2024.11.07 2024.11.20
この記事では、引っ越しにおすすめの時期について徹底解説します。
引っ越し費用は、どの時期を選ぶかによって金額が変わります。選ぶ時期によっては、料金に倍以上の差が出る場合も。費用を抑えたいなら、引っ越しの市場状況や料金相場を確認してから時期を決めるのがおすすめです。
記事内では、単身・家族世帯など状況別のおすすめ時期もご紹介。これから引っ越しを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
引越し時期で引越し業者の費用はどれくらい変わる?【安いのは何月?】
引っ越し時期によって、業者の費用相場や空き物件の状況が異なります。
年間の引っ越し市場状況や費用相場を確認していきましょう。
1月~3月:新年度で引っ越しが集中する
新年度で引っ越し需要が増す時期です。
空き物件の公開情報が増えるので、賃貸物件の選択肢が多いのも特徴。1月・2月は、平日であれば比較的安価なので引っ越し費用を抑えられます。
3月は引っ越し需要が高まるので、徐々に料金が高くなる傾向に。引っ越し業者の予約も埋まりやすいので、計画的に準備を進めることが大切です。
4月~8月:引っ越し費用を抑えられる
引っ越し費用を抑えられる時期です。
4月上旬は3月の影響を受けて料金は高めですが、下旬に向けて少しずつ落ち着いてきます。5月も比較的安価ですが、GW中は料金が高くなる傾向に。5月に引っ越したい方は、中旬以降を狙いましょう。
年間を通してもっとも安くなるのが、6月です。空き物件も多く出回るので引っ越しに最適な時期といえます。夏休みに突入する7月・8月は、家族世帯の引っ越しが増えるので料金が高くなることが多いです。
9月・10月:平均的な価格に落ち着く
平均的な価格帯に落ち着く時期です。
ただし、9月下旬から10月にかけて、大学の秋入学や転勤に伴う引っ越しが増えます。落ち着いていた料金が少しずつ高くなるので、引っ越し費用を抑えたい方は、9月上旬を狙いましょう。
11月・12月:引っ越し需要が激減する
引っ越し需要が激減する時期です。
11月は6月の次に価格が安くなる時期で、引っ越し費用を抑えたい方は狙い目。12月は、冬の寒さで依頼が減るので比較的安価です。ただし、年末年始だけは繁忙期と料金が変わらない場合があるので要注意。
12月中の引っ越しを検討している方は、中旬までに転居が終わるように計画を立てましょう。
年間の引っ越し市場状況についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。
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引越し時期の「ライフイベント別」おすすめタイミング
引っ越しに最適なタイミングは、以下のとおり。
ライフイベント別に確認していきましょう。
1.入学時(学生)
上京などで引っ越しする学生は、比較的安価な2月が狙い目です。
3月は引っ越し需要が増えて徐々に料金が高くなる時期なので、金銭的な負担が大きくなります。料金が高くなる前に引っ越しを済ませておきましょう。
また、多くの引っ越し業者では、学割プランをはじめ、学生を対象にした割引特典やキャンペーンを実施しています。通常料金の30%OFFになる業者もあるので、お得に引っ越したい方は確認してみましょう。
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2.卒業・新卒就職時
卒業や新卒就職で引っ越しする場合は、料金が安くなる4月下旬を検討しましょう。
3月から4月上旬にかけて引っ越し需要が増して料金が高くなるので、費用を抑えたい方は4月下旬が最適。卒業と同時に一人暮らしを始める学生を対象にした「卒業割引」を提供する引っ越し業者もあるので、費用を抑えたい方は利用しましょう。
新卒入社で引っ越す場合、引っ越し費用を会社が負担してくれないケースがあります。費用はすべて自己負担になるので、料金が安い時期を狙いましょう。
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3.同棲開始時(カップルの引越し)
同棲を始めるカップルは、11月が最適。
11月は、企業の人事異動や結婚に伴う引っ越しが増える時期なので、ファミリーやカップル向けの賃貸物件が多く出回る傾向があります。希望にマッチする賃貸物件が見つかるかもしれません。
年末までに空室を埋めるために、家賃や敷金等を低く設定する物件も増えるので初期費用も抑えられます。
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4.転職・単身赴任/転勤
転職や転勤に伴う引っ越しは、料金が安くて条件の良い空き物件が出る6月・11月が最適。
