2024.02.06 2024.02.06
湿気により汚れやすいお風呂でも、特に汚れがたまりやすい床。
気付いたら、黒ずみ汚れやカビが至るところに広がっているケースも珍しくはありません。
そんなお風呂の床掃除は定期的に行うことが大切です。
具体的な掃除方法やおすすめの洗剤もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
お風呂の床掃除の前に!汚れの原因を知ろう
お風呂の床には、さまざまな汚れが蓄積します。
汚れの見た目 | 原因 | |
---|---|---|
皮脂汚れ | 放置すると黒ずみになる | 体から出る皮脂 |
石鹸カス | 放置すると白くてザラザラになる | ボディソープやシャンプーと水に含まれるミネラル成分が混ざったもの |
水垢 | 放置すると白い粉状もしくはうろこ状になる | 水道水に含まれるミネラル成分が固まったもの |
カビ | 黒い点々や黒ずみ | カビ菌が増殖したもの |
ピンクのぬめり | ピンク色でぬめりがある/td> | 湿度が高い場所で発生する酵母菌(放置するとカビが発生する) |
上記のように、種類によって汚れの原因はさまざまです。
水垢や石鹸カスは、黄ばみになることもあります。
お風呂の床掃除方法【汚れ別】
お風呂の床は、基本的に下記の手順で洗います。
- 中性洗剤を全体的にふきかける
- スポンジでやさしくこすり洗いする
- 洗い流す
中性洗剤で落ちない頑固な汚れは、汚れの種類に合わせて適切な方法で掃除する必要があります。
- 皮脂汚れや石鹸カス
- 水垢
- カビ
- ピンクぬめり
それぞれを落とす効率的な掃除方法を見てみましょう。
皮脂汚れや石鹸カス
皮脂汚れや石鹸カスは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使います。
- 汚れ部分にアルカリ性の洗剤をふきかける
- スポンジでこすり洗いする
- 洗い流す
頑固な汚れには、パックする方法もオススメです。
- アルカリ性の洗剤をたっぷりふきかける
- 洗剤の上にラップを乗せる
- 30分~1時間放置する
- こすり洗いする
- 洗い流す
水垢
水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤が効果的です。
- 汚れ部分に酸性の洗剤をふきかける
- スポンジでこすり洗いする
- 洗い流す
皮脂汚れや石鹸カス同様に、パックで汚れを落としやすくする方法もあります。
- 酸性の洗剤をたっぷりふきかける
- 洗剤の上にラップを乗せる
- 30分~1時間放置する
- こすり洗いする
- 洗い流す
ただし、酸性の洗剤が金属部分にかかると錆の原因となるため注意が必要です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
お風呂の水垢(水あか)掃除方法6選【白い汚れの跡が残る!予防策も解説】
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カビ
頑固なカビには、塩素系漂白剤を使いましょう。
- カビ部分に塩素系漂白剤をふきかける
- 塩素系漂白剤の上にラップを乗せる
- 30分~1時間放置する
- こすり洗いする
- 洗い流す
塩素系漂白剤は強い洗剤なので、使用する際はゴム手袋とマスクを着用し、必ず換気しながら使いましょう。
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お風呂のカビ取りから予防方法まで完全網羅!【おすすめのお掃除アイテムも】
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ピンクぬめり
ピンクぬめりは、50度以上のお湯を使うと落としやすくなります。
お湯だけで落ちない場合は、中性洗剤をつかうと効果的です。
簡単に落とせるピンクぬめりですが、繁殖スピードがとても速く2日もあれば汚れが発生します。
ピンクぬめりを放置すると、カビが発生して落としにくくなるため早めの対処が大切です。
お風呂の床掃除でオススメの洗剤
