見積もり訪問なしで引っ越しはOK?メリットやデメリット・注意点を解説
2024.06.09 2024.09.04
この記事では、引っ越しを検討する方に向けて、見積もり訪問なしのメリットやデメリットについて徹底解説します。
引っ越しの見積もりは、自宅に業者が訪問して料金を出すのが一般的ですが、時間や手間をかけたくないなら訪問なし見積もりがおすすめです。ただ、当日に料金が上がる可能性があるなど、いくつかデメリットがあるのも事実です。
記事後半では、具体的な方法や注意点もご紹介。訪問なし見積もりを検討する方は、ぜひ参考にしてください。
目次
見積もり訪問なしで引っ越しする4つのメリット
見積もり訪問なしで引っ越しする主なメリットは、以下の通りです。
- 手軽に見積もりを依頼できる
- 見積もりの時間が短縮可能
- しつこい営業を受けない
- 女性一人でも安心できる
それぞれのメリットを見ていきましょう。
手軽に見積もりを依頼できる
訪問なし見積もりは、手間や時間がかからないので手軽に依頼できます。訪問見積もりの場合、調査を引っ越し業者に任せられますが、訪問日の日程調査や部屋の片付けをしなければいけません。
また、見積もり当日は荷物の量を確認するので立会いが必要です。訪問なし見積もりは、立会いの時間が取れなくても見積もりを出してもらえます。
見積もりの時間が短縮可能
訪問なし見積もりは、調査にかかる時間を短縮できるメリットがあります。訪問見積もりは、査定に1件あたり15〜30分程度かかるケースが多いです。日程調査や部屋の片付けなどの準備を含めると、最低でも半日はかかりるでしょう。
訪問なし見積もりは立ち会う必要がないため、日程調査や部屋を片付ける手間がかかりません。とくに、相見積もりを取りたい場合は、大幅な時間短縮で効率的です。
しつこい営業を受けない
引っ越し業者によっては、依頼を受けたくてしつこく営業してくる場合があります。とくに対面での営業は断りづらく、その場で契約を決めてしまう人も。
訪問なし見積もりであれば、引っ越し業者と対面することがなく、過度な営業を受ける心配がありません。営業を受けても断りの連絡を入れやすいので、納得できる引っ越し業者に依頼できます。
女性一人でも安心できる
訪問なし見積もりであれば、女性一人でも安心して依頼できます。訪問見積もりは、荷物量を調査するために立会いが必要です。見積もりのためとはいえ、引っ越し業者を自宅に上げることに抵抗を覚える人もいます。
訪問なし見積もりであれば、業者を自宅に上げることなく見積額を出せます。女性の一人暮らしでも安心して依頼できるでしょう。
見積もり訪問なしで引っ越しするデメリット
主なデメリットは、以下の通りです。
- 荷物量を自分で調べる必要がある
- 料金を高く設定される傾向がある
- 引っ越し当日の作業に影響する
- 見積もり訪問なしの対象は単身者
- 訪問見積もりの特典や値引き交渉が難しい
それぞれのメリットを見ていきましょう。
荷物量を自分で調べる必要がある
訪問見積もりの場合、引っ越し業者による正確な荷物量の調査があります。ただ、訪問なし見積もりでは、どれくらいの荷物を新居に持参するのかを自分で調べて引っ越し業者に伝えなければいけません。
引っ越し前は、荷物の梱包や部屋の掃除などで余裕がなくなることも多いです。訪問なし見積もりを検討している場合は、計画的に依頼するのをおすすめします。
新居に持ち込む荷物は、引っ越し希望日の2週間〜1ヶ月前を目処に精査しましょう!
