2024.05.05 2024.05.07
この記事では、オオスズメバチの駆除について徹底解説します。
スズメバチの中でも最強とされる「オオスズメバチ」を見つけたら、すぐにでも駆除しなければなりません。しかし、オオスズメバチの駆除には、プロの業者でも大きな危険が伴います。
ここでは、オオスズメバチを駆除する4つの手段をはじめ、具体的な退治手順をご紹介します。業者依頼する際に、優良業者を見極めるためのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
オオスズメバチの駆除前に!生態や活動時期・巣の場所をチェック
オオスズメバチは、蜂の中でも危険度が高いスズメバチの中で、最強とされる種類です。ほかの蜂に比べて体が大きく、世界最大の蜂とされています。
- 女王蜂:4~5cm
- 働き蜂:2.7~4cm
- オス蜂:3.5~4cm
攻撃性も毒性もとても高いオオスズメバチは、カマキリなどの昆虫を食料としています。
オオスズメバチは、閉鎖的な空間を好んで巣を作ります。
- 天井裏
- 床下
- 木の空洞
- 土の中
上記をはじめ、人があまり通らず雨や風が当たりにくい場所は、巣を作られやすいため注意しましょう。
オオスズメバチは、4月頃に女王蜂が目覚めて巣作りを始めます。5月頃になると働き蜂が誕生し始め、巣はどんどん大きくなります。8~9月頃からは攻撃性が増し、巣に近付くだけで襲ってくることもあるため注意が必要です。
10月頃になると、女王蜂とオス蜂が誕生。その後、冬になると女王蜂は越冬のため土の中や木の中に入りますが、ほかのオオスズメバチは死滅します。
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オオスズメバチを駆除する選択肢4つ
オオスズメバチを駆除する選択肢は、以下の4つです。
- 業者へ依頼する
- 管理会社に相談する
- 自治体に相談する
- 自分で駆除する
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、ベストな選択肢を選びましょう。
業者へ依頼する
攻撃性も毒性も非常に高いオオスズメバチは、駆除のリスクがとても高いため、知識なしに作業すると刺されてしまう危険があります。
業者へ依頼すると駆除費用が発生しますが、徹底した駆除作業をしてもらえる点がメリット。また、多くの業者が「戻り蜂対策」として、巣の撤去後も安全に過ごせるよう対処してくれます。
管理会社に相談する
賃貸住宅や集合住宅なら、管理会社が駆除してくれるケースもあります。特に、共有スペースにできたオオスズメバチの巣は住民に大きな危険をもたらすため、管理会社が駆除してくれるでしょう。
管理会社に相談すると、共有スペースではなくても対処してくれたり、業者を紹介してくれたりする点がメリットで。相談するだけならデメリットは特にないため、一度相談してみると良いでしょう。
自治体に相談する
オオスズメバチの巣があると、周辺住民が安全に過ごせないため、自治体で対処してくれるケースもあります。ただし、自治体それぞれで対処法が異なるため、住んでいる地域の自治体に問い合わせてみましょう。
自治体に相談すると、場合によっては無料で駆除してくれる点が大きなメリット。駆除までは対応していなくても、防護服の貸し出しや業者の紹介をしてくれる場合もあります。
デメリットとしては、自治体によって対応が異なる点が挙げられます。
自分で駆除する
自分で駆除できれば、業者へ依頼するよりも費用を抑えられます。ただし、一般的な蜂よりも攻撃性が高いオオスズメバチは、自分での駆除に大きなリスクが伴い、おすすめはできません。
また、自分で駆除する場合でも、防護服や殺虫スプレーなどを用意するのにお金がかかる点は覚えておきましょう。
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【オオスズメバチの駆除】自分でできるかどうかの判断基準
リスクが高いオオスズメバチの駆除は、業者へ依頼すると費用も高くなりがちです。そこで、できるなら自分で駆除したいと考える方も少なくないでしょう。
ここでは、自分で駆除できるかどうかの判断基準についてご紹介します。
- 4~5月の初期段階の巣なら駆除しやすい