お風呂の床掃除では、下記の洗剤が活躍します。
- 重曹
- クエン酸
- ハイターやカビ取り剤
- オキシクリーン
それぞれについて、使い方のポイントを見てみましょう。
重曹
アルカリ性洗剤なら、ナチュラル洗剤の重曹がオススメ。
皮脂汚れや石鹸カスのほか、ピンクぬめりにも有効です。
重曹は粉のまま使うこともできますが、重曹水にして使うのも良いでしょう。
より汚れを落としやすくするなら、「重曹沸騰水」も有効です。
<重曹沸騰水の作り方>
- 1Lの水を沸かす
- 大さじ5~6敗の重曹を少しずつ入れる
- 10~30分沸騰させる
- 温度が下がったらスプレーボトルに入れる
沸騰させることで、アルカリ度を上げられることがポイントです。
重曹は弱アルカリ性なので、アルカリ度を上げることによって汚れを落としやすくなります。
ちなみに、重曹を入れると出る泡は二酸化炭素なので、有害なものではありません。
クエン酸
水垢などに有効な酸性洗剤では、クエン酸がオススメです。
重曹と同様に、クエン酸水にすると使いやすくなります。
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お風呂掃除にはクエン酸が効く!【使える箇所・手順・コツ徹底解説】
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ハイターやカビ取り剤
頑固な黒ずみやカビには、塩素系漂白剤であるハイターやカビ取り剤が良いでしょう。
強い洗剤なので必ずゴム手袋をして換気しながら使うなどの注意が必要ですが、頑固な汚れを落としやすくなります。
オキシクリーン
除菌作用もある酸素系漂白剤のオキシクリーンも、お風呂の床掃除で活躍します。
ハイターやカビ取り剤などのように、特有のニオイがないことがメリットです。
床全体に使うなら、下記の方法を実践しましょう。
- 水を入れたビニール袋を排水口に乗せて排水できないようにする
- 粉のオキシクリーンを床に撒く
- 50度ほどのお湯を床に溜める
- 2~6時間放置してから溜めた水を流す
- シャワーで洗い流す
頑固なカビなどで部分的に使う場合には、下記の方法がオススメです。
- 粉のオキシクリーン大さじ1杯に少しずつお湯を混ぜてペースト状にする
- 汚れ部分にペースト状のオキシクリーンを塗布する
- 塗布した部分にラップを乗せて2~6時間放置する
- こすり洗いして洗い流す
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お風呂の床掃除を怠るリスクとは?
お風呂の床掃除を怠ってしまうと、下記のリスクを負うことになります。
- 黒ずみ汚れが広がる
- カビが増殖する
- 健康被害が出ることがある
お風呂場は密閉された空間であるケースが多く、床だけの汚れでも浴室全体に広がりやすいです。
増殖したカビを吸い込んでしまうと、アレルギー症状を引き起こすことも。気管支炎や鼻炎、皮膚炎などにつながる場合もあるため、増殖する前に対処することが大切です。
お風呂の床掃除のオススメ頻度は?
お風呂の床掃除は、2~3日に1回の頻度がオススメ。
ピンクぬめりが、2日ほどで繁殖するためです。
キレイを維持するには毎日掃除するのが理想ですが、時間が取れない場合には最低でも1週間に1回は掃除するようにしましょう。
お風呂の床掃除での注意点4つ
お風呂の床掃除をする際には、注意したい点が4つあります。
- 手袋やマスクを着用する
- 強くこすりすぎない
- 床の素材を傷つけない洗剤を使う
- 塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜない
安全に掃除するために、各注意点について確認しておきましょう。
手袋やマスクを着用する
お風呂掃除ではさまざまな洗剤を使うため、手袋やマスクを着用すると安心です。
特に、塩素系漂白剤は強い洗剤なので、必ず手袋やマスクを着用しましょう。
強くこすりすぎない
キレイにしようと思うと、どうしても手に力がこもってしまうもの。
しかし、強くこすると床が傷ついてしまうことがあります。
傷がつくと傷部分に汚れが溜まりやすくなるため、やさしくこすり洗いすることが大切です。
