2023.11.29 2023.11.29
この記事では、ウォシュレットの尿石の掃除の方法を解説しています。トイレ掃除の際にぜひ参考にしてください。
目次
ウォシュレットの尿石掃除は酸性洗剤で
トイレにつきやすい汚れである尿石とはそもそもなんなのでしょうか。
尿石がどういう汚れなのかを知れば、どんな洗剤を使えばいいかもわかります。
黄ばみやにおいの原因となる尿石
尿石とは尿に含まれるたんぱく質やカルシウムなどが変化してできた汚れです。放っておくと黄ばみやにおいの原因に。
いわゆるトイレのいやなにおいというのは、この尿石が原因の場合が多いです。
ウォシュレットについた尿石は酸性洗剤で落とそう
尿石はアルカリ性の物質のため、酸性の洗剤で中和させて落とすことができます。酸性洗剤は、尿石や尿はねなどの尿の汚れに強い洗剤です。
ただ、強い酸性の洗剤はプラスチックを変色させる可能性があるので、刺激の少ないクエン酸洗剤がうってつけです。
ウォシュレットの掃除は手の届きにくい狭いところも掃除をするので、スプレータイプの洗剤が使いやすいです。クエン酸でスプレータイプには「ルック激落ちくんのクエン酸スプレー」などがあります。
ウォシュレットの尿石掃除のやり方
ここからは具体的なウォシュレットの尿石掃除のやり方をご説明していきます。
用意するもの
- スプレータイプのクエン酸洗剤
- 歯ブラシ
- 綿棒
- キッチンペーパー
- トイレお掃除シート
ノズルの尿石を掃除する方法
ウォシュレットのノズルは尿石のつきやすい箇所です。マメに掃除をして尿石がたまらないようにしましょう。
ノズルを引き出す
収納口からノズルを引き出します。手動で引っ張り出すタイプのウォシュレットもありますし、操作パネルで操作するタイプもあります。無理に引っ張ったりすると故障の原因になることがあるので気を付けてください。
ノズルに洗剤をスプレーして歯ブラシでこする
ノズルを出すことができたら、洗剤をスプレーして全体を濡らし、歯ブラシでこすって尿石を落としていきます。あまり力を入れすぎるとプラスチック部分を傷つける可能性があるので優しくこすります。
頑固な尿石にはキッチンペーパーで湿布をする
歯ブラシでこすっても落ちない尿石は、キッチンペーパーを使ってしっかり洗剤を浸透させます。
キッチンペーパー全体が濡れるくらい洗剤を吹きかけます。そして、濡れたキッチンペーパーでノズルをつつみ、5分ほど放置。しっかりと薬品が浸透するようにぴったりと巻くのがポイントです。
その後、歯ブラシで尿石を落とします。
ノズルの収納口の尿石は綿棒で落とす
ノズルの収納口は狭いので、指や歯ブラシが入る隙間がないことがあります。そういった場合は綿棒で掃除をしましょう。収納口に洗剤をスプレーして、全体的に洗剤がついた状態にします。
1分くらいおいてから、綿棒で汚れを落としていきます。普通の綿棒でとどかない場合は、車の掃除用の綿棒などを使うと便利です。
ノズルの掃除の仕方はこちらでも詳しく解説しています。参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2023.11.07 2024.08.05
便座の尿石を掃除する方法
便座も尿とびなどで尿石がついています。便座もクエン酸洗剤スプレーを使ってきれいにしていきましょう。
基本は洗剤をスプレーして歯ブラシで落とす
便座も尿石が付きやすい箇所です。便座の尿石汚れもスプレーをして少し待ち、歯ブラシで落とすというのが基本です。面積が大きい場合はスポンジなどを使ってもいいです。
頑固な汚れにはパッチテストをしてから湿布をする
頑固な汚れの場合は、上で紹介した湿布も試します。ただし、プラスチックの便座は洗剤によって変色する恐れがあります。クエン酸は酸性洗剤の中でも刺激の少ない洗剤ですが、目立たないところでパッチテストをしてから使用したほうがいいです。
ウォシュレットの裏側や便器との接地面も掃除しよう【無理ならプロにお任せ】
最近はトイレの便座から取り外しやすいウォシュレットもあります。取り外せそうであればウォシュレットを取り外し、裏側や便器との接地面も掃除できます。