料金を高く設定される傾向がある
訪問なし見積もりは、事前に引っ越し業者が荷物量を確認しないので正確な量を把握するのが難しいです。引っ越し当日に「荷物が載らない!」といった事態を避けるために、余裕を持った積載量で見積もる業者も少なくありません。
場合によっては、訪問見積もりより料金が高くなることも。損をしないためには訪問見積もりが確実だと言えます。
引っ越し当日の作業に影響する
訪問見積もりでは、荷物の量だけでなく、搬出入の経路や部屋の間取り、周辺の状況も確認しています。これらを事前に確認するのは、引っ越し当日の作業を効率的に進めるためです。しかし、訪問なし見積もりの場合は詳しく把握できません。
引っ越し当日に運搬に支障が出て作業が難航することも。とくにマンションの場合は、エレベーターの有無の伝え漏れがあると、作業時間に影響する上、料金が割り増しされるケースもあるでしょう。
滞りなく引っ越し作業を進めるには、業者が必要とする情報をしっかり伝えておくことが大切です。
見積もり訪問なしの対象は単身者
訪問なし見積もりができるのは、単身者の引っ越しが基本です。単身者の引っ越しは荷物が少なく、万が一、見積もり時に想定していない荷物が出てきてもトラックに載せられる可能性があります。
不測の事態にも対応できるため、訪問なし見積もりの対象を単身者に絞る引っ越し業者は多いです。
家族世帯でも荷物が少ない場合、実際の荷物量に差が出ても対応できるため、訪問なし見積もりを受ける業者も存在します。ただ、新居へ引っ越す人数が多いほど荷物が増えるので、実際の荷物量に差が出てくることも。
正しい荷物量を伝えないと、引っ越し当日に追加料金が発生する可能性が高いです。
単身者 | 2人世帯 | 3人世帯 | 4人以上の世帯 | |
---|---|---|---|---|
荷物を調べる時間 | 15〜30分 | 15〜30分 | 30〜45分 | 45〜60分 |
見積もりの正確性 | あり | あり | ほぼあり | ほぼあり |
荷物を調べる時間がない人は、訪問見積もりを検討しましょう。
訪問見積もりの特典や値引き交渉が難しい
訪問見積もり限定の特典を用意する引っ越し業者がありますが、訪問なし見積もりでは利用できません。特典内容はさまざまですが、引っ越し資材を用意してくれたり、日用品を提供してくれることも。特典を受けたい場合は、訪問見積もりがおすすめです。
また、訪問なし見積もりは値引き交渉が難しい傾向があります。訪問なし見積もりのやり取りはメールや電話が基本なので、具体的な料金交渉や値引きの打診が難しいためです。
引っ越し業者で異なる?見積もり訪問なしの方法3選
主な方法は、以下の通りです。
- 電話・メール
- チャットツール
- ビデオチャット
それぞれの方法を見ていきましょう。
電話・メール
引っ越し業者に直接電話やメールで見積もりを取る方法です。引っ越し業者の公式サイトから住所や連絡先などの情報を入力すれば、後日電話やメールで連絡がきます。電話やメールでは見積もり時に必要な情報を聞かれるので、事前に確認しておくと安心です。
具体的には、以下のような情報が必要です。
- 引っ越し希望日
- 旧居・新居先の住所
- 階数や部屋の間取り
- 荷物の量や大きさ(家電・家具含む)
- 駐車場やエレベーターの有無
また、ドアの大きさを聞かれることがあります。室外と室内のドアの大きさは、荷物を運び出す時に必要な情報で、横幅と高さを聞かれることが多いです。
引き戸の場合は、扉を開いた状態の高さと横幅を測りましょう。さらに、自転車やバイクなど屋外にある荷物も忘れずに伝えましょう。
伝え漏れがあると別途トラックの手配が必要になり、引っ越し当日に追加費用が発生してしまいます!
