2023.12.22 2026.05.09
マンションの鍵交換は、賃貸・分譲を問わず、基本的に管理会社や管理組合への確認が必要です。オートロック付きマンションでは、共用エントランスの鍵と連動しているケースもあり、自己判断で交換するとトラブルの元になる恐れもあります。
この記事では、マンションの鍵交換について、許可の有無や費用相場、交換の流れを解説します。
- 賃貸・分譲マンションで鍵交換はできるのか
- 管理会社や管理組合への連絡は必要か
- オートロック付きの場合の費用や日数
- 鍵屋を選ぶときの注意点
など、交換前に知っておきたいポイントを整理しました。鍵を紛失した方や、防犯性を高めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
マンションの鍵交換は可能!事前に確認すべきポイント

マンションの鍵交換は、戸建てと異なり、「建物全体のセキュリティ」や「管理規約」が絡むため、いくつか特有の注意点があります。
管理組合・管理会社への許可が必要
マンションの鍵交換には、管理会社・管理組合の許可が必要です。これは分譲マンションも例外ではありません。
分譲マンションの場合も玄関ドアは共用部分に該当します。室内は好きなようにリノベーションできても、玄関ドアは管理会社もしくは管理組合が所有権をもっているため、勝手に鍵交換すると規約違反になる可能性が高いです。
賃貸マンションの場合もオートロックの有無にかかわらず、管理会社や大家さんに連絡する必要があります。
オートロック連動タイプは勝手に交換できないケースが多い
オートロック付きマンションでは、玄関の鍵とエントランスのオートロックが同じ鍵で開く「連動タイプ」になっている場合があります。このタイプは、居住者の判断だけで勝手に交換できないケースが多いです。
理由は、マンション全体の防犯管理に関わるためです。
管理組合や管理会社が鍵の種類・鍵番号・発注先を管理している場合があり、指定業者以外では交換できないケースもあるのです。
また、防犯性の高い鍵は、鍵番号だけで簡単に複製できない仕組みです。自己判断で別の鍵に交換すると、玄関は開けられてもエントランスのオートロックが使えなくなる可能性があるため注意しましょう。
賃貸マンションなら退去時の原状回復が原則
賃貸マンションで鍵交換する場合は、退去時に原状回復を求められます。防犯性を高める目的で交換する場合でも、事前に管理会社や大家さんへ連絡しましょう。
無断で鍵を交換すると契約違反とみなされる、退去時に元の鍵へ戻す費用を請求されます。また、管理会社が緊急時に入室できなくなるなど、管理上のトラブルにもつながるでしょう。
鍵を紛失した場合や、防犯上の不安がある場合でも、まずは管理会社へ相談してください。
マンションの鍵交換にかかる費用の目安
マンションの鍵交換には、「オートロック連動の場合」「連動無しの場合」で費用が異なります。
オートロック連動の場合
オートロックマンションの鍵は、エントランスやその他の共用部分の鍵と連動していることが多いです。特殊な鍵がほとんどなので、鍵交換にかかる費用が高くなる傾向にあります。
費用相場は以下のとおりです。
- 集合キー:10,000〜30,000円
- カードキー式:30,000〜90,000円
- プッシュプル錠:15,000〜50,000円
- 生態認証鍵:100,000〜十数万円
