2024.01.08 2024.01.08
ダニを放置するとアレルギー症状を引き起こすことがあるため、増殖しないよう日頃から対策をすることが重要です。
ただし、ウレタンマットレスの特徴に合わせた適切な対策を講じる必要があります。
間違ったダニ対策をすると、そこそこのお値段のするマットレスそのものを傷めてしまう危険も。十分注意して対策しなければなりません。
この記事で正しい対処法を学び、安心快適な眠りを手に入れましょう。
目次
ウレタンマットレスにもダニはいる?
ウレタンマットレスに使われている「ウレタンフォーム」は、ポリウレタンの発泡体です。
ポリウレタンの発泡体はホコリなどのゴミが発生しにくく、ダニが好む綿(コットン)を使っていないものが多いため、ダニが繁殖しにくいとされています。
しかし、ダニが全く発生しないわけではなく、使用状況などによっては繁殖してしまうこともあるため注意が必要です。
また、カバーなどに綿が使われていると、ダニが住み着く可能性が高くなります。
ウレタンマットレスの種類と特徴
ウレタンマットレスには、「高反発」と「低反発」の2種類があります。
高反発は元に戻ろうとする力が強く、耐久性が高く長く使える点がメリットです。
その反面、マットレスとの密着感が少なく、スプリングマットレスに比べると通気性がやや劣ります。
低反発は、元に戻ろうとする力が弱めで、体にやさしくフィットする感覚が魅力です。ただし、高反発マットレスに比べると耐久性が低く、通気性も低めでダニも発生しやすい点に注意しなければなりません。
ウレタンマットレスのダニを退治する方法
ダニが住み着きにくいウレタンマットレスですが、ダニが全くいないわけではなく、状況によっては増殖することもあります。
そこで、ダニを退治する方法も知っておくと安心です。
- ダニとりシートを使う
- カバーを外して洗う
- 布団乾燥機を使う
- 業者へ依頼する
それぞれの方法について、詳しく見てみましょう。
ダニとりシートを使う
ダニを誘引する成分を使っているダニとりシートは、殺虫剤成分が入っていないため安全に使えることがメリットです。
また、置くだけでダニ退治ができるという手軽さもメリットで、ゲスト用のマットレスなどで収納している時間が長い場合にも使いやすいアイテムです。
ただし、効果の持続時間は商品それぞれで異なるため、時期が来たら交換する必要があります。
カバーを外して洗う
ダニが住み着きにくいウレタンマットレスですが、カバーでダニが繁殖することもあります。
そこで、カバーは定期的に外して洗うようにしましょう。
洗った後は天日干しにしたり高温乾燥させたりすることで、よりダニを効果的に退治できます。
布団乾燥機を使う
布団乾燥機は50度や60度以上の温風を広範囲に行き渡らせることができるため、ウレタンマットレスのダニ退治に効果的です。
布団乾燥機を使う際は、表面と裏面をそれぞれ1時間以上かけましょう。
ただし、ウレタンマットレスの種類によっては、熱に弱いものもあります。自宅のウレタンマットレスがどんな性質のベッドなのか、商品タグの指示やメーカー推奨のメンテナンス方法をしっかり調べてから、布団乾燥機を使うことが大切です。
業者へ依頼する
- 自力でのダニ退治が難しそう(効果が見られなかった)
- 手軽にダニ退治を済ませたい
- 徹底的にダニを退治したい
上記のようなケースなら、業者へ依頼するのがオススメです。
自宅では難しい処理も、業者なら独自のノウハウやアイテムを駆使してしっかりとダニを退治してくれます。
ただし、ウレタンマットレスは取り扱いがない業者もあるため、依頼前の調査も欠かせません。
ウレタンマットレスのダニ対策でのNG行為
ウレタンマットレスは熱に弱いので、下記のアイテムは使わないようにしましょう。
- アイロン
- ドライヤー
アイロンやドライヤーは100度を超える温風が出るため、ウレタンマットレスを変形させたり傷めてしまったりするためです。
また、布団乾燥機でも傷む場合があるため、自宅のウレタンマットレスについて付属の説明書を読んだ上で使いましょう。
ウレタンマットレスのダニを退治したら「除去」まで!
