オフィス清掃代行の委託費用相場は?【事務所クリーニングの頻度・掃除箇所別に解説】
2024.06.07 2024.06.07
この記事では、オフィス清掃代行(事務所クリーニング)のサービスや費用相場について徹底解説します。
「清掃も従業員に任せてきたが、できれば外部委託したい」
「一度の職場環境をリセットして、仕事の効率を上げたい」
「今清掃を委託している会社を変えることになった」
といった方は、ぜひ参考にしてみてください。
記事後半では、自社にマッチする清掃代行業者の選び方も詳しくご紹介します。費用を抑えるコツにも触れますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
オフィス清掃代行(事務所クリーニング)とは?【費用相場を知るために】
オフィス清掃代行とは、清掃スタッフが事務所に出向いて掃除するサービスのこと。床やトイレ、外壁などあらゆる場所を掃除してくれます。事務所は従業員全員で掃除できますが、オフィス清掃代行を利用することで作業負担を減らすことが可能です。
オフィスが広かったり、物が多いほど、従業員だけで隅々まできれいに掃除するのは大変なことです。近年は人材不足の課題を抱える企業が多く、人的リソースを清掃に回すと人手が減ってしまうため、事務所の掃除を業者に依頼する企業が増えています。
オフィス清掃代行の料金は一律ではありません。以下の条件で費用相場が変わりますので、予算やオフィスの状況にあったサービスを依頼しましょう。
- サービス専門性
- オフィス規模
- 掃除依頼箇所
定期清掃を依頼したい場合は、どうしてもランニングコストがかかります。年間でどのくらいの費用がかかるのかを、まずは把握することが大切です。
オフィス清掃代行(事務所クリーニング)の「サービス専門性」費用相場
オフィス清掃代行が提供するサービスは、以下の通り、3種類に大きく分かれています。
日常清掃 | 定期清掃 | 特別清掃 |
---|---|---|
・掃除機 ・モップがけ ・トイレ掃除 ・喫煙所の清掃 ・ゴミ回収など |
・床のワックスがけ ・エアコン掃除 ・カーペット洗浄 ・窓ガラス掃除など |
・ビルの高所部 ・照明機器 ・屋根清掃 ・看板清掃など |
15,000円〜 | 20,000円〜 | 40,000円〜 |
週1回 | 月1回 | 年1回 |
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
日常清掃
「日常清掃」は、掃除機やモップがけ、トイレ掃除、ゴミ回収など日常的な掃除です。
日常清掃を怠ると衛生上の問題が発生し、従業員の健康問題にも発展していきます。また、社内が汚れていると自社を訪れる来客の印象が悪くなることも。日常清掃の費用は、作業回数で大きく変わります。
料金相場 | |
---|---|
週1回 | 15,000円/月 |
週2回 | 25,000円/月 |
週3回 | 35,000円/月 |
週4回 | 45,000円/月 |
週5回 | 55,000円/月 |
定期清掃
「定期清掃」は、日々の掃除では落としきれない汚れや、普段掃除できな場所を専用道具や洗剤を使って洗浄してくれるサービスです。
具体的には、床のワックスがけやエアコン掃除、カーペット洗浄、窓ガラス掃除などが含まれます。定期清掃の費用は、作業面積や掃除箇所で変わることが多いです。
料金相場(100㎡) | |
---|---|
床洗浄・ワックスがけ | 20,000円〜 |
カーペット洗浄 | 25,000円〜 |
窓ガラス清掃 | 25,000円〜 |
業務用エアコン清掃 | 20,000円〜 |
特別清掃
「特別清掃」とは、普段滅多に清掃できない箇所を念入りに掃除するサービスです。
メンテナンスケアとして利用される特別清掃は、日常清掃や定期清掃では補えない箇所を徹底洗浄します。具体的には、ビルの高所部や照明機器、屋根、看板などです。特別清掃の費用は、掃除箇所で変わります。
料金相場(100㎡) | |
---|---|
床洗浄・ワックスがけ | 40,000円〜 |
照明機器洗浄 | 40,000円〜 |
屋根清掃 | 50,000円〜 |
看板清掃 | 50,000円〜 |
ここで紹介した費用相場はあくまで目安です。
詳しい費用を知りたい方は、オフィス清掃代行業者に見積もりを依頼しましょう!