上記のように、鍵の種類によって費用が大きく異なります。特に、生態認証鍵は高額になりやすいため、火災保険など加入している保険が適用するかどうか調べておくとよいでしょう。
オートロック連動なしタイプ
鍵交換にかかる費用は「出張費+作業費+部品代」の合計額を請求されます。
鍵の部品代は、以下のとおりです。
- ディスクシリンダー:10,000〜15,000円
- ピンシリンダーキー:10,000〜20,000円
- ディンプルシリンダー:10,000〜35,000円
防犯性が高い鍵ほど費用は高くなるのが特徴です。そして、出張費や作業費として10,000〜20,000円が別途発生します。
鍵交換費用を補償してくれるサービスもある
マンションの鍵交換費用は自己負担になるケースが一般的ですが、加入しているサービスによっては費用を抑えられる場合があります。
例えば、火災保険や家財保険の中には、鍵の紛失や盗難による鍵交換費用を補償する特約が付いていることがあります。また、賃貸契約時に加入した24時間サポートサービスや入居者向けサポートサービスを利用できるケースも。
利用できるサービスの例は以下のとおりです。
- 火災保険の鍵交換補償
- 家財保険の鍵トラブル補償
- 入居者向け24時間サポートサービス
- クレジットカード付帯の緊急駆け付けサービス
ただし、防犯性向上を目的とした自主的な鍵交換や、経年劣化による交換は補償対象外になることがほとんどです。鍵を紛失した場合や盗難被害に遭った場合は、まず加入中の保険やサポートサービスの内容を確認してみましょう。
マンションの鍵交換にかかる費用は居住者負担になるケースも

マンションの鍵交換にかかる費用は、入居者か貸主(大家・管理会社)側の負担になるかどうかは、「交換する理由(原因)」によって決まります。
原則として、マンションの設備を維持・管理する義務は大家さん(オーナー)や管理会社にありますが、「入居者の過失や都合によって交換が必要になった場合」は、入居者自身の責任(自己負担)となります。例えば、次のようなケースです。
- 自分の不注意で鍵をなくした
- 鍵を破損・変形させた、鍵穴に異物を混入させてしまった
- 入居者の希望で防犯性能を上げたい
- 契約時(入居時)の特約にある
一方、次のケースは大家さん・管理会社負担になります。
- 経年劣化による不具合が生じた
- 空き巣や盗難の被害に遭遇した
自己負担の場合では、加入している火災保険の対象となればカバーできるケースもありますが、一度契約書を確認しておくと安心です。
なお、中古マンションに入居する際に鍵交換を希望する場合は、居住者負担になるケースがほとんどです。鍵が使える状態であれば、現状引き渡しが基本となります。
マンションの鍵交換をDIYするのは難しい

マンションの鍵交換をDIYするのはおすすめしません。
鍵穴を取り外したり新しく設置したりする作業は、工程が多いうえに複雑です。鍵自体もデリケートな部品で作られているため、取り扱いを誤れば損傷や破損する恐れがあります。
実際にDIYでは、以下のようなトラブルが発生しています。
- 購入した鍵のサイズが合わず取り付けできない
- 鍵が回らない、施錠できない
- ドアが閉まらなくなる
- シリンダーを破損してしまう
- オートロック連動機能が使えなくなる
- ドアや錠前に傷を付けてしまう
特にマンションは、オートロックとの連動や管理規約が関係し戸建てより難易度が高めです。
DIYで失敗すると鍵交換だけで済まない!
