2024.11.07 2024.11.07
この記事では、引っ越ししない方がいい時期について徹底解説します。
世間一般的に、入学や就職以外で春先の引っ越しは避けるべきだといわれています。ただ、それ以外にも引っ越ししない方がいい時期があるので要注意!総合的に見て自分に合った良い時期に引っ越したいなら、予約が埋まる前に、業者の日にちを抑えておく必要があります。
記事内では、引越時期選びの失敗事例もご紹介。「引っ越しで大変な思いをしたくない!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
引っ越ししない方がいい時期【避けるべき理由を解説】
引っ越ししない方がいい時期は、以下のとおりです。
- 費用が高く融通もきかない繁忙期
- 縁起が悪い時期
- 雨の多い梅雨
- 天候が心配な冬
避けるべき理由を確認していきましょう。
費用が高く融通もきかない繁忙期
引っ越ししない方がいい時期は、引っ越し業者の費用が高くなる「繁忙期」です。
繁忙期とは、引っ越しの需要が増して料金が高騰する時期を指します。閑散期に比べると、料金に倍以上の差が出ることも。引っ越し費用をなるべく抑えたい方は、繁忙期を避けるのがおすすめです。
引っ越し業者の繁忙期は、進学や就職など新生活が始まる「2〜3月」、企業の中間決算期で人事異動による転勤などが増える「9月」にあたります。需要が増して予約も取りづらくなるので、早めに予約しましょう。
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縁起が悪い時期
風水で縁起が悪い時期も引っ越ししない方がいいといわれています。
たとえば、「仏滅(ぶつめつ)」や「赤口(しゃっこう)」です。仏滅は物事が滅する日とされており、もっとも縁起が悪いとされています。赤口は、仏滅の次に縁起が悪く、この日に引っ越しするのは避けたいところ。
ただし、仏滅や赤口に引っ越すと、必ず悪いことが起こるといった科学的根拠はありません。近年は、仏滅や赤口を気にせず、引っ越し日を決める人が増えてはいます。
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雨の多い梅雨
雨の日が多くなる梅雨シーズンも、引っ越し時期としておすすめできません。
雨の日でも引っ越しは可能ですが、雨によって荷物が濡れたり家電が壊れたりする恐れがあります。足元が悪くて運搬に時間がかかり、予定終了時間に作業が終わらない場合も。運搬時に転倒するリスクもあるので、雨の日はなるべく避けるのが無難です。
日程を変えられない場合は、以下のように荷物や段ボール箱が濡れない対策を取りましょう。
- 梱包した荷物をビニールで覆う
- 水が入らないようにガムテープで補強する
天候が心配な冬
寒さや天候の心配がある冬の引っ越しも、あまりおすすめしません。
冬は引っ越し業者の閑散期にあたるので、費用を抑えられるメリットがあります。ただし、引っ越し当日に雪が降ると、雨の日以上に足場が悪くなるので、大きな家具や家電の運搬に危険が伴うことも。
運搬作業を無事終えられても、移動中に交通渋滞が発生して身動きが取れなくなる可能性もあります。とくに、北海道や東北地方、北陸地方など雪の多い地域は冬の引っ越しを避けましょう。
引っ越ししない方がいい時期に転居!【3つの失敗事例】
引っ越ししない方がいい時期を選んでしまい、失敗した経験を持つ人もいるようです。
良くない時期に引っ越してどのような失敗をしたのか、その事例を見ていきましょう。
冬の帰省ラッシュの渋滞にハマった!
Aさんは少しでも費用を抑えたくて、引っ越し業者の閑散期にあたる年末の引っ越しを決めました。
当日雪は降らず円滑に作業が進んだものの、帰省ラッシュで交通渋滞に巻き込まれる事態に。中距離の引っ越しで移動距離も長いので、予定到着時間より3時間遅れで新居に到着しました。
その日に荷解きや部屋を掃除する予定でしたが、新居に荷物を搬入するので精一杯で、片付けが終わらないまま作業終了。計画通りに作業が進まず、イライラしたそうです。
雨の日の引っ越しでパソコンやテレビが故障!
仕事の都合で日程を調整できず、雨の日に引っ越ししたBさん。
一人暮らしで荷物が少ないので、自力で引っ越しすることに決めました。デスクトップパソコンやテレビも自分で梱包しましたが、雨対策が不十分で運搬中に水が染み込んで故障する事態に!
最終的に新しく買い替える羽目になり、出費が増えて金銭的負担が大きくなりました。
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雨の日に延期を申し出たらキャンセル料が発生!
