残っているとカビが発生しやすくなるため、入浴後はできるだけ水分を切っておくことが重要なポイントです。
タオルやワイパーなどを使い、できる限り水分がない状態にしておきましょう。
タイルの壁の場合は目地に水分が残ってしまうことが多いため、念入りに水気を切ることが大切です。

浴室乾燥機をかける

お風呂はなるべく乾燥させた状態にしておくとカビが発生しにくいため、浴室乾燥機をかけることも有効な手段です。
24時間換気をしつつ、入浴後はしっかりと乾燥させるために浴室乾燥機をかけましょう

取れない汚れは専門の業者に任せる

頑固で取れない汚れは、無理にこすって取ろうとすると壁を傷めたり変色させたりすることがあります
また壁の上部や天井の汚れは手が届きにくく作業しにくいため、安全に掃除するためにも専門の業者へ依頼する方法も考えておきましょう。
専門の業者であれば頑固な汚れもしっかり落としてくれるので、忙しい人にもお風呂場を徹底的にキレイにしたい人にもおすすめです。

壁を掃除すればお風呂のキレイ度もアップする!

壁が汚れていると、お風呂が全体的に汚れているように見えてしまうものです。
お風呂の壁は、1週間に1回を目安に掃除して、常に明るくキレイな状態にしておきましょう。
手の届きにくい天井掃除については、下記記事をご参照ください。

壁についた汚れによっては、こびりついて取れないものもあるため、専門の業者へ依頼することも大切です。
業者に依頼して徹底的に掃除してもらったら、なるべく水気を切るようにするなどのポイントを押さえて「キレイ」を持続させましょう。

お風呂の壁の掃除方法3選!【しつこいカビ除去から簡単なお手入れまで徹底解説】のよくある質問

  • Q. お風呂の壁の汚れはどうやって掃除する?

    A.

    お風呂の壁は、基本的に下記の手順で掃除します。

    1.中性洗剤を壁全体に吹きかける
    2.スポンジでこすり洗いをする
    3.シャワーで洗い流す
    4.水分を拭き取る

  • Q. お風呂の壁は何で掃除すると効果的?

    A.

    お風呂の壁は、中性洗剤のほか、下記の洗剤が有効です。

    ・クエン酸
    ・ウタマロクリーナー
    ・重曹
    ・クリームクレンザー
    ・オキシクリーン
    ・塩素系漂白剤

  • Q. お風呂の壁の黄ばみはどうやって掃除する?

    A.

    水垢と石鹸カスによる黄ばみは、クエン酸を使うと効果的です。

    1.クエン酸水を汚れ部分に吹きかける
    2.スポンジでこすり洗いをする
    3.シャワーで洗い流す
    4.水分を拭き取る

    頑固な黄ばみには、クエン酸を吹きかけた場所にキッチンペーパーを乗せてパックをすると取れやすくなります。

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