鍵交換に少しでも不安がある場合は、最初から鍵専門業者へ相談するのがおすすめです。現地で鍵の種類や適合部品を確認したうえで作業してもらえるため、交換後のトラブルも防げます。
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
マンションの鍵交換の流れ

鍵交換の流れや所有日数、費用相場について、オートロックマンションの場合と中古・賃貸マンションの場合にわけて解説します。住まいに合わせて、参考にしてください。
オートロックマンションの場合
オートロックマンションとは、マンションの入り口(エントランス)がオートロックになっているマンションのことです。部屋に入るためには、エントランス扉と自宅の玄関ドアでそれぞれ施錠する必要があります。
オートロックマンションの鍵は、エントランス扉の鍵と兼用になっていることが多いため、管理組合が提携する鍵屋に依頼して交換してもらいます。
鍵交換の流れ
オートロックマンションの鍵交換の流れは、以下のとおりです。
- 管理組合に連絡する
- 鍵の種類と住居部屋のシリンダーを確認する
- 管理組合が提携する鍵屋に連絡する
- 住居人立ち合いのもと、シリンダーを交換してもらう
オートロックマンションの場合、勝手に業者を探して依頼するのはNGです。規約違反になる恐れもあるので、提携する鍵屋がないか必ず確認しましょう。もし、提携する鍵屋がない場合は、自分で探すこともできますが、施工には管理会社の許可を取る必要があります。
鍵交換にかかる日数
基本的には3~4週間ほどかかります。鍵は取り寄せてから作業するため、届くまで時間を要します。早くても2〜3週間はかかると思っておくとよいでしょう。
鍵の種類
オートロックマンションでよく使用される鍵の種類は、次のとおりです。
| 鍵の種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 集合キー | ・エントランスのオートロックと住戸玄関を1本の鍵で開けられるタイプ ・マンションで広く採用されている |
鍵を複数持ち歩く必要がなく利便性が高い | ・鍵交換時はオートロックとの連動確認が必要 ・管理会社や管理組合への確認が必要な場合がある |
| 暗号番号式 | テンキーに暗証番号を入力して施錠・解錠するタイプ | 鍵を持ち歩く必要がなく、紛失リスクを減らせる | ・暗証番号の漏えいや覗き見に注意が必要 ・電池切れ時の対応方法も確認しておく |
| カードキー式 | 専用カードを読み取り機にかざして施錠・解錠するタイプ | ・カードが薄くコンパクトで持ち運びやすい ・複製が難しい製品も多い |
・カードを紛失すると不正利用のリスクがある ・再発行に費用がかかる場合もある |
| プッシュプル式 | ハンドルを押す・引くだけでドアを開閉できるタイプ ・グリップ型やバー型などがある |
少ない力で操作できるため、子どもや高齢者でも使いやすい | 錠前の種類によって交換費用が高くなる場合がある |
| 生体認証式 | 指紋や顔認証などを利用して施錠・解錠するタイプ | ・鍵を持ち歩く必要がなく、防犯性が高い ・紛失リスクもない |
・導入費用が高め ・機器の故障や停電・電池切れ時の対応を確認しておく必要がある |
オートロックマンションの場合は、エントランス扉の鍵と住居部屋の鍵が連動しているかどうかによって所有する鍵の本数が変わってきます。連動している場合は1本で済みますが、連動していない場合は2本持ちになります。
賃貸マンションの場合(オートロックなし)
賃貸マンションの多くはオートロックが付いていないので、エントランス扉と連動させる必要がありません。鍵の発注にあまり時間をかけずに済むため、オートロックマンションよりも早く完了できます。
鍵交換の流れ
賃貸マンションの鍵交換の流れは、以下のとおりです。
- 管理会社もしくは大家さんに連絡する
- 錠前の種類を確認する
- 鍵屋に鍵交換を依頼する
- 住居人立ち合いのもと、錠前やシリンダーを交換してもらう
自分で探す場合は、安心して任せられる鍵屋の選び方については、本記事で後述しています。鍵屋を選ぶときは、参考にしてください。
鍵交換にかかる日数
最短即日〜数週間かかるケースもあります。
オートロックマンションであれば連動させる必要があり数週間かかりますが、連動なしの場合は自分の部屋の鍵交換だけで住みますので、即日もしくは数日での交換が可能です。
鍵の種類
賃貸マンションでよく使用される鍵の種類は以下のとおりです。
