巣から出てきたミツバチがみつを吸っている様子

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ミツバチの巣の駆除方法!自分で撤去できる?【作業リスクや適切な対処法を解説】

2024.10.06 2024.10.06

この記事では、ミツバチの巣を見つけたときの5つの対処法や自力で駆除するリスクを徹底解説します。

「そもそもミツバチって危ないの?駆除したほうがいいの?」
「業者にミツバチの駆除を頼むと高い?いくらかかるの?」
といった疑問も一挙解決!

記事後半では、自力駆除をしないほうがいい状況や、自力でミツバチの巣を駆除する方法を解説します。ミツバチの巣でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

ミツバチの巣は駆除したほうがいい?【放置する3つのリスクとは】

巣から出てきたミツバチが飛んでいる画像

ミツバチと聞くと、なんとなく大人しくて安全なイメージがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、ミツバチの巣を放置すると、次のようなリスクにさらされる可能性があります。

  • はちみつが他の動物・昆虫を引き付ける
  • ミツバチの糞が洗濯物や車につく
  • はちみつが家を傷めることがある

以下では、それぞれのリスクについて詳しくご紹介します

はちみつが他の動物・昆虫を引き付ける

はちみつは、他の動物や昆虫を引き付ける可能性があります。

ミツバチが集めたはちみつは栄養価が高いため、他の動物や昆虫の餌になります。はちみつの甘い匂いを感じ取ったゴキブリやスズメバチなどが、自宅付近に集まってくることも考えられます。

スズメバチやアシナガバチなどの毒性が強いハチが周辺に巣を作る可能性もあるため、なるべく早くミツバチの巣は処分したほうがいいでしょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

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ミツバチの糞が洗濯物や車につく

ミツバチの糞が洗濯物や車につき、不衛生になる可能性があります。

ミツバチは巣を汚さない習性を持っており、巣の中では糞をしません。代わりに巣から100メートル範囲内で、飛びながら糞をします

ミツバチはTシャツや布団、天井、壁などの白いものの上で糞をする傾向があり、糞をされると黄色や茶色のシミが付いてしまいます。小さい体で数ミリの糞をするため、かなり目立つ汚れになる可能性が高いです。

はちみつが家を傷めることがある

ミツバチの巣が屋根裏や軒下などにある場合、家に垂れてきたはちみつにより家が傷んでしまう可能性があります。

はちみつはpH4前後の酸性であるため、鉄やアルミニウムなどの酸に弱い金属を溶かす効果があります。はちみつに長期間触れていると、住宅建築に使用されている金属が影響を受けて、さびたり変色したりすることも。

家の外観が悪くなるだけではなく、はちみつが雨漏りのように垂れてくることもあるので、早急に対処しましょう。

ミツバチの巣は駆除以外の選択肢も!5つの適切な対処法

ミツバチが巣に帰っていく様子

ミツバチの巣は駆除以外にも、次のように複数の対処法があります。

対処方法 メリット デメリット
自治体に連絡する ミツバチの引取先や駆除業者を紹介してくれる 自治体自体が無料で駆除してくれるわけではない
養蜂家に引き取ってもらう 無料もしくは有料で養蜂家が引き取ってくれる 蜂の種類によっては引き取ってくれない
近くに養蜂家がいないと依頼できない
自力で駆除する 最低限の費用で駆除できる アナフィラキシーショックなどの命を脅かす危険性がある
業者に駆除を依頼する ・すぐに対応してもらえる
・ミツバチ駆除の専門家が片付けや再発防止策、掃除などをしてくれる
4万円前後お金がかかる
巣をそのまま放置する 今はお金がかからない ・昆虫が集まる
・糞の被害にあう可能性がある
・被害が拡大して後で大きな出費になる

自分の状況や予算に合わせて、対処方法を選んでくださいね!

