2024.01.08 2024.10.06
「なんとなくチクチクする」「ずっと手入れせずに放置していた」という服には、ダニがいる可能性があります。
服についたダニを放置するとかゆみなどのアレルギー症状を起こすことがあるため注意が必要です。
本記事でご紹介する服のダニを退治する方法や予防法を実践して、服のダニを増殖させないようにしましょう。
目次
服にダニがつくタイミングと原因
どんなにしっかり手入れをしていてもダニがついてしまうことはありますが、いつ発生するのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずはいつダニがついてしまうのか、そのタイミングと原因についてご紹介します。
外出時
屋内の布に多く付着しているイメージの強いダニですが、屋外の特に自然が多い場所にはたくさん生息しています。
公園や木が多い場所へ出かけた時には、服にダニがついてしまうことが多いです。
しかし、自然が少ないオフィス街などへの外出であっても、ダニがついてしまうことは珍しくありません。
寝具との接触時
寝具は寝汗が多く染み込み、高温多湿な上に髪の毛や垢などが付着するためダニが多く発生する場所です。
そのため、寝具と接触した時に服にダニが移ることがあります。
服だけでなく、髪や肌につくこともあります。
保管時
シーズンオフだったり普段着なかったりする洋服を、クローゼットや押し入れなどで保管する際も、ダニが発生しやすいです。
保管用のクローゼットや押し入れなどは頻繁に開けないケースが多く、その内部は湿気が溜まり高温多湿になります。
その上、ホコリや服に残った皮脂汚れなどがダニの栄養源となるため、クローゼットや押し入れ、タンスなどにもダニが増殖しやすいです。
工場出荷時
購入してすぐの洋服にも、ダニがついている場合があります。
工場からの出荷時にダニがついてしまうことがあるためです。
出荷時だけでなく、流通段階や店舗での保管時にダニが発生することもあります。
服にダニがいた場合の対処法
服には、少なからずダニがいることが多いとされています。
ダニは対処しないと増殖してしまうため、すべてを退治できなくても適切な対処をすることが大切です。
服のダニ退治で欠かせないのは、下記2つのステップです。
- 熱で死滅させる
- 死骸やフンを除去する
それぞれについて、詳しく見てみましょう。
熱で死滅させる
ダニは熱に弱い性質があるため、60度以上なら一瞬で死滅させることができます。
ただし、ナイロンやシルクなど、服によっては熱に弱い素材を使っている場合もあります。熱での退治ができないケースでは、クリーニングに出すのが確実でしょう。
熱を使った退治方法3つをそれぞれ詳しく見ていきます。
熱湯でつけ置きする
熱湯でつけ置きをすれば、服全体にしっかりと熱を伝えることができます。
お湯はだんだん冷めてきてしまうので、60度以上のお湯で10分ほどつけ置きすると効果的です。
コインランドリーの乾燥機を使う
コインランドリーの乾燥機なら、手軽にしっかりと熱を与えることができます。
コートなどの大きな衣類も、コインランドリーの乾燥機ならダニ退治が可能です。
クリーニングに出す
おしゃれ着や熱に弱い衣類は、クリーニングに出す方法がオススメです。
また、帽子などのアイテムもクリーニングを利用すると良いでしょう。
死骸やフンを除去する
熱処理で死滅が可能なダニですが、死骸やフンが残っているとアレルギーの原因となってしまいます。
そこで、死骸やフンを除去するところまでしっかり対処することが大切です。
水洗いが可能な服やマフラーなどのアイテムなら、洗濯でダニを除去できます。
ただし、セーターなどは自宅で水洗いできないものもあるため、選択表示をしっかりと確認し洋服にダメージが加わらないように注意しましょう。
服にダニがいる時にアイロンやドライヤーは効果的?