オフィス清掃代行(事務所クリーニング)の「規模別」費用相場
基本的に、オフィスが広ければ広いほど清掃費用は高くなる傾向があります。
日常清掃の費用相場(年間) | |
---|---|
小規模オフィス(100㎡〜) | 70,000円〜 |
中規模オフィス(300㎡〜) | 144万円〜 |
大規模オフィス(600㎡〜) | 288万円〜 |
3種類の規模に事務所を分けて、それぞれの年間清掃費用を確認していきましょう。
小規模なオフィスの場合(100㎡〜)
小規模な事務所の場合、清掃にかかる年間費用相場は以下の通りです。
費用相場(年間) | |
---|---|
日常清掃(月4回) | 70,000円〜 |
床洗浄ワックスがけ(年2回) | 40,000円〜 |
エアコン清掃(年1回) | 20,000円〜 |
上記の日常清掃費用は、掃除機やモップがけ・トイレ掃除やゴミ回収を含んだものです。小規模の事務所は日常清掃が必要な場面が少なく、週1回程度で依頼する企業が多い傾向にあります。床のワックスがけやエアコン清掃は、季節の変わり目に依頼するのがおすすめです。
中規模なオフィスの場合(300㎡〜)
中規模な事務所の場合、清掃にかかる年間費用相場は以下の通りです。
費用相場(年間) | |
---|---|
日常清掃(月4〜8回) | 144万円〜 |
床洗浄ワックスがけ(年2回) | 120万円〜 |
エアコン清掃(年1回) | 4万円〜 |
中規模な事務所は従業員が多いため、オフィスに汚れが溜まりやすいもの。汚れ具合にもよりますが、日常清掃は週1〜2回で依頼する企業が多い傾向にあります。1回の清掃時間は、4時間程度を目安にするオフィス清掃代行業者が多いです。
年間の清掃費用を抑えるために週1回を選ぶ企業も存在しますが、広い事務所に対して依頼回数が少ないと職場環境が不衛生になることも。「自社を清掃するのにどのくらいの時間が必要なのか」を計算すると、最適な回数で掃除を依頼することが可能です。
大規模なオフィスの場合(600㎡〜)
大規模な事務所の場合、清掃にかかる年間費用相場は以下の通りです。
費用相場(年間) | |
---|---|
日常清掃(月8〜20回) | 288万円〜 |
床洗浄ワックスがけ(年2回) | 24万円〜 |
エアコン清掃(年1回) | 8万円〜 |
日常清掃・定期清掃のどちらも、事務所が広いほど費用がかさむため、年間のコストランニングとしてはかなり高額です。
また、大規模な事務所は窓ガラスの面積も大きいので、吊りロープ作業や高所作業車の費用を別途請求されることがあります。特に高層オフィスの場合は、追加費用がかかる可能性があることを頭に入れておきましょう。
オフィス清掃代行(事務所クリーニング)の「掃除箇所別」費用相場
オフィス清掃代行業者には、スポットで依頼することが可能です。
スポット依頼の費用相場や所要時間は、清掃箇所で変わります。
費用相場 | 所要時間 | |
---|---|---|
トイレ | 5,000円〜 | 60分 |
フロア | 20,000円 | 60分 |
窓ガラス | 10,000円 | 60分 |
カーペット | 25,000円 | 60分 |
エアコン | 25,000円 | 60分 |
家具類 | 3,000円〜 | 60分 |
それぞれの概要を詳しく確認していきましょう。
トイレ
トイレ清掃だけを掃除のプロに任せる企業も少なくありません。
特に個室数やトイレの台数が多い場合、掃除に手間がかかる上に、床や洗面台、鏡などの清掃も行う必要があります。トイレ掃除の費用は、1基につき3,000円〜5,000円が相場です。
フロア
事務所の広さや床材にもよりますが、フロア掃除の費用は100㎡あたり20,000円が相場です。料金設定が低い業者であれば、さらに安い費用で依頼を受けてくれることも。
基本的には、清掃範囲が広ければ広いほど1㎡あたりの値段は安くなります。
窓ガラス
足場の必要性や清掃範囲にもよりますが、窓ガラス清掃は10,000円〜で依頼可能です。ただし、足場の組み立てが必要な場合は、倍近くの値段になることも。
また、吊りロープ作業が必要な場合は10万円、ゴンドラ作業が必要な場合は15万円ほど別途費用がかかります。
カーペット
カーペットクリーニングは、通常のフロアより費用は少し高くなります。
広さにも左右されますが、費用は1㎡あたり2万5,000円〜が相場。ただし、清掃内容やカーペットの状態によって費用が変わります。詳細な費用を知りたい方は、オフィス清掃代行業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
エアコン
多くのオフィスで設置されている天井埋込エアコンの場合、費用は1台につき2万5,000円が相場です。
ただし、カビ防止や抗菌コート、室外機洗浄などのオプションをつける場合は、別途費用として5,000円ほどかかります。壁掛けエアコンの場合は、10,000円〜程度で依頼を受ける業者が多いです。
家具類
社内にあるソファやチェア、パーテンションなどを清掃したい場合は、オフィス家具専門のクリーニングを依頼しましょう。
オフィス清掃代行業者によっては家具類の清掃を引き受けてくれることも。例えば、オフィスチェアであれば、1脚につき3,000円〜の依頼が可能です。
オフィス清掃代行(事務所クリーニング)を業者依頼するメリット
オフィス清掃代行を業者に依頼するメリットには、以下のようなものがあります。
- 徹底的に汚れを落としてくれる
- 従業員が業務に注力できる
- 衛生的な職場環境を維持できる
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
徹底的に汚れを落としてくれる
オフィス清掃を業者に依頼することで、徹底的に汚れを落とすことが可能です。
従業員でも社内の掃除は行えますが、プロの清掃員の掃除に比べると作業の質は異なります。また社内をきれいな状態に保てば、来客に好印象を与えられるのもメリットです。
従業員が業務に注力できる
オフィス清掃を業者に依頼すれば、従業員は本来の業務に時間や労力を割けます。
特に現在は人材不足の問題を抱える企業が多く、従業員自身に掃除を任せると作業負担が大きくなること。業務に集中できず、生産性低下を招くこともあるでしょう。
衛生的な職場環境を維持できる
従業員自身で掃除を行うと目につく場所はきれいになりますが、手が行き届かない箇所は汚れが蓄積し不衛生です。
特にカーペットやエアコンは汚れが奥に入り込んでしまうと、目視では確認できません。プロに依頼すれば、徹底的に汚れを落としてもらえるので衛生的な職場環境を維持できます。
オフィス清掃代行(事務所クリーニング)の費用に差が出る理由とは?