以下では、それぞれの対処法とそのポイントを詳しくご紹介します

自治体に連絡する

自治体に連絡をして対処法を聞くことで、ミツバチの引取先を紹介してくれることもあります。

自治体によって対応は様々ですが、養蜂家を紹介してくれたり、駆除業者を紹介してくれたりすることが多いです。

ただし、自治体が無料でミツバチの巣を駆除してくれるわけではありません。あくまでも自治体は相談にのってくれるだけであることを押さえておきましょう。

養蜂家に引き取ってもらう

近くにミツバチ保護団体や養蜂家がいる場合は、ミツバチを引き取ってもらえないか連絡をすることもおすすめです。

養蜂家によっては、無料で引き取ってくれるところもあるため、まずは相談ベースで連絡をしてみましょう。

近くに養蜂家があっても、セイヨウミツバチ・ニホンミツバチと集めている蜂の種類が違う可能性があります。その場合は、引き取ってもらえないこともあるので注意してくださいね。

自力で駆除する

小さいミツバチの巣の場合、自力で駆除することができます。

殺虫剤を使って自力で駆除すると、最低限の費用でミツバチの駆除ができます。

しかし、ミツバチ駆除は専門の業者がいるほど、危険性が伴う作業であることに要注意です。

さらに詳しく知りたい方はこちら

業者に駆除を依頼する

自治体や養蜂家に相談しても、回収してもらえなかった場合や、すぐに駆除する必要がある場合は、ミツバチ駆除業者に依頼することをおすすめします。

業者によっては即日対応してくれるため、その日のうちに駆除することが可能です。蜂の巣を綺麗に処分してくれたり、ミツバチが原因で汚れた家を清掃してくれたりなどとマルチに対応してくれます

ミツバチ駆除費用は4万円前後。少々値段が張りますが、ミツバチ駆除はそれほど危険で難しい行為です。安全性を重視するなら、業者に駆除を依頼することが一番です。

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巣をそのまま放置する

ミツバチの巣が生活園にない場合や、糞などの被害にあっていない場合は、そのまま巣を放置しても問題ない可能性があります。

ただしミツバチの巣が大きくなってから、駆除をしようとすると手間が倍以上かかります。また、巣が大きければ大きいほど危険性が上がるため、駆除を依頼すると高くつく可能性があることを覚えておきましょう。

できれば小さな巣ができたときにすぐに対応しておくと、安上がりですよ!

ミツバチの巣は自力駆除?業者駆除?どちらにするべきか判断する方法

ミツバチが巣から飛んできたイラスト

ミツバチの巣を自力で駆除するべきか、業者に依頼するべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

基本的に、ミツバチの巣が床下や屋根裏などの狭い場所にある場合は、自力で駆除することはおすすめできません。

すぐに出入りできない場所で退治しようとすると、ミツバチの大群に襲われたときに逃げようがありません。アナフィラキシーショックで意識を失ってしまったときに第三者が助け出すことも難しくなりますすぐに病院に搬送できなければ死亡する可能性が上がるので、自力で駆除することは避けておきましょう

すぐに逃げられない場所に巣がある場合は、安全のためにも業者に依頼するほうが無難です。また、はちみつの処理も素人には難しいので、はちみつがたくさんありそうな甘い匂いがするときも業者に依頼することをおすすめします!

ミツバチの巣を自力で駆除する方法【安全な5ステップ】

巣から出てきたミツバチがお花の上で休憩している画像

ミツバチの巣を自力で駆除する際は、どのような順序で駆除するかを頭に入れてから挑むことをおすすめします。

  1. 駆除に必要な道具を用意する
  2. 巣に殺虫剤を使用する
  3. ゴミ袋に巣と死骸を入れる
  4. 再発しないように巣の周り全体に殺虫剤をかける

ミツバチの巣を自力で駆除する手順と、その注意点を詳しくご紹介します。

1. 駆除に必要な道具を用意する

まずは、ミツバチ駆除に必要な道具を用意しましょう。購入・準備しておきたい道具には、次のようなものがあります。

  • ミツバチを退治するための殺虫剤
  • ゴミ箱
  • ホウキ・ちりとり
  • 防護服の代わりになるカッパ
  • 手袋やマスク
  • 防護メガネ
  • 必要であれば懐中電灯

ミツバチに刺されないように、長袖長ズボンで作業をすることをおすすめします。

また、暗い場所にあるミツバチの巣を照らすために懐中電灯を使う場合は、光の色を赤い色にするために赤色のセロファンテープを貼りましょう。赤い色はミツバチが認識しにくい色であるため、安心して照らせますよ。