- 開けた空間にある巣ならリスクが低い
- 過去に蜂に刺されたことがあるのならリスク大
4~5月の初期段階の巣なら駆除しやすい
オオスズメバチは4月頃から営巣を始めるため、初期段階であれば自分で駆除もしやすいです。目安としては、10cm未満の小さな巣まで。5月は後半になればなるほど巣が大きくなり働き蜂も誕生してくるため、リスクが高くなります。
開けた空間にある巣ならリスクが低い
屋根裏などの閉鎖的な空間を好んで巣を作るオオスズメバチですが、開けた空間にある巣であれば駆除作業のリスクも下がります。万が一襲われてもすぐに逃げられる場所であるかどうか、必ずチェックしましょう。
過去に蜂に刺されたことがあるならリスク大
どんなに初期段階で開けた空間にある巣であっても、過去に蜂に刺されたことがある人は駆除作業を控えたほうが安心です。
蜂に刺されるのが2回目だと、アナフィラキシーショックを起こし、最悪の場合、死に至るケースも。
特にオオスズメバチは毒性が高いため、過去に蜂に刺されたことがあるなら自分で駆除するのは避けましょう。
オオスズメバチを退治したい!自分で駆除する方法【殺虫スプレー編】
殺虫スプレーを使ってオオスズメバチを駆除するなら、下記の手順で進めましょう。
- 日中に巣の場所を特定し、必要なアイテムをそろえる
- 陽が落ちたらそっと巣に近づき巣に殺虫スプレーをかけ続ける
- オオスズメバチが退治できたら巣を切り落とす
- 巣穴に脱脂綿を詰めてゴミ袋に入れる
- 巣があった場所に殺虫スプレーを撒く
1.日中に巣の場所を特定し、必要なアイテムをそろえる
日中の明るい時間帯に、巣の場所を特定しておきます。あわせて、駆除に必要なアイテムはしっかりとすべてそろえておきましょう。
- 防護服
- 帽子
- ゴーグル
- 赤いセロハンを貼った懐中電灯
- 殺虫剤などの駆除アイテム
- 剪定ばさみ
- 脱脂綿
- ほうき・ちりとり
- 大きめのゴミ袋
2.陽が落ちたらそっと巣に近づき巣に殺虫スプレーをかけ続ける
オオスズメバチは夜になると巣に戻る習性があるため、一網打尽にするなら夜の駆除がおすすめです。
陽が落ちたら静かに巣に近づき、殺虫スプレーをかけ続けましょう。
殺虫スプレーの成分が体に付着したオオスズメバチは落ちて死んでしまうため、万が一向かってきたとしてもかけ続けることが大切です。
3.オオスズメバチが退治できたら巣を切り落とす
オオスズメバチをすべて退治できたら、巣を剪定バサミで切り落とします。切り落とす際は、なるべく根元から切ると良いでしょう。
4.巣穴に脱脂綿を詰めてゴミ袋に入れる
巣の中に残っているオオスズメバチがいた場合に備えて、落とした巣の巣穴には脱脂綿を詰めておきます。終わったら、ほうきとスプレーを使って巣と死骸をゴミ袋へ入れましょう。
5.巣があった場所に殺虫スプレーを撒く
駆除の間に巣を離れていたオオスズメバチがいる場合に備え、巣があった場所には殺虫スプレーを撒いておきます。戻ってきた蜂による攻撃を避けるためです。
戻り蜂対策は、1週間ほど続けると安心でしょう。
オオスズメバチを退治したい!自分で駆除する方法【捕獲トラップ編】
トラップを作り、オオスズメバチを捕獲して駆除する方法もあります。トラップには殺虫スプレーのような即効性はありませんが、襲われるリスクは低くなります。
ただし、捕獲トラップは6月以降は使用できません。6月以降にトラップを仕掛けると、働き蜂が多く寄ってきてしまい、攻撃されるリスクが高くなるのです。
捕獲トラップは、下記の手順で作成し仕掛けましょう。
- 酒(焼酎など)300ml、酢100ml、砂糖100gを混ぜて誘引剤を作る
- 1.5~2Lの大きさのペットボトルに誘引剤を入れる
- ペットボトルのフタの下部分に吊るす用の紐を括りつける
- ペットボトル上部に「H」型の切れ込みを入れる
- 切れ込みを中外に折り込む
捕獲トラップは女王蜂を捕獲するためのものなので、春先の4~5月頃のみ使用できます。夏になると働き蜂を呼び寄せてしまい危険になるため、設置は避けましょう。
捕獲トラップは、スズメバチだけでなくクワガタなど大型昆虫も呼び寄せてしまうため、スズメバチを捕らえる前に満杯になってしまうこともあります。
オオスズメバチを駆除する時の【4つの注意点】