チャットツール
LINEなどのチャットツールを使用して見積もりを取る方法です。引っ越し業者を友達登録した後、専用依頼フォームから必要な情報を入力します。
室内の写真を送信することも可能なので、引っ越し業者に視覚的な情報を伝えられるのも特徴。とくにLINEは多くの人が利用しているため、アプリをインストールする必要はなく簡単に利用できるでしょう。
ビデオチャット
Google MeetやZoomなどのビデオ電話チャットを利用して見積もりを取る方法です。引っ越し業者の担当者が、荷物を画面越しで確認しながら見積もりを取るため、訪問なしでも正確な料金を算出できます。ビデオチャットでの見積もりは、以下の手順です。
- 見積もりの日時を決める
- 指定URLがメールで受信
- 指定URLから入室する
- 訪問なし見積もりを行う
電話チャットツールを普段使用していない場合は、事前にアプリのインストールが必要です。ただし、電話チャットツールでのも見積もりに対応していない業者もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
見積もり訪問なしの引っ越しで注意すべきこと
主な注意点は、以下の通りです。
- 新居に搬入するものを精査する
- 家具や家電は事前にサイズを測る
- 見積もり段階で即決しない
- 部屋の状態は写真や動画で詳細に伝える
それぞれ確認していきましょう。
新居に搬入するものを精査する
引っ越し費用でかかるのは、基本的に新居に搬入する荷物のみです。見積もり時に必要な情報は、新居に搬入する荷物に限られます。荷物の中に旧居で処分する荷物が紛れていると荷物量が多くなり、見積もりの金額が高くなることも。
正確な見積もり金額を出すためには、旧居で処分するものと新居に搬入するものを精査することが大切です。
また、電話やメールで見積もりを取る場合、業者との間で認識のズレが生じることがあります。正確な情報を伝えるためにも、新居に搬入するダンボール箱の個数やサイズを確認しておきましょう。
ダンボール箱の個数を含めて荷物量を確認しておけば、正確な見積もり金額を算出しやすいです。
家具や家電は事前にサイズを測る
見積もり時に確認される荷物量は、家具や家電も含まれます。家具や家電は、付属の取扱説明書や品番を検索すれば正確なサイズがわかります。ただ付属の取扱説明書や品番検索でも大きさがわからない場合は、「横幅×奥行×高さ」の3辺を計りましょう。
また、計測が必要なのは、食器棚やソファ、冷蔵庫などダンボールに入らないサイズの家具や家電のみです。炊飯器や電子レンジなど持ち運べるものは、ダンボールや購入時の箱に梱包すれば、そのまま搬入してもらえるので見積もり時に計測する必要はありません。
見積もり段階で即決しない
「当日即決したら割引する」といった営業をかける引っ越し業者も存在しますが、見積もり段階での即決はあまりおすすめしません。見積もり金額は、同じ内容でも業者によって大きく異なります。ほかの業者に見積もりを依頼すれば、もっと安い金額で引っ越せるかもしれません。
また、他社の見積もりを出して価格交渉すれば、割引や特典をつけてもらえる可能性もあります。実際に価格交渉が成功した事例も多いため、費用を抑えたい場合は積極的に交渉してみましょう。
相見積もりを取って比較検討するまでは、営業してきた引っ越し業者に依頼するのは控えるべきです。
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部屋の状態は写真や動画で詳細に伝える
旧居や新居に螺旋(らせん)階段や踊り場がある場合は、作業に影響することがあります。また、屋内外の急傾斜の階段や坂道がある場合、形状によっては運べなくなるケースも。
当日に「荷物が運べない!」といった不測の事態を避けるためにも、写真や動画をうまく活用し、引っ越し業者に正確に部屋の状態を伝えてください。
見積もり訪問なしで引越しするなら業者選びが重要!
今回は、見積もり訪問なしで引っ越すメリットとデメリットについて解説してきました。
訪問なし見積もりは、料金の透明性が高かったり時間を短縮できたりなど、多くのメリットがあります。ただ一方で、単身者のみが対象だったり、荷物量を自分で調べたりする必要があるので負担になることも。
メリットとデメリットを比較して、どちらが自分に合うのかを検討することが大切です。
引っ越し業者を決めかねているなら、業者との出会いをサポートしてくれる「セーフリー」を活用するのがおすすめ。サイト上で複数の業者を比較検討でき、口コミが多数掲載されているので、自分に適した業者を見つけられます。
無料見積もりも簡単に取れるので、気になる方は依頼しましょう!
見積もり訪問なしで引っ越しはOK?メリットやデメリット・注意点を解説のよくある質問
-
Q. 訪問なし見積もりは誰でも依頼できる?
A.訪問なし見積もりは、誰でも依頼することが可能です。ただし、多くの引っ越し業者は、単身者、または荷物が少ない世帯を対象にしています。
-
Q. 訪問なしでも正確な見積もりは取れる?
A.引っ越し業者の訪問なしでも、正確な見積もり金額は出せます。ただし、正確な見積もりを出すには、新居に搬入する荷物の量やサイズを正しく伝えることが必要です。
-
Q. 訪問なし見積もりを複数業者に依頼するのはあり?
A.相見積もりを取るのは問題ありません。ただ、複数の引っ越し業者を比較検討するために、同じ条件で見積もりを依頼しましょう。
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