床の素材を傷つけない洗剤を使う
中性洗剤ならほとんどの床に問題なく使えますが、強い洗剤を使う際には素材に注意が必要です。
たとえば、金属や大理石の場合、強い洗剤を使うと変色したり腐食してしまったりすることがあります。
また、色や柄がある床の場合、塩素系漂白剤を使うと色柄が薄くなる場合があるため注意しましょう。
塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜない
カビ取り剤やハイターなどの塩素系漂白剤は、クエン酸などの酸性洗剤と混ぜると有害なガスが発生します。
それぞれに得意な汚れが違い両方使いたい場合もありますが、決して混ぜて使ってはいけません。
一つずつ、しっかり洗い流してから使いましょう。
お風呂の床掃除をラクに!汚れを予防する方法
お風呂の床掃除を少しでもラクにしたいなら、日頃から汚れを予防しておきましょう。
- 常に換気する
- 入浴後は熱めのシャワーで洗い流す
- 水気を残さない
上記のポイントを押さえておけば、汚れやカビが悪化しにくくなります。
常に換気する
お風呂は、湿度がとても高い場所です。
湿気を逃がさないとカビが増殖し、掃除の手間が増えてしまいます。
そこで、換気扇を使ったり窓を開けたりして、常に換気しましょう。入浴後は、一時的に浴室乾燥機を使って素早く乾燥させるのも効果的です。
換気扇が汚れていると効率的に換気できなくなるため、カビが増殖しやすくなることも覚えておきましょう。定期的に換気扇も掃除して、きれいな空気を取り込める環境を整えておくことも大切です。
入浴後は熱めのシャワーで洗い流す
入浴後は、熱めのシャワーでお風呂場を全体的に洗い流します。
皮脂汚れや石鹸カスなどを残さないためです。
床だけでなく壁や天井、浴槽など全体的に流すことで、キレイな状態を維持しやすくなります。
また、熱めのシャワーを使うことで汚れを効率的に落とせます。
水気を残さない
お風呂を全体的に熱めのシャワーで洗い流したら、水気をできるだけ残さないことも重要です。
水分が残っていると水垢やカビが発生するため、タオルや水切りワイパーなどを使ってふき取っておきましょう。
お風呂の床掃除は業者に依頼する方法も!
汚れを放置すると健康被害につながることもある、お風呂の床。
しっかり掃除しようとして強くこすったり強い洗剤を使ったりすると、床が傷ついてしまうこともあるため注意が必要です。傷がつくと余計に汚れが入りやすくなります。
掃除せず床をカビだらけにしてしまったり、床だけでなく浴室全体に汚れが広がってしまっていたら、一度業者依頼するのがおすすめ。
専門の業者だからこその技術と知識、アイテムを駆使して、お風呂の床や浴室全体がキレイになります。
一度業者にキレイにしてもらえば、その後の掃除もラクに。定期的な掃除を依頼するのもいいでしょう、。
セーフリーではハウスクリーニングのプロを多数ご紹介しています。この機会に、プロの力を借りることもぜひ検討してみてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2024.01.05 2024.08.30
【お風呂】床掃除の方法を徹底解説!おすすめの洗剤や作業時の注意点ものよくある質問
-
Q. お風呂の床は何で洗えばいい?
A.お風呂の床は、基本的に中性洗剤とスポンジで洗います。
中性洗剤で落ちない汚れは、クエン酸や重曹、塩素系漂白剤などを使って洗います。 -
Q. お風呂の床掃除を簡単にする方法は?
A.簡単に掃除したいなら、つけ置きがオススメです。
1.水を入れたビニール袋を排水口に乗せて排水できないようにする
2.粉のオキシクリーンを床に撒く
3.50度ほどのお湯を床に溜める
4.2~6時間放置してから溜めた水を流す
5.シャワーで洗い流す -
Q. お風呂の床の黄ばみを取る方法は?
A.水垢や石鹸カスを放置すると、黄ばみになることがあります。
黄ばみ汚れには酸性洗剤が有効です。クエン酸などの酸性洗剤をふきかけて、スポンジなどでこすり洗いしましょう。
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