雨の日の引っ越しをなんとか避けたくて、2日前に作業の延期を申し出たCさん。
手数料がかからないと思い込んでいたが、キャンセル料を支払う結果となりました。引っ越しに関するキャンセル料のガイドラインは、国土交通省「標準引越運送約款」に基づいて設定されています。
原則、3日前に延期を申し出れば、キャンセル料はかかりません。ただし、3日以降は引っ越し業者が独自に設定するキャンセル料がかかります。
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引っ越ししない方がいい時期を避けた業者予約日の決め方【4つのおすすめ時期】
おすすめの時期は、以下のとおりです。
- 費用が安い閑散期
- 需要が低下する夏
- 月の中旬~下旬
- 予約が少ない平日
それぞれの概要を確認していきましょう。
費用が安い閑散期
費用を抑えたい方は、引っ越しの需要が少なくなる「閑散期」を狙いましょう。
一般的に、6月・11月頃は引っ越し業者の閑散期にあたるので費用を抑えられます。また、6月はジューンブライドで結婚するカップルが増えるため、一人暮らし向けの空き物件が出やすい時期。単身世帯が引っ越すには最適なタイミングです。
11月は、企業の人事異動や結婚に伴う引っ越しが増えるので、ファミリーやカップル向けの物件が多く出回る傾向があります。年末まで空室状態が続くことを避けるために、家賃や敷金・礼金などを安く設定する大家さんや不動産会社が増える傾向に。
需要が低下する夏
暑い夏は引っ越し需要が低下するので、引っ越し業者に交渉しやすい時期といわれています。
暑さの中で作業するのを避けるために、引っ越しを秋にずらす人が多いのが主な理由です。交渉が成立すれば、費用相場より安く引っ越せるかもしれません。
ただ一方で、夏休みに入る時期は子どもがいる家族の引っ越しが増える場合も。夏休みの期間中は費用を高く設定する引っ越し業者もいるので、見積もり金額を確かめてから依頼することをおすすめします。
月の中旬~下旬
賃貸物件の場合は、月の中旬〜下旬の引っ越しが狙い目です。
賃貸物件は契約書に「日割り不可」と記載されている場合、日割り計算されず、家賃を全額支払う必要があります。そのため、月の下旬や上旬に引っ越し需要が高くなる傾向に。中旬〜下旬の間を狙えば、引っ越し費用を抑えられる可能性が高いです。
ただし、中旬~下旬の場合、新居と旧居の契約が重複して家賃が二重に発生するリスクがあります。家賃が二重発生する場合は、日割り計算できないか交渉してみましょう。
予約が少ない平日
引っ越し需要が高まるのは、土・日・祝日です。
土日祝日は、仕事や学校が休みになることが多いので予約が集中する傾向があります。引っ越し費用を抑えたい方は、平日を検討するのもひとつの方法です。
ちなみに、引っ越し費用が安くなる曜日は、火曜日・水曜日・木曜日です。週の真ん中で連休になりづらいので、引っ越し費用が安くなる傾向があります。
できれば引っ越ししない方がいい時期「繁忙期」と「閑散期」の料金差はどのくらい?
