引っ越しで荷物の搬入と搬出を別日にした男性

引っ越しの搬出と搬入は別日でも大丈夫?【メリット・デメリットも解説】

2024.06.08 2024.09.04

この記事では、搬出と搬入が別日の引っ越しについて徹底解説します

引っ越し先が遠方の場合や、仕事でどうしても都合がつかない場合など、搬出と搬入が別日になってしまうケースもあるでしょう。「引っ越し業者は対応してくれるの?」「料金はどうなるの?」と不安な方もいるはずです。

本記事では、搬出と搬入を別日にするのは可能か、また、メリットやデメリットを解説します。料金相場や依頼するときのポイント、料金を抑えるコツもご紹介しますので、ぜひお役立てください。

搬出と搬入が別日の引っ越しは可能

搬出と搬入を別日にする引っ越しが可能であることを解説する女性

搬出と搬入が別日の引っ越しは可能です。一般的に引っ越しが1日で終われる距離は200kmまでと言われているため、200㎞を超える引っ越しは、搬出と搬入を別日にする業者も多いでしょう。

ちなみに、200kmは、だいたいトラックで約3~4時間の距離で、具体的な例は以下の通りです。

  • 東京⇔関東地方・静岡
  • 大阪⇔名古屋・倉敷

また、近距離であっても下記の場合は、搬出と搬入を別日にすることが可能です。

  • 単身パック利用(コンテナ便)
  • 多忙でスケジュールが合わない

単身パックとは、決まったサイズのコンテナに荷物を積んで運搬する単身者向けの引っ越しサービス。「コンテナ便」と呼ばれることもあります。コンテナの大きさは、一般的には幅105㎝・奥行105㎝・高さ175㎝前後です。

コンテナボックスは、引っ越し業者の倉庫で預かってもらえるため、引っ越しで搬出と搬入を別日にしてもらえます。

また、荷物を搬出した日に新居に立ち会えない場合は、交渉することで搬出と搬入を別日にできるでしょう。

引っ越しで搬出と搬入を別日にする流れ

搬出と搬入が別日の引っ越しの流れを確認するスタッフ
搬出と搬入を別日にすることは可能と解説しました。ここでは、搬出と搬入が別日の引っ越しの流れを解説していきます。

今回は、搬出も搬入も引っ越し業者に依頼するケースをご紹介します。基本的な流れは、下記の通りです。

  1. 荷物の積み込み
  2. 搬出
  3. 運搬・保管
  4. 搬入

詳しく解説していきます。

荷物の積み込み

まず最初は、荷物の積み込みです。荷物を段ボールに詰めて、引っ越し業者のスタッフがすぐに搬出できる状態にしておきましょう。多忙で片づけ・梱包の時間が十分に確保できない方は、荷物の梱包から引っ越し業者に依頼することも可能です。

その場合の料金については、各業者に見積もりを依頼して確認しましょう。

搬出

次は荷物の搬出です。指定した日時に、引っ越し業者のスタッフが荷物を搬出しに訪問します。この際は、必ず立ち合いが必要です。

また、以下のケースでは搬出の際に追加料金が発生する業者もあるため、事前に見積もりでしっかり確認しましょう。

  • エレベーターがない建物の3階以上
  • トラック駐車スペースが離れている
  • 早朝・夜間の搬出

追加料金の発生を避けたい場合は、自力で1階部分に出しておくとよいでしょう。

運搬・保管

次は、引っ越し業者のスタッフが荷物を運搬します。搬出と搬入が別日になる場合は、引っ越し業者の倉庫でいったん保管する業者が多いでしょう。

単身プラン(コンテナ便)の場合は、複数のコンテナを一か所にまとめて保管するのが一般的。ちなみに、倉庫は各引っ越し業者の厳重な管理下にあるため、盗難や紛失の心配はないでしょう。

搬入

最後は、荷物を新居に搬入します。荷物の搬入も、基本的には立ち合いしなければいけません。引っ越し業者のスタッフが新居に到着したら、すぐに部屋に荷物を搬入できるよう、時間に余裕をもって新居に向かいましょう。