転職時はお金の心配もあるので、料金が安くなる時期に引っ越すと安心です。条件の良い物件も多く出回るので、選択肢が増えるのもうれしいポイント。
転勤に伴う引っ越しの場合、引っ越し費用は会社負担になるのが一般的ですが、自己負担になる場合は料金が安くなる6月・11月を検討しましょう。
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5. 子連れの引越し
子連れ引っ越しの場合は、ファミリー向けの賃貸物件が多く出回る11月が最適です。
11月は料金が安くなる時期でもあるので、金銭的な負担を減らせるのもうれしいポイント。また、年末まで空室状態が続くことを避けるために、家賃や敷金礼金等を安く設定する賃貸物件が増えます。
家賃交渉も受け入れられやすいので、初期費用を抑えたい家族世帯に最適な時期といえるでしょう。
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6.新築への引越し
新築への入居時期は、料金の安さや家族の状況、作業のしやすさ等を考慮する必要があります。
料金の安さ重視で選ぶなら、6月・11月が最適です。
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子どもがいる世帯は、2月下旬頃の引っ越しを検討しましょう。3月は年度の変わり目になるので、進学や新生活のスタートに合わせやすいです。
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夏休みに入る7月・8月でも問題ありませんが、暑さで作業が大変になることも。家族世帯の引っ越し需要が増して料金も高くなるので、比較的安価な9月にずらすのが得策です。
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引越し時期で引越し業者の費用はどれくらい変わる?【安いのは何月?】
単身世帯の例
荷物が少ない単身世帯の場合、月別の引っ越し費用相場は以下のとおりです。
費用相場 | |
---|---|
1月 | 4万7,189円 |
2月 | 4万8,617円 |
3月 | 5万8,168円 |
4月 | 5万5,010円 |
5月 | 5万365円 |
6月 | 5万193円 |
7月 | 4万8,053円 |
8月 | 4万5,746円 |
9月 | 4万9,332円 |
10月 | 4万5,989円 |
11月 | 4万7,022円 |
12月 | 4万5,033円 |
参照:SUUMO引越し見積もり
もっとも費用が安かったのは、12月でした。
一番費用が高かった3月に比べると、1万3,135円も安いです。ただし、単身世帯でも荷物の量が多い場合は、上記の費用より高くなる可能性があります。
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2or3人世帯の例
家族世帯の場合、月別の引っ越し費用相場は以下のとおりです。
2人世帯の費用相場 | 3人世帯の費用相場 | |
---|---|---|
1月 | 7万5,567円 | 9万3,538円 |
2月 | 8万3,686円 | 10万637円 |
3月 | 11万8,811円 | 15万3,053円 |
4月 | 10万8,299円 | 12万7,782円 |
5月 | 8万4,425円 | 10万4,215円 |
6月 | 8万3,135円 | 9万7,903円 |
7月 | 7万7,581円 | 10万4,334円 |
8月 | 8万1,582円 | 9万3,941円 |
9月 | 7万9,931円 | 10万672円 |
10月 | 8万1,126円 | 10万1,707円 |
11月 | 7万5,841円 | 10万9,692円 |
12月 | 7万9,993円 | 9万8,735円 |
参照:SUUMO引越し見積もり
もっとも引っ越し料金が高いのが3月、逆に安いのは1月でした。
2人世帯は4万3,244円、3人世帯は5万9,515円の差があります。閑散期と繁忙期では数万円の差が出るので、引っ越しするタイミングはかなり重要です。
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引っ越し時期で「賃貸初期費用」はどのくらい変わる?【退去〜入居まで】
初期費用に含まれるのは、以下の費用です。
- 退去時かかる各種費用
- 引っ越し荷物運搬費用
- 入居時かかる各種費用
それぞれの費用を確認しましょう。
1.退去時かかる各種費用
退去時は、以下の費用がかかります。
- 旧居の家賃
- 修繕費