服に熱を加えるのなら、アイロンやドライヤーを使う方法も有効です。
ただし、アイロンやドライヤーは、服全体に一気に熱を加えることが難しい点に注意しなければなりません。
一ヶ所に熱を加えている間に、ダニが逃げてしまい生き残る可能性があります。
服の大きさにもよりますが、面積が広い服ほど全体的なダニ退治は難しくなるため、熱湯やコインランドリー、クリーニングを利用する方法を選んだほうが効率的です。
服にダニがいる場合のリスク
どんなに気をつけていても付着してしまうことが多いダニですが、服で大量に発生してしまうとさまざまなリスクを負うことになります。
その代表的なものが、アレルギー症状です。
鼻炎やくしゃみ、目のかゆみなどの症状が、ダニが多い服を着る度に襲ってくることになります。
また、屋外でマダニがついてしまうと、皮膚に食いついて吸血するため注意しなければなりません。マダニは日本紅斑熱やライム病などの感染症を媒介することもあるため、万が一咬まれてしまったら自分で引き抜こうとはせず、そのまま皮膚科を受診しましょう。
服にダニがいるなら収納時も対策が必要
服のダニ対策としては、収納時にも注意したい点があります。
- 収納場所を掃除しておく
- 収納前に必ず洗濯をする
- 収納前にしっかりと乾燥させる
- 防虫剤を入れる
収納する場所にダニがいれば、どんなに服を清潔にしていてもダニがついてしまいます。
そこで、収納する前にクローゼットや押し入れなどの収納場所を掃除しましょう。
掃除機かけをした後に水拭きし、乾燥させておくと安心です。
収納する服は、必ず洗濯をして乾燥させておきます。
洗濯をしないと、皮脂汚れなどが栄養源となりダニが増殖してしまうためです。収納時には、防虫剤を使うことでさらにダニの増殖を抑えやすくなります。
服にダニをつけないための予防法
服になるべくダニをつけないためには、予防することも大切です。
- ダニがつきやすい場所はなるべく避ける
- 収納時の対策をする
- 部屋や寝具もダニ対策をする
上記の予防策について、それぞれ詳しく見てみましょう。
ダニがつきやすい場所はなるべく避ける
屋外にいるダニは草や地面などの低い場所に多く生息しているため、草むらや自然が多い場所は服にもつきやすいです。
草むらなどはなるべく避けるのがベストですが、出向く必要がある場合にはしっかりと対策していくことが予防になります。
たとえば、ダニがつきにくいナイロンなどの化学繊維の服を選ぶと効果的です。
また、明るい色の服ならダニがついても見つけやすく、対策しやすくなります。
収納時の対策をする
ご紹介したように、収納時にもダニ対策が必須です。
収納前に洗濯をしたり収納場所を清潔にしたりして、収納時のダニ増殖を抑えましょう。
部屋や寝具もダニ対策をする
服だけでなく、ダニはさまざまな場所で増殖します。
布団やソファなどは特にダニが増殖しやすく、増殖した場所から服へ移動することもあるため注意が必要です。
こまめに部屋の換気をし、掃除機をかけるなどして、家全体でダニ対策をしましょう。
服にダニをなるべくつけないために家中で対策をしよう!
家にいても外出しても、ダニは少なからず付着してしまうもの。
そこで、増殖させないために家中でダニ対策をすると効果的です。収納はもちろん、寝具やソファなど、ダニが繁殖しにくい環境にすると、服にもつきにくくなります。
家中のダニ退治には手間も時間もかかるので、業者の利用も検討してみましょう。
徹底的に退治してもらえば家の中も服も快適になるので、ぜひ検討してみてください。
服にダニがいる?!効果的な退治方法と予防法を解説!のよくある質問
-
Q. 着ている服にダニはつく?
A.着ている服には、多かれ少なかれダニがついています。
屋外にいるダニが外出中につくこともあれば、ソファや布団からダニが移動して服につくこともあります。 -
Q. 服にダニがいたらどうすべき?
A.服にダニがいるなら、熱処理が効果的です。
熱湯につけ置きしたりコインランドリーの乾燥機を使うと、ダニが一瞬で死滅する60度以上の熱を全体に加えることができます。 -
Q. ダニがいる服は洗濯できる?
A.水洗い可能な服であれば、洗濯で死骸やフンを除去できます。
ただし生きているダニは洗濯だけでは退治できないため、先に熱処理をしてから洗濯すると効果的です。
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