掃除をするときはコンセントを抜き、止水栓を締めます。
トイレのお掃除シートやスポンジに洗剤をしみこませ、こすって尿石を取り除きます。洗剤を直接スプレーするのは故障などの原因になる可能性があるのでやめましょう。汚れが取れたら、硬く絞ったスポンジや雑巾で洗剤をふき取ります。
簡単には取り外せないウォシュレットもあるので、そういった場合は無理に外さず、どうしても掃除がしたい場合はプロに頼みましょう。
ウォシュレットの分解の仕方は以下に詳しく解説しています。掃除の際の参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ウォシュレットの分解(取り外し)掃除は可能?作業手順や注意点を解説
2023.11.07 2023.11.07
ウォシュレットの尿石を掃除するときの注意点
ウォシュレットの掃除をする際は以下の点に注意しましょう。始める前に説明書などを読み、ウォシュレットの掃除のやり方を確認してから掃除を行います。
「混ぜるな危険」に注意する
クエン酸は酸性の洗剤です。カビ落としなどの塩素系の洗剤と混ぜると毒ガスが発生します。体調不良や最悪死亡事故にもつながる危険な毒ガスですので、クエン酸洗剤と塩素系の洗剤は絶対に混ぜてはいけません。
もし混ざってしまった場合は安全を確保してから換気をし、大量の水で洗い流してください。
「混ぜるな危険」についての詳しい解説は、以下の記事を参照してください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
「混ぜるな危険」はなぜ危ない?どのくらい危険?事故例や対処法も解説
2023.11.05 2023.11.13
ノズルの洗剤はしっかり流す
ノズルの洗剤はしっかりと流しましょう。ノズルから出る水は直接肌に当たります。洗剤をしっかり流しておかないと、洗剤の残りが肌に付着し、かぶれや炎症などを引き起こす可能性があります。
ウォシュレット本体に水をかけない
ウォシュレットは電化製品なので、ノズルなど水にぬれてもいい部分以外に水はかけないように注意します。水にぬれてしまった場合、故障してしまうこともあります。掃除が終わったら、水気をふき取りましょう。
ウォシュレットの尿石の掃除はプロにお任せもあり
ウォシュレットを便器から外してしっかり掃除したいと思ったらプロにお任せしましょう。特にウォシュレットの裏側や便器との接地面は、自分ではなかなか掃除が難しい部分です。プロに頼めば自分では難しい分解掃除もやってくれて、ウォシュレットが丸ごとピカピカになります。
いろいろ道具を買って自分でやるより、プロに任せた方が結局は安く綺麗に仕上がるというメリットもあります。ぜひ一度相談してみましょう。
ウォッシュレット掃除で尿石を落とす【プラスチックノズルの簡単お手入れも】のよくある質問
-
Q. 尿石を掃除をしないとどうなるの?
A.尿石を放置すると、黄ばみやにおいの原因となります。また、ウォシュレットのノズルの水が噴き出てくる部分に尿石がたまり、水が詰まってしまうことも。そうなると使いにくいですし、故障の原因にもなります。
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Q. ウォッシュレットの尿石の掃除にカビキラーは使える?
A.カビキラーは尿石の掃除にはあまり向いていません。尿素はアルカリ性の汚れなので、酸性で中和して溶かして落とします。ですが、カビキラーは塩素系の洗剤で酸性ではありません。軽い黄ばみくらいなら落ちますが、あまり頑固な尿素汚れは落ちません。
-
Q. 尿石がつかないためのプラスチック部分の簡単なお手入れ方法は?
A.ノズルや便座をトイレ掃除用のシートなどでこまめに拭き掃除をしましょう。尿素汚れは放っておくとどんどん堆積していってしまいます。汚れが軽いうちに落として堆積するのを防ぎましょう。
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