2. 巣に殺虫剤を使用する

道具の準備ができたら、ミツバチの巣から2〜3メートル離れた風上から殺虫剤を数十秒噴射しましょう

家にしばらく置いていた殺虫剤は残量がわからず、大切な場面で使い物にならないかもしれません。長い時間噴霧するため、できれば新品のものを買っておくことをおすすめします。

3. ゴミ袋に巣と死骸を入れる

ミツバチの巣にいるハチが全滅したことを確認したら、用意しておいたゴミ袋に巣を落とし入れます

生きているミツバチが攻撃してくる可能性があるため、巣をゴミ袋に入れたらすぐにゴミ袋に向かって殺虫剤を振りかけましょう。ゴミ袋をしっかりと締めて、そのまま燃えるゴミに捨てます。

4. 再発しないように巣の周り全体に殺虫剤をかける

ミツバチの巣を作られやすい環境が整っているため、何も対策をしなければ再度巣を作られる可能性があります。

また巣を作られないようにするためにも、巣があった場所全体に殺虫剤をかけておきましょう。他にも防虫ネットを使ったり、甘い匂いがするものを捨てたりと対策をしてくださいね!

ミツバチの巣を駆除する際の注意点【2つのポイント】

巣から飛んできたミツバチがお花と戯れている様子

ミツバチの巣を自力で駆除する際は、身の安全を第一にすることが大切です。

ミツバチの巣を駆除する際は、次のポイントを理解したうえで始めてください。

  • 一度でも刺されたらすぐに辞める
  • 匂いがするものを避ける

以下では、それぞれのポイントについて詳しくご紹介します

一度でも刺されたらすぐに駆除を中止する

ミツバチに一度でも刺されたらすぐに駆除を中止してください

ミツバチに何度も刺されると、「アナフィラキシーショック」と呼ばれる全身性のアレルギー反応が出る可能性があります。アナフィラキシーショックになると、血圧が下がり、意識を失ってしまい、ひどい場合は死亡してしまうことも。

厚生労働省の発表によると、毎年20人前後がハチ毒によるアナフィラキシーショックで亡くなっています。

ミツバチだから大丈夫だろうなどと甘く考えずに、刺されたらすぐに駆除を中止することを心得ておきましょう。

匂いがするものを避ける

ミツバチの駆除をする際は、なるべく匂いがするものを身につけないことが大切です。

ミツバチは、はちみつを効率良く集めるために嗅覚が発達している昆虫です。人間の体臭や香水、洗剤の匂いに敏感に反応し、攻撃をしかけてくる可能性があります。

ミツバチに襲われないように、香水やハンドクリームを使用した後は、巣に近づかないようにしましょう。

ミツバチの巣で不安を感じたら駆除業者にご相談を!

ミツバチは温厚なイメージがありますが、攻撃をしてくることもあるハチです。刺されると痛いだけではなく、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

自力で駆除できるか迷ったら、業者に依頼しましょう。なるべく安く業者を見つけたいなら、「セーフリー」がおすすめ。

セーフリーは複数のミツバチ駆除業者が紹介されているため、料金やサービス、口コミを比較して業者を選べます。

エリアや出張費無料などの細かなサービスで絞り込めるので、安い業者も探しやすいです。見積もり無料の業者も多数掲載されているので、まずは見積もりを取ってみましょう!

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ミツバチの巣の駆除方法!自分で撤去できる?【作業リスクや適切な対処法を解説】のよくある質問

  • Q. ミツバチの巣は放置しても大丈夫?そのままにしておく危険性は?

    A.

    他の動物や昆虫を呼び寄せたり、洗濯物やシーツをフンで汚したりする可能性があるため、できれば駆除することをおすすめします。

  • Q. ミツバチの巣を自力で駆除するのは危ない?

    A.

    ミツバチに穏やかで攻撃しないイメージを持つ人も多いですが、巣を壊されそうになったミツバチは人を襲います。素人が駆除すると危険な場合もあります。

  • Q. ミツバチ駆除を業者依頼するメリットは?

    A.

    ミツバチ駆除のプロに、駆除から片付け、再発防止策まで任せられます。また、すぐに駆除してもらえるので、お子様がいる家庭でも安心です。

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