また、搬入日にあわせ、電気の開通手続きを済ませておくのがおすすめ。特に、搬入が夕方以降になる際は暗いと作業できないこともあるため、入居日の最低2週間前には、開通のための申し込みをしましょう。

引っ越しで搬出と搬入が別日になる3つのケース

搬出と搬入が別日になる3つのケースを解説する女性

引っ越しでは、自分が希望しなくても必然的に搬出と搬入が別日になるケースがあります。ここでは、搬出と搬入が別日になる引っ越しのケースを3つご紹介します。

下記のケースでは、搬出と搬入が別日になる可能性が高いでしょう。

  1. 200km以上の引っ越し
  2. 立ち合い人がいない
  3. 繁忙期の引っ越し

詳しく解説していきます。

200km以上の引っ越し

200km以上の引っ越しは、多くの業者が搬出と搬入を別日にします。大手の業者は、日本各地に支店や加盟店をもつため、いくつかの店舗を経由して荷物を運搬することもあるでしょう。

地元密着業者や個人の引っ越し業者は、対応が柔軟な傾向があるため、搬出と搬入を別日にしたくない方は交渉してみることをおすすめします。

立ち合い人がいない

引っ越しでは搬出・搬入の際の立ち合いが必要です。自分や家族が難しい場合は、代理人でも大丈夫ですが、無人での搬出・搬入は基本的にはできません。

そのため、荷物を搬入する日に新居に立ち会える人がいない場合は、必然的に別日になります。

繁忙期の引っ越し

繁忙期の引っ越しは、搬出と搬入が別日になることがあります。特に単身プランの場合は、複数のコンテナBOXを一台のトラックが回収するため、搬出した日に新居への搬入が難しいケースもあるでしょう。

ちなみに、繁忙期は一般的に3月と4月を指します。引っ越し業者への依頼が集中するため、希望の日に予約が取りにくいのも考慮し、早めに予約しましょう。

引っ越しで搬出と搬入を別日にするメリット・デメリット

搬出と搬入が別日の引っ越しのメリットとデメリットのイメージ画像

ここでは、引っ越しで搬出と搬入を別日にするメリットとデメリットを解説します。

搬出と搬入が別日の引っ越しのメリット

引っ越しで搬出と搬入を別日にするメリットは、旧居の掃除や片づけに時間をかけられること。荷物を搬出した後に、焦らず旧居の片づけや掃除ができます。

賃貸物件の場合は、部屋を原状復帰することで、敷金が返金されるメリットも挙げられます。ちなみに、賃貸物件では退去時の原状復帰は借主の義務であり、そのために入居時に敷金を支払います。

搬出と搬入が別日の引っ越しのデメリット

引っ越しで搬出と搬入を別日にするデメリットは、業者によっては料金が加算されるケースがある点です。また、限られた期間内でなるべく早く引っ越しを終わらせたい方にとっては、搬出と搬入が別日になるのはデメリットと言えるかもしれません。

引っ越しで搬出と搬入を別日にした場合の料金について

搬出と搬入が別日の引っ越しの料金を説明する男性

ここでは、引っ越しで搬出と搬入を別日にした場合の料金を解説します。業者によって異なりますが、下記のいずれかの追加料金が加算される可能性が高いでしょう。

  • 搬出と搬入それぞれの引っ越し料金
  • 荷物の保管料金

搬出と搬入それぞれの引っ越し料金

引っ越し業者の中には、搬出と搬入が別日の引っ越しは、それぞれに対して料金がかかる業者もあります。

ただし、業者の都合で搬出と搬入が別日になる場合は、追加料金は発生しません。

引っ越し費用は、下記を参考にしてください。

市内への引っ越し 同一県内への引っ越し 県外
単身 3万円前後 5万円前後 7万円~
2人暮らし 4万5,000円前後 5万5,000円前後 10万円~
3人家族 6万円前後 8万円前後 12万円~
4人以上の家族 8万円前後 10万円前後 15万円~