オオスズメバチを駆除するのなら、以下4つの注意点を覚えておきましょう。
- 安全のために必ず2人以上で作業をする
- 日中の駆除は避ける
- 濃い色や強いニオイは避ける
- 駆除した巣や退治したオオスズメバチの死骸には触らない
安全のために必ず2人以上で作業をする
攻撃的なオオスズメバチの駆除作業には、大きな危険が伴います。できるだけ安全を確保するために、作業中に周囲を見張ったり道具を渡したりする役割の人も必要です。
そのため、必ず2人以上で作業しましょう。
日中の駆除は避ける
日中は、オオスズメバチの活動がとても活発です。エサの確保のために外出しているオオスズメバチも多く、巣の駆除中に戻ってきて襲われる危険もあります。
夜間であれば日中よりも活動的ではなくなるため、駆除は陽が落ちてから進めましょう。
濃い色や強いニオイは避ける
黒に近い濃い色や、香水、整髪料などの強いニオイは、オオスズメバチを刺激してしまいます。襲われやすくなるため、駆除作業時は絶対に身につけないようにしましょう。
防護服や帽子なども、白っぽい明るい色を選びましょう。
駆除した巣や退治したオオスズメバチの死骸には触らない
駆除した巣や退治したオオスズメバチの死骸には、素手で触ると危険です。特に死骸は反射的に毒針を刺してくることもあるため、間違っても触らないようにしましょう。
処分の際は手袋をした上で、ほうきとちりとりを使うと安心です。
オオスズメバチの駆除は危険大!業者依頼がベスト
オオスズメバチは、世界最大とも言われる体の大きさと攻撃性の高さ、毒性の高さでとても危険度が高いです。そのため、駆除には大きなリスクがあることを覚えておきましょう。
プロでも大きなリスクを伴うオオスズメバチの駆除は、自分で作業するより業者へ依頼するほうが安心です。
最悪の場合アナフィラキシーショックで命を落とす危険もあるため、無理せず専門の業者に任せましょう。
オオスズメバチ駆除を業者依頼する際の費用相場
オオスズメバチ駆除の費用相場は、30,000~50,000円です。
同じスズメバチの中でも高めの相場となっていますが、これは駆除での危険が大きいためです。
オオスズメバチの駆除費用には基本料金と追加料金があり、巣が大きかったり、7~10月で危険度が高かったりすると費用が高くなります。状況により費用は大きく変わってくるため、見積もりを出してもらいましょう。
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オオスズメバチ駆除の業者を選ぶポイント5つ
オオスズメバチ駆除の業者選びでは、下記5つのポイントを押さえておきましょう。
- 相場の範囲内か
- 口コミや評判が良い
- 実績がある
- 丁寧な対応
- 明確な料金設定と分かりやすい見積もり
相場から逸脱して安い業者は、ほかに追加料金などで高額請求されることもあるため注意が必要です。
また、料金設定が明確で、見積もりの内容や内訳もハッキリしていて分かりやすいなら、優良業者である可能性が高いです。
オオスズメバチ駆除の業者選びはセーフリーにおまかせ!
初期段階の巣であれば自力での駆除も可能ですが、オオスズメバチは非常に危険なため、無理せず業者へ依頼するのが安心で確実。どうしても自分で駆除するのなら、防護服を用意し、複数人で万全に準備してから駆除を試みましょう。
オオスズメバチ駆除を優良業者に依頼したいなら、セーフリーをご利用ください。蜂の駆除に実績のある業者が多数掲載されていますので、まずは無料で見積もりを取ってみましょう。
オオスズメバチの駆除は危険大!自分で退治する方法~駆除業者の費用相場を紹介のよくある質問
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Q. オオスズメバチの弱点は?
A.オオスズメバチの弱点は、水に濡れると飛びにくくなってしまうことです。また、寒さに弱いのも弱点の1つです。
-
Q. オオスズメバチの天敵は?
A.オニヤンマやカマキリ、クマ、猛禽類がオオスズメバチの天敵です。
-
Q. オオスズメバチから逃げる方法は?
A.身を低くして後ずさりしながら、静かにゆっくり立ち去るのがベストです。
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