各業者で費用に差が出るのは、清掃員の作業スピードにあります。
スキルのある清掃員が在籍する業者は、短時間で清掃を完了できるので料金を抑えることが可能。作業スピードが早い上に清掃の質も高いため、口コミや評判が良いのが特徴です。清掃の質の高さと料金の安さの両方を求めるなら、有資格者が在籍する業者を選びましょう。
業界唯一の国家資格に、掃除のプロであることを証明する「ハウスクリーニング技能士」があります!業者を選ぶ際に参考にしましょう。
オフィス清掃代行(事務所クリーニング)の費用を抑えたい!失敗しない業者選びのコツ
業者を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
- 清掃スタッフの実績を確認する
- 細かいサービス(範囲)の違いまで確認する
- 損害賠償保険の加入有無を確認する
- 口コミや評判をチェックする
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
清掃スタッフの実績を確認する
業者を選ぶ際は、現場に来る清掃スタッフの実績を確認しておくと安心です。
資格保有やトラブルの有無、オフィス清掃の実績をしっかり確認しましょう。スキルの高い清掃員であれば、初めての依頼でも安心して任せられます。また、清掃員は自由に社内を出入りできるようになるので、信頼できる人物かを確認しておくことも大切です。
細かいサービス(範囲)の違いまで確認する
業者によってサービスが異なるので、細かい範囲までしっかり確認しておくことが大切です。
例えば、窓や網戸などの半屋外、廊下や給湯室、テラスバルコニーなどの屋外に対応していない業者もあります。見積もりを依頼する前にサービス内容を聞いて、希望する場所を掃除してもらえるか確認しましょう。
損害賠償保険の加入有無を確認する
業者を選ぶ時は、損害賠償保険の加入有無を確認しましょう。
清掃中に事故が起こらない保証はなく、過去に作業中に社内の備品やエアコンなどを壊されるといった事例もあります。損害賠償保険に加入している業者を選べば、清掃作業中のミスにより事故が発生した時でも補償を受けられるので安心です。
口コミや評判をチェックする
業者を選ぶ際に確認しておきたいのが、実際に清掃を依頼した利用者の口コミや評判です。
肯定的な内容が具体的に記載されている清掃業者であれば、初めてでも安心して依頼できます。特に日常清掃を依頼する場合、年間で多額の費用になるため、口コミや評判に目を通しておくことが大切です。
オフィス清掃代行(事務所クリーニング)は業者選びが重要!
今回は、オフィスクリーニングの費用相場について解説してきました。
主なポイントは、以下の3つです。
- 事務所清掃には「日常清掃」「定期清掃」「特別清掃」がある
- 同じ依頼内容でも業者で費用相場が変わる
- 清掃費用を抑えたいなら業者選びが重要
オフィス清掃には日常清掃と定期清掃、特別清掃があり、掃除箇所や頻度で費用が変わります。また、汚れがひどい場所だけを単発で依頼することも可能で、目的に応じて清掃してもらえます。ただし、同じ依頼内容でも業者によって費用相場が大きく変わることも。
清掃費用を抑えたいなら業者選びが重要です。効率的に依頼先を探したいなら、業者との出会いをサポートしてくれる「セーフリー」を活用しましょう。料金やサービス内容を比較検討できるので、業者選びの際に役立ちます。口コミも掲載されているので業者探しで活用してくださいね!
オフィス清掃代行の委託費用相場は?【事務所クリーニングの頻度・掃除箇所別に解説】のよくある質問
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Q. オフィス清掃代行の費用相場は業者で変わる?
清掃の費用相場は業者で変わります。特にオフィス清掃は年間での契約が多く、長い目で見ると金額に大きな差が出ることも。相見積もりを取ってしっかり比較検討しましょう。
-
Q. オフィス清掃を専門業者に委託するメリットは?
オフィス清掃を委託することで、徹底的に汚れを落とせたり従業員が業務に注力できたりするメリットがあります。また、衛生的な職場環境を維持できるので、従業員の生産性向上も期待できるでしょう。
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Q. オフィスクリーニング業者を選ぶ際に重要なポイントは?
業者を選ぶ際に重要なのは、清掃員の実績や損害賠償保険の加入有無などです。また、利用者の口コミや評判にも必ず目を通しましょう。肯定的な意見が多い業者であれば、安心して清掃を任せられます。