参照:SUMMO

また、部屋の間取り別の引っ越し料金については、下記記事で解説していますので併せてご覧ください。

荷物の保管料金

搬出と搬入が別日の引っ越しは、荷物の保管料金が発生する可能性があります。ただし、業者の都合で引っ越しが数日に渡る場合は、荷物の保管料金は発生しません。

引っ越し業者による荷物預かりサービスの料金相場は、おおむね1万5千円~2万円ですが、時期や荷物の量によって前後します。正確な料金は見積もりでご確認ください。

搬出と搬入が別日になる引っ越し料金を安く抑える4つのコツ

安く搬出と搬入が別日の引っ越しを依頼して節約した女性

荷物の搬出と搬入が別日の引っ越しは、場合によっては割高になります。ここでは、搬出と搬入が別日の引っ越しの料金を安く抑えるコツを解説しますので、ぜひお役立てください。

  • 相見積もりで安い業者を選ぶ
  • 繁忙期の引っ越しを避ける
  • 荷物一時預かりサービスを利用する
  • 混載便を利用する

それぞれ詳しく解説します。

相見積もりで安い業者を選ぶ

引っ越しの費用を安く抑えるには、料金の安い業者を選ぶのがおすすめ。しかし、一社一社に見積もりを依頼するのは手間がかかるため、相見積もりすると手間が省けます。

セーフリーは、一度の入力で複数の引っ越し業者の見積もりを簡単に依頼できます。

引っ越し業者の相見積もりについては、下記記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

繁忙期の引っ越しを避ける

引っ越し業者の料金は、同じ間取り・距離でも時期によって大きく異なります。3月と4月は繁忙期で、1年を通して最も引っ越し業者の料金が高い時期です。

一方で、1年のうち引っ越し料金が一番安いのは12月と1月です。コスパ重視なら夏休みを利用した引っ越しもおすすめでしょう。

お盆の引っ越しについては、下記記事で解説しています。

荷物一時預かりサービスを利用する

搬出と搬入が別日になりそうな方は、荷物の一時預かりサービスの利用も検討しましょう。

特に、搬出と搬入の日が開いて、追加料金が発生するケースでは、荷物の一時預かりサービスを利用した方が費用を抑えられる可能性があります。

下記記事で、荷物の一時預かりサービスについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

混載便を利用する

搬出と搬入が別日の引っ越しは「混載便」を利用すると料金を安く抑えられます。混載便とは、1台のトラックに複数の引っ越し先の荷物を載せて運搬するサービスです。

トラック1台の稼働で複数の引っ越しができるため、利用者が支払う料金も通常に比べ格安になります。

しかし「関西方面」「中部方面」など範囲が広いこともあり、荷物を搬出してから搬入するまでに3~4日程度かかる場合もあるため時間に余裕がある方におすすめのサービスと言えるでしょう。

搬出と搬入が別日の引っ越しをお得にするなら…

搬出と搬入が別日の引っ越しを依頼した女性

搬出と搬入が別日の引っ越しは可能ですが、割高になってしまう可能性もあります。慎重に検討してから業者に依頼しましょう。

セーフリーでは、搬出入が別日の引っ越しにも対応し、適正料金で依頼できる優良業者が多数掲載されています。気になる業者を見つけたら、気軽に無料見積もりを請求し、比較・検討してみましょう!

引っ越しの搬出と搬入は別日でも大丈夫?【メリット・デメリットも解説】のよくある質問

  • Q. 業者の都合で引っ越しの搬出と搬入が別日になってしまう際も追加料金はかかる?

    200km以上の引っ越しや繁忙期の依頼は、搬出と搬入が別日になる可能性があります。業者都合であれば、追加料金は発生しません。

  • Q. 搬出と搬入が別日になる引っ越しを少しでも安くするには?

    相見積もりで料金が安い業者を選びましょう。

  • Q. 搬出と搬入のどちらかだけ引っ越し業者を利用するのは可能?

    可能です。搬出だけ引っ越し業者に依頼し、荷物一時預かりサービスを利用することも検討しましょう。

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