賃貸で壁紙のカビがひどい!入居時の交渉は?賃貸中や退去時の対処法や予防も解説
2024.09.22 2024.09.22
この記事では、入居時に壁紙にひどいカビがあった場合の対策を紹介します。大家さんにどう交渉したらよいのか、入居時のハウスクリーニングはどうしたらよいのかなど、気になる点を一気に解決!
後半では、入居中に壁紙のカビがひどくなってしまった場合に、賃貸中・退去時どう対応したらよいかも解説します。
壁紙のカビ問題で悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
【壁紙のカビ問題】入居時にチェックすべき点は?
新しい住まいに引っ越す際、見落としがちな壁紙のカビ問題。しかし、カビは健康被害や住環境の悪化を引き起こすため、入居前の確認が非常に重要です。以下のポイントを押さえて、壁紙のカビ問題をしっかりチェックしましょう。
- 湿度が高いエリアの壁紙をチェックする
- 壁際や隅の隠れた部分を確認する
- 過去の利用者のレビューをチェックする
以下、それぞれのポイントについて解説します。
湿度が高いエリアの壁紙をチェックする
湿度の高い場所はカビが発生しやすいので、浴室やキッチン、窓際などを重点的に確認しましょう。これらの場所は結露が発生しやすく、換気が不十分な場合は気付かぬうちにカビが発生してしまいます。特に壁紙の色が変わっている場合や、シミがある場合はカビが潜んでいる可能性が高いでしょう。
壁際や隅の隠れた部分を確認する
家具やカーテンで隠れがちな壁際や隅、ベッドやソファの後ろなどは、カビが発生していても見つかりにくい場所です。入居時には、できるだけ隠れている部分を確認し、目に見えるカビや変色がないかをチェックしましょう。特に、壁紙が剥がれている箇所やシミが目立つ場所は注意が必要です。
過去の利用者のレビューをチェックする
物件のレビューや過去の利用者の声も重要な情報源です。「湿気がひどい」「カビが発生した」といったコメントがある物件は、カビ問題が潜在的に存在する可能性が高め。不動産のサイトや口コミをチェックして、物件の環境を事前に把握し、できるだけリスクを避けましょう。
入居前に壁紙のカビがひどいときはどうする?【大家さんへの交渉方法】
入居前に壁紙にカビが見つかった場合は、放置せずに適切な対応を取ることが重要です。ただし、「具体的に何をしたらいいの?」「大家さんにどう連絡したらいいの?」と悩む方も多いのでは。ここでは、壁紙にカビが見つかった際に、大家さんとスムーズに交渉するための方法を紹介します。
- カビの状況を正確に記録し報告する
- 大家さんの法的責任を確認する(賃貸物件の維持管理)
- 具体的な要求を伝える
各ステップを詳しく見ていきましょう。
カビの状況を正確に記録し、報告する
まず、カビの発生箇所をしっかりと確認し、写真や動画で記録しましょう。壁紙の変色や剥がれ、カビの広がり具合などを正確に記録しておくことで、後の交渉がスムーズになります。記録をもとに、大家さんに現状を報告する際には、具体的な場所やカビの状態を伝え、視覚的な証拠を添えることが重要です。
大家さんの法的責任を確認する(賃貸物件の維持管理)
賃貸物件の維持管理は大家さんの責任であり、住居が健康的で安全な状態を保つことが求められます。国土交通省のガイドラインなどを参考にし、賃貸契約書に記載されている大家さんの修繕義務を確認しましょう。
カビが発生している場合、大家さんには問題を改善する責任があります。この情報を把握した上で、怖がらずに交渉に臨むことで説得力が増します。
具体的な要求を伝える
大家さんにカビの問題を報告する際には、具体的な対応を要求しましょう。例えば、「カビの除去と壁紙の張り替えをお願いします」「専門業者によるカビ除去を依頼したい」など、希望する対処法を提案することで、解決に向けた話が進みやすくなります。
この際に、修繕が完了するまでのスケジュールや、費用負担の明確化も求めておくと良いでしょう。
入居中に壁紙のカビがひどくなった場合の対処法は?【3つのステップ!】
壁紙に発生したカビを放置してしまった場合は、できる限り早めの対処が肝心です。ここでは、簡単にできるカビの除去方法を3つのステップで紹介します。
- 重曹水やクエン酸水を用意する
- スプレーボトルや雑巾に含ませて壁を拭く
- 乾拭きで壁の水分を取り除く
以下、それぞれのポイントについて解説します。
ステップ1:重曹水やクエン酸水を用意する
まず、重曹水やクエン酸水を用意しましょう。重曹は弱アルカリ性でカビを中和し、クエン酸は酸性でカビの発生を抑える効果があります。重曹水は水200mlに対して重曹小さじ1、クエン酸水は水200mlに対してクエン酸小さじ1を混ぜて作ります。重曹やクエン酸は手軽に準備できる上に、カビ除去に大変効果的です。
ステップ2:スプレーボトルや雑巾に含ませて壁を拭く
用意した重曹水やクエン酸水をスプレーボトルに入れて、カビが発生している箇所に直接吹きかけます。もしくは、雑巾に含ませてカビの部分を優しく拭き取ります。カビをこすりすぎると壁紙を傷める可能性があるので、優しく拭くように心がけましょう。
ステップ3:乾拭きで壁の水分を取り除く
カビを拭き取った後は、必ず乾いた布で壁の水分を拭き取りましょう。水分が残っているとカビの再発につながるため、乾拭きでしっかりと水分を除去します。拭き取りが終わったら、換気して室内の湿気を減らすことも大切です。