- ディンプルシリンダー:平らな形に丸いくぼみがあり、ピッキングされにくく防犯性が高い
- 後付けの電子キーやスマートキー:簡易的で比較的簡単に取り付け可能・原状回復時も取り外しやすい
費用はかかりますが、鍵交換するなら上記のように防犯性が高い種類へ交換しましょう。
マンションの鍵交換を依頼する鍵屋の選び方

鍵屋を選ぶときは、以下3つのポイントを確認しましょう。
- 明確な見積もりを出してくれる
- アフターフォローがある
- 口コミ・評判が高い
安心して任せられる業者を見つけられるよう、しっかり押さえておきましょう。
明確な見積もりを出してくれる
鍵屋を選ぶときは、明確な見積もりを出してくれるか確認しましょう。
鍵交換にかかる費用は、部品代の他に出張費や作業費などがあります。どのような作業にいくらかかるのかは素人では分かりません。相手が悪徳業者だったら高額請求トラブルにつながる恐れもあります。
どの作業にいくらかかるのか詳しく書かれている見積りを出してくれる業者なら、安心して任せられます。また、「だいたい〇〇円です」と曖昧な表現をする鍵屋も信用性に欠けるので、依頼しないのが賢明です。
アフターフォローがある
鍵屋を選ぶときは、アフターフォローがあるかどうかも必ず確認しておきましょう。
鍵交換は作業後に「扉が閉まりにくくなった」「鍵が回りにくい」といったトラブルが発生することがあります。これは相手が悪徳業者でなくても起こり得るトラブルです。
アフターフォローがある鍵屋なら期間内に起きた不具合は無償で対応してもらえます。もしもに備えておくと安心です。
口コミ・評判が高い
鍵屋を選ぶときは、業者に寄せられている口コミ・評判も確認しておきたいポイントです。
口コミや評判には、利用者のリアルな意見が書かれています。「接客は丁寧だったか」「手際は良かったか」「納得できる価格か」など、知りたい情報を収集するのに役立ちます。
また、高額請求や不適切な工事を行う業者には、悪い口コミ・評判が多く寄せられているものです。悪い口コミ・評判があまりにも目立つ鍵屋はトラブルにつながる恐れがあるので、避けるのが無難です。
マンションの鍵交換は防犯性・管理規約を確認して進めよう
マンションの鍵交換は防犯性を高められますが、賃貸・分譲問わず管理規約の確認が欠かせません。特にオートロック付きのマンションは、エントランスキーと連動している場合があるため、管理会社や管理組合へ相談しましょう。
また、鍵交換の費用は自己負担となり、鍵の種類や防犯性によって金額も変わります。DIYの交換は失敗や防犯性低下のリスクがあるため、基本的には鍵専門業者への依頼がおすすめです。
セーフリーでは、鍵交換に対応した業者を徹底比較できます。料金や口コミを確認しながら、自宅のマンションに合った業者を探してみましょう!
\条件に合う業者が簡単に見つかる!/
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
- マンションで鍵交換したい
- 自宅の防犯を高めたい
- カードキータイプに変えたい

マンションの鍵交換は
管理側とのやり取りも含め
専門業者にお任せ!
マンションの鍵交換に関するよくある質問
-
Q. マンションの鍵は交換して問題ありませんか?
A.管理会社もしくは管理組合の許可を得られれば交換可能です。勝手に交換すると規約違反になるで、必ず連絡しましょう。
-
Q. マンションの鍵はDIYで交換できますか?
A.基本的におすすめしません。DIYでは、ドアが開閉しづらくなったり傷つけたりする恐れがあるため、プロに任せましょう。
-
Q. マンションの鍵交換はどのくらいの期間かかりますか?
A.オートロックマンションの場合は3~4週間ほど、賃貸マンションの場合は1〜2週間ほどで交換できます。鍵やシリンダーの在庫を持っていれば、即日での交換も可能です。
-
Q. 鍵交換で使える保険ってどのような内容ですか?
A.火災保険や家財保険のなかには、紛失や盗難などによる鍵交換の費用を補償してくれるものもあります。保険が適用されれば無償で鍵交換できるので、加入している保険がある人は保険会社に確認してみるとよいでしょう。
ただし、自己都合による鍵交換は適用されません。
-
Q. 鍵交換はホームセンターでもできる?
A.カインズなど一部のホームセンターで鍵交換の出張サービスを行っているところもあります。ただし、対応エリアや取付可能な鍵の種類が限られており、とくにマンションなどのオートロック連動型は対応できません。
鍵専門業者へ依頼しましょう。
>>鍵専門業者を探す

