賃貸物件の場合、契約終了時期まで家賃を支払うことが必要です。月の途中で引っ越した場合は、その期間住んでいなくても家賃が発生します。
修繕費は、原状回復費用のことです。入居者には原状回復義務があるので、退去する際は部屋を借りた状態に戻さなければいけません。
2.引っ越し荷物運搬費用
引っ越しする際は、荷物運搬費用がかかります。
引っ越し費用は、荷物量や移動距離、依頼時期で大きく変わるのが基本。一般的には、荷物の量が多く、移動距離が長いほど料金が高くなる傾向にあります。
また、閑散期と繁忙期でも料金は変わるので、相見積もりを取って比較検討することが大切です。
3.入居時かかる各種費用
入居時は、以下の費用がかかります。
- 前家賃(家賃の1〜2ヶ月分程度)
- 敷金・礼金(家賃の1〜2ヶ月分程度)
- 仲介手数料(家賃1ヶ月分+消費税)
- 保証会社料金(家賃の50〜100%が相場)
- 火災保険料(年間7,000〜3万円が相場)
近年は、敷金礼金なしの賃貸物件が増えています。
初期費用を抑えたいなら、敷金礼金なしの賃貸物件を探してみるのもよいかもしれません。また、年末は家賃交渉に前向きに応じてくれる大家さんが多く、交渉次第では初期費用を抑えられる可能性があります。
引っ越し初期費用の内訳について知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。
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引っ越し時期を決める際のTips【業者への依頼時も注意】
主なTipsは、以下のとおりです。
- 初期費用が安くなる時期を確認する
- 「平日」「土日祝」で料金に差が出る
- 引っ越し業者に相見積もりをとる
それぞれのポイントを確認しましょう。
初期費用が安くなる時期を確認する
初期費用が安くなるのは、GW明けです。
料金がだんだん落ち着き始め、家賃を下げる大家さんが徐々に現れます。また、引っ越し需要が減る8月〜12月あたりは、家賃だけでなく、敷金礼金等が安くなる賃貸物件が増えるので狙い目です。
「平日」「土日祝」で料金に差が出る
平日と土日祝では、引っ越し料金に数千〜数万円の差が出ます。
費用を抑えたい方は、平日の引っ越しを検討しましょう。土日祝にしか引っ越せない場合は、作業開始時間を「午後」に指定すると費用を抑えられます。
引っ越し業者に相見積もりをとる
費用を抑えるには、相見積もりを依頼して見積もり金額を比較検討することが大切です。
引っ越し業者によって価格設定が異なるので、業者選びを間違えると相場より高くなることも。逆に、繁忙期でも閑散期と同じ金額になる場合もあります。
無料見積もりが可能な引っ越し業者は多いので、気軽に連絡してみましょう!
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引っ越し時期の総合的な狙い目は6月・11月!業者選びも慎重に
この記事では、引っ越しにおすすめの時期について徹底解説してきました。
一般的に引っ越し費用を抑えられるのは、6月・11月といわれています。ただし、引っ越し費用は引っ越し業者によって設定金額が異なります。少しでも安い業者を選びたいなら、相見積もりで料金を徹底比較することが重要。
効率的に引っ越し業者を探したい方は、「セーフリー」をうまく活用しましょう。サイト上で、各業者の料金やサービス内容を比較検討できるのでかなり効率的に業者探しが進められます。
口コミや評判も掲載されており、自分にマッチする納得の業者が見つかるはず。気になる業者を見つけたら、まずは無料見積もりを依頼してみましょう!
引越しのおすすめ時期は?シーズンの費用変動や月別の混雑状況【ベストタイミングを紹介】のよくある質問
-
Q. 引っ越しに縁起の良い時期はいつ?
A.引っ越しに縁起が良いといわれるのは、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」などです。ただ、必ずこの日に引っ越さないといけないといった決まりはありません。日程を決める際の参考にしましょう。
-
Q. 引っ越しを避けたほうが良い時期はある?
A.引っ越しを避けたほうが良いのは、「仏滅」「赤口」です。縁起が悪い日とされており、一般的にこの日に引っ越しを避ける傾向があります。
-
Q. 引っ越し時期によって初期費用も変わる?
A.引っ越し時期で初期費用は変わります。引っ越し需要が少なくなる時期は空き物件が増えるため、入居者を増やすために家賃や敷金礼金等が安くなる傾向に。家賃交渉に応じてくれる大家さんも増えるので、相場よりグッと初期費用を抑えられる可能性があります。
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