以下の記事では、壁紙のひどいカビの除去方法を徹底解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら 壁紙のひどいカビを取るには?除去方法を徹底解説【リビング・水まわりなど】
2024.09.02
2024.09.02
退去前に壁紙やその他のカビも除去!【清掃の手順を解説】
退去時には、壁紙やその他の場所に生えたカビを除去しておくことが大切です。カビを放置すると、原状回復費用として高額な請求をされる可能性があります。以下の手順に従って、カビをしっかり取り除きましょう。
- カビが生えている箇所を確認し、状態を把握する
- 掃除用品を準備し、除去する
- プロの清掃業者を手配する
ここで、各ポイントを詳しく説明します。
カビが生えている箇所を確認し程度を把握する
まず、カビが発生している場所をしっかり確認しましょう。バスルームやキッチンの下、窓の近くは特に湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい箇所です。また、忘れがちなシューズボックスも、靴の湿気や汚れが原因でカビが発生している場合があります。カビの発生箇所とその程度を把握すれば、適切な掃除方法を選べます。
掃除用品を準備しカビ除去する
カビの除去には、重曹、クエン酸、または市販のカビ取り剤を用意します。雑巾、ゴム手袋、マスクも忘れずに準備してください。カビ取り剤を使用する場合は、カビの箇所にスプレーを吹きかけるか、雑巾に含ませて拭きます。シューズボックスなどの木製部分には、あまり強い薬剤を使わないように注意しましょう。
カビ取り剤をかけた後は、数分放置してカビが浮き上がるのを待ちます。その後、浮き上がったカビを雑巾で優しく拭き取り、乾いた布で水分を拭き取ります。最後に換気して、湿気を飛ばしましょう。
プロの清掃業者を手配する
自分で取り切れない頑固なカビや広範囲にわたるカビは、プロの清掃業者を手配するのが最善です。業者は専用の機材や強力な薬剤を使用して徹底的にカビを除去してくれるため、壁紙やその他のカビ発生場所をきれいにして退去できます。事前に見積もりを取り、費用と作業内容を確認してから依頼しましょう。
入居中に壁紙のカビを予防するには?
壁紙のカビは、一度発生すると取り除くのが一苦労。日頃からの予防がとても大切です。以下の方法でカビの発生を防ぎ、快適な住環境を保ちましょう。
- 定期的に湿度をチェック&調整する
- カビ予防グッズを利用する
- カビが生えやすいエリアは定期的に清掃する
以下、それぞれのポイントについて解説します。
定期的に湿度をチェック&調整する
湿度が高い環境はカビの発生を招くため、湿度管理は大変重要です。湿度計を使って室内の湿度を定期的に確認し、60%以下に保つことを目標にしましょう。
湿度が高いときは除湿機やエアコンの除湿機能を使用する、または換気扇を回して湿気を外に逃がすなど、日頃から調整を心がけてください。
カビ予防グッズを利用する
カビ予防には、市販のカビ防止スプレーや防カビシートなどのグッズが効果的です。浴室やキッチンの壁紙など、湿気がこもりやすい場所に防カビスプレーの定期的な使用で、カビの発生を抑えられます。また、防カビシートはシューズボックスやクローゼットなど、空気の流れが悪い場所に設置するのがおすすめです。
カビが生えやすいエリアは定期的に清掃する
浴室、キッチン、窓際、シューズボックスなど、湿気が溜まりやすい場所は定期的な清掃が必要です。ホコリや汚れはカビの栄養源となるため、こまめに拭き掃除して清潔を保ちましょう。水拭きの後は、乾いた布でしっかり乾拭きし、残った水分を拭き取ることも忘れずに。
壁紙のカビがひどい!解決できない場合はプロに相談しよう!
見た目の不快感が大きく、健康面でも心配な壁紙のカビ問題。自力で除去できない場合は、カビ清掃専門業者に依頼しましょう。
ハウスクリーニング業者の比較検討に便利な「セーフリー」では、口コミや料金、サービス内容を比較しながら、自分の状況に合った業者を手軽に選べます。プロの力を借りて、厄介な壁紙のカビ問題を解決しましょう!
賃貸で壁紙のカビがひどい!入居時の交渉は?賃貸中や退去時の対処法や予防も解説のよくある質問
-
Q. 入居時にカビを発見した場合、どのように大家さんに交渉したらいい?
A.カビの状況を写真や動画でしっかり記録し、具体的な場所や状態を明確に伝えることが大切です。次に、賃貸契約書や国土交通省のガイドラインを確認し、カビ問題の修繕が大家さんの責任であることを把握しておきましょう。交渉の際には、「カビの除去と壁紙の張り替えをお願いします」といった具体的な要求を伝え、対応してもらえるよう話を進めます。
-
Q. 壁紙のカビが再発するのを防ぐために、入居中にできる予防策は?
A.1番大切なのは、湿度管理。室内の湿度が高くならないよう、湿度計で定期的に確認し、60%以下に保つよう除湿機やエアコンの除湿機能を活用しましょう。また、防カビスプレーや防カビシートなどのカビ予防グッズの使用も効果的です。
-
Q. 退去時に壁紙のカビ問題が発覚した場合は、どう対処したらいい?
A.退去時に壁紙のカビが見つかった場合、まず自分で可能な範囲でカビを除去します。重曹やクエン酸を使った掃除や、市販のカビ取り剤を使って壁紙をきれいにすれば、原状回復の負担を軽減できる場合があります。それでもカビが取れない場合や広範囲にわたる場合は、プロの清掃業者の依頼を検討しましょう。
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