単身世帯・2人世帯別に、繁忙期と閑散期における引っ越し料金の違いを以下の表にまとめました。
【単身世帯(〜200km未満の場合)】
引っ越し業者費用 | 賃貸入居時の 不動産初期費用 |
|
---|---|---|
A.繁忙期の相場 | 5万7,725円 | 6万7,481円 |
B.閑散期の相場 | 4万8,789円 | 3万6,218円 |
料金差(A-B) | 8,936円 | 3万1,263円 |
参照:SUUMO引越し見積もり・引越し侍サイト
【2人世帯(〜200km未満の場合)】
引っ越し業者費用 | 賃貸入居時の 不動産初期費用 |
|
---|---|---|
A.繁忙期の相場 | 12万4,632円 | 12万7,907円 |
B.閑散期の相場 | 9万254円 | 8万816円 |
料金差(A-B) | 3万4,378円 | 4万7,091円 |
参照:SUUMO引越し見積もり・引越し侍サイト
単身世帯・家族世帯の費用相場を知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
引っ越し料金が安い時期はいつ?単身世帯・家族世帯の費用相場や注意点を紹介
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【引っ越ししない方がいい時期しか選べない!】それでも費用を抑える方法4選
費用を抑える方法は、以下のとおりです。
- 料金総額が安い引っ越し業者を選ぶ
- 初期費用を抑えられる物件を探す
- 新居に運ぶ荷物を最小限に抑える
- レンタカーを借りて自分で運搬する
それぞれの方法を確認していきましょう。
料金総額が安い引っ越し業者を選ぶ
費用を抑える方法として有効なのが、料金総額が安い引っ越し業者を選ぶことです。
各引っ越し業者で設定金額が異なるため、どの業者を選ぶかによって支払う費用が変わります。引っ越し需要が増して料金が高くなる繁忙期でも、費用が安い業者を選べば金銭的な負担を軽減できる場合も多いです。
料金総額を比べる方法としては、同じ条件で複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」が有効。各業者に見積もりを依頼して、見積もり金額を比較してみましょう。
初期費用を抑えられる物件を探す
敷金・礼金や仲介手数料など初期費用を抑えられる物件を探してみましょう。
具体的な方法は、以下のとおり。
- 敷金・礼金が安価な物件を探す
- フリーレント物件を借りる
- 仲介手数料の安い不動産会社を利用する
ちなみに、フリーレント物件とは、一定期間の家賃が免除される物件のことです。
家賃が免除になると初期費用をグッと抑えられて、金銭的な負担が減ります。ただし、入居するには契約期間や支払い等の条件を満たさなくてはいけません。また、家賃が相場よりも高めに設定されていることが多いです。
初期費用を抑える方法について知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
賃貸の引っ越し初期費用はどれくらい?家賃別の目安や料金を抑える方法をご紹介
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新居に運ぶ荷物を最小限に抑える
不用品は引っ越し前に処分して、新居に運ぶ荷物を最小限に抑えましょう。
引っ越し費用は、荷物の量に影響されます。荷物の量が増えれば増えるほど費用が高くなるのは、引っ越し当日に作業員の確保や大きいサイズのトラックが必要になるためです。
不用品回収・不用品買取サービスを提供する引っ越し業者もあるので、うまく活用しましょう。
レンタカーを借りて自分で運搬する
引っ越し費用を抑えたい場合は、レンタカーを借りて自分で運搬するのもひとつの方法です。
荷物が少ない単身世帯の場合、誰かの協力があれば自分で梱包や運搬は可能です。ただし、運搬作業に慣れていないと、持ち運ぶ際に壁や床に傷をつけてしまう恐れも。運搬時についた傷は入居者に責任があるので、敷金から修繕費が引かれてしまいます。
部屋の床や壁に傷をつけるリスクを軽減したい方は、プロの業者に任せましょう!
レンタカーでの引っ越し手順やトラックの選び方を知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
レンタカーでの引っ越しに適したトラック種類は?業者の選び方も解説!
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引っ越ししない方がいい時期を押さえて、良い時期に引っ越しを!
今回は、引っ越ししない方がいい時期について徹底解説してきました。
引っ越しで避けたいのは、以下の時期です。
- 縁起が悪い時期
- 費用が高い繁忙期
- 雨の多い梅雨
- 天候が心配な冬
とくに、気をつけたいのは繁忙期の引っ越しで、閑散期に比べると金額に倍以上の差が出ることも。業者によって料金が変わるので、相見積もりで比較することが大切です。
効率的に引っ越し業者を探したい方は、納得の業者が見つかる「セーフリー」を活用しましょう。豊富な口コミから自分の希望にあう業者を探せるうえに、サイトから直接見積もりの依頼が可能です。
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引っ越ししない方がいい時期は?失敗事例も解説【避けたい繁忙期と閑散期の料金差はどのくらい?】のよくある質問
-
Q. 引っ越ししない方がいい時期を避けるべき?その理由は?
A.雨が多い梅雨シーズンや天候が不安定な冬は、あまりおすすめできません。雨の日は、家財が水で濡れたり家電が故障したりする恐れがあります。冬は雨の日以上に足場が悪くなり、転倒するリスクがあるので危険です。
-
Q. 引っ越ししない方がいい時期は費用が高くなる?
A.引っ越し需要が増す繁忙期は、閑散期に比べると引っ越し費用が高くなります。金額に倍以上の差が出る場合もあるため、なるべく費用を抑えたい方は閑散期が狙い目です。
-
Q. 引っ越しは縁起が悪い時期を避けたほうがいい?
A.「仏滅」や「赤口」は縁起が悪いとされており、この日に引っ越しするのは避けるのが無難です。ただし、必ず悪いことが起こるといった科学的根拠はありません。近年は、「仏滅」や「赤口」を気にしない方も増えています。
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