ダニを死滅させることができても、その死骸やフンが残ってしまいます。
そこで、下記の方法で除去することも忘れないでおきましょう。
- 掃除機を使う
- カバーを洗濯する
掃除機を使う際は、1箇所あたり数秒かけてゆっくりとかけていくことが大切です。
ウレタンマットレスのダニはアレルギーの原因に
ウレタンマットレスにダニがいると、アレルギー症状を引き起こすことがあります。
- 鼻づまり
- 咳
- かゆみ
これらのほかにも、炎症を起こすこともあるため、ダニ対策は忘れずに行わなければなりません。
生きているダニだけでなく、死骸やフンもアレルギーの原因になるため、ダニ退治の後でも引き続き対策をすることが大切です。
ウレタンマットレスのダニ予防法
ウレタンマットレスのダニを予防するためには、下記のポイントを押さえておきましょう。
- 寝室を定期的に換気する
- 敷きパッドを使う
- 防ダニ加工されたマットレスに変える
高温多湿を好むダニを寄せ付けないためには、寝室を定期的に換気して湿度を下げることが欠かせません。
また敷きパッドを使うと、寝汗がマットレスに染み込みにくいため、湿度を下げることに繋がります。
敷きパッドは洗濯しやすいため、清潔を保ちやすいこともポイントです。
さまざまなダニ対策に手間をかけたくない!という場合には、防ダニ加工されたマットレスに変えるのも良いでしょう。
ダニ予防効果あり!ウレタンマットレスのお手入れ方法
ウレタンマットレスのダニを予防するなら、以下ご紹介する方法をぜひ試してみてください。
毎日行うと良い予防法から、半年に1回で良い対策まで。手を付けやすいものから少しずつ始めてみましょう。
【毎日】起きたら布団をめくった状態にしておく
布団には寝汗が染み込んでいるため、朝起きてすぐに畳んでしまうと湿気がこもってしまいます。
布団をウレタンマットレスの上に置いておくとウレタンマットレスにも湿気がこもってしまい、ダニが繁殖しやすくなるため注意が必要です。
そこで、朝起きたら、しばらく布団をめくった状態にしておきましょう。
めくった状態で布団を換気できれば、湿気を飛ばせるのでダニを予防しやすくなります。
【毎日】掃除機をかける
ダニの栄養源となるホコリやゴミなどは、できるだけ少ないほうが良いに越したことはありません。
そこで、できれば毎日掃除機をかけるようにしましょう。
ウレタンマットレスだけでなく、寝室全体に掃除機をかけると、ダニ予防に効果的です。
【3~4日に1回】シーツを交換する
ウレタンマットレスはダニが住み着きにくいですが、シーツにも注意が必要です。
シーツには寝汗だけでなく、髪の毛やフケ、垢などが多く付着するため、ダニにとっては好条件がそろっています。
そこで、3~4日に1回はシーツを洗濯し、交換すると良いでしょう。
【2~3週間に1回】ウレタンマットレスを通気させる
ウレタンマットレスは、ベッドフレームや壁、場合によっては床などと接していて、通気性の悪いことが多いです。
湿気がこもらないよう、2~3週間に1回はウレタンマットレスを立てかけ、空気を通してあげましょう。
同時に窓を開けて換気しておくと、効率的に通気させることができます。
【2~3ヶ月に1回】ベッドパッドを洗濯する
シーツの交換だけを行っても、布団パッドに汚れが残っていてはダニ予防の効果は薄れてしまいます。
そこで、2~3ヶ月に1回はパッドも洗濯して交換しましょう。
【半年に1回】マットレスを定期的にローテーションして使う
寝る方向は毎日同じという人がほとんどなので、ウレタンマットレスの同じ場所に寝汗が染み込みやすくなります。
特に、頭や上半身側は寝汗が染み込みやすいですが、足側はそこまでではありません。
そこで、半年に1回ほどマットレスの方向を変えてみると効果的です。
ダニのいないウレタンマットレスを目指してお手入れしよう!
かゆみなどの症状が出る前にダニはしっかり対策をしておきたいものですが、熱に弱いウレタンマットレスは正しい手順で対処することが欠かせません。
また、対策方法によってはダニが残ってしまうことも珍しくありません。
長く使うウレタンマットレスは、しっかりとしたダニ対策をして大切に使っていきましょう。
ウレタンマットレスはダニ対策が必要?不要?NG行為もご紹介!のよくある質問
-
Q. ウレタンマットレスにはダニがつかない?
A.ウレタンマットレスはその性質状ダニが発生しにくいですが、ダニが全くいないというわけではありません。
また、シーツやカバーなどにダニが発生することもあります。 -
Q. ウレタンマットレスのダニはどうやって退治する?
A.ウレタンマットレスには、布団乾燥機の使用が効果的です。
表面と裏面両方にかけることで、効率的にダニ退治できるでしょう。
ただし、ウレタンマットレスは熱に弱いため、布団乾燥機を使う前に手持ちのマットレスの特性について調べておくと安心です。
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