2024.06.07 2024.09.03
この記事では、ネズミの臭いについて徹底解説します。
「家のどこかから異臭がする…」
「ネズミはどんな臭い?もしかしてこの異臭はネズミの影響?」
異臭がするけど正体が分からないといったケースは少なくありません。異臭の原因がネズミかもしれないと不安な方に向け、今回はネズミの臭いの特徴を徹底解説します。
フンや死骸など、原因に合った対処法から、駆除や予防まで幅広く解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ネズミの臭いの特徴【尿・フン・死骸】
まずは、ネズミの臭いの特徴を見てみましょう。
- 尿の臭い
- フンの臭い
- 死骸の臭い
尿の臭い
ネズミの尿は、ツンと鼻につく臭いがします。アンモニア臭に似ていて、広範囲で臭うのが特徴。ネズミは移動しながら尿をするため、広範囲にばら撒かれているためです。
また、尿はシミになることもあります。強いアンモニア臭がするのなら、広範囲に尿が繰り返しばら撒かれている可能性があります。
フンの臭い
フンも尿と同じように、ツンとした臭いがします。少量であればそこまで気にならない臭いですが、溜まれば溜まるほど臭いは強くなります。人間が気づく臭いなら、かなりの量が蓄積されていると考えて良いでしょう。
尿は移動しながらしますが、フンは同じ場所でするのがネズミの特徴。そのため、尿のように広範囲ではなく、特定の場所から臭いが発生します。
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死骸の臭い
死骸は、フンや尿よりも強烈な臭いを発します。時間が経てば経つほど臭いは強くなるだけでなく、虫が湧いて衛生環境も極めて悪くなります。
イヤな臭いの原因を探しても、尿の跡やフンの形跡がないのなら、死骸の可能性も考えましょう。
異臭がネズミの臭いだったときの対処法【準備・正しい順序】
臭いの原因が分かったら、原因に合わせて適切な対処をしなければなりません。
- 尿やフンの対処法
- 死骸の対処法
それぞれの方法を、詳しくご紹介します。
尿やフンの対処法
尿やフンそのものを処理するため、まずはどこにあるのかを特定しなければなりません。尿には蛍光物質が含まれるため、ブラックライトで照らすと分かりやすいです。
糞は、ネズミが通った証である足跡や。壁の黒ずみなどを伝っていくと見つけやすいです。
- フンは何枚も重ねたティッシュで取り除きビニール袋で密閉する
- フンや尿があった場所を、水拭きする
- フンや尿があった場所とその周辺をアルコールで十分に消毒する
- 乾拭きする
水拭きするだけでなく、アルコールで消毒するのが重要です。
死骸の対処法
ラットサインや臭いを頼りに死骸を見つけたら、下記の手順で処分します。
- 何枚か重ねた新聞紙で取り除き、ビニール袋に入れて密閉する
- 死骸があった場所とその周辺に殺虫剤を散布する
- 死骸があった場所とその周辺をアルコールでしっかり消毒する
- 乾拭きする
死骸は決して素手で触らないようにし、ビニール袋で密閉してからゴミ袋に入れます。密閉することで、周囲に病原菌を広げるリスクを下げられるためです。
ネズミの死骸は可燃ゴミとして出せる自治体がほとんどですが、念のため自治体のルールを確認しておくと安心です。
ネズミの臭いを処理する時の注意点【衛生面に気をつける】
ネズミの不快な臭いはすぐにでも処理したいものですが、作業時は衛生面に十分気をつけなければなりません。安全に作業するためには、下記3つの注意点を覚えておきましょう。
- 必ずマスクとゴム手袋を着用する
- 必ず除菌する
- 厳重に包んで処分する
必ずマスクとゴム手袋を着用する
フンや尿、死骸を処分する際は、必ずマスクとゴム手袋を着用します。排泄物や死骸には、さまざまな病原菌が付着しているためです。
また、作業時は必ず換気しなければなりません。密閉空間で作業すると、病原菌を体内に吸い込んでしまう危険があるためです。
必ず除菌する
臭いの原因を取り除くだけでなく、除菌も重要です。フンや尿、死骸があった場所やその周辺には、菌や虫などが発生しているためです。除菌の際は、アルコールやエタノールなど、殺菌力が高いアイテムを使いましょう。
厳重に包んで処分する
フンはもちろん、死骸は特に厳重に包んで処分しなければなりません。付着している病原菌を、周囲へ広げないためです。
ティッシュや新聞紙を使って除去したらビニール袋に入れてしっかり密閉し、その上でゴミ袋に入れて処分しましょう。
ネズミの臭いを消す方法|対処後にやるのがオススメ
除菌後も臭いが気になる場合は、消臭スプレーを使うと良いでしょう。
ネズミの臭いを放置するリスクとは
とても不快ではあるものの、物理的な被害がない「臭い」ですが、放置すると下記を始めとするリスクを被ることになります。
- ネズミがどんどん増える
- ダニやノミが大量発生する
- 感染症にかかる場合がある
ネズミがどんどん増える
フンや尿、死骸があるということは、ネズミがいる証拠です。ネズミは繁殖スピードが早いことで知られ、あっという間に増えてしまいます。
数匹程度であれば被害も少なく駆除も簡単ですが、多くなればなるほど被害が大きくなるだけでなく、駆除も難しくなるでしょう。
ダニやノミが大量発生する
ネズミの体には、1匹あたり1,000匹ものダニやノミが寄生することもあります。ダニやノミがネズミから離れて家の中に住み着くと、アレルギー症状を引き起こす危険があります。
また、ダニの中には人を刺す種類もいるため、刺されて腫れやかゆみに悩まされることもあるでしょう。
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感染症にかかる場合がある
ダニやノミだけでなく、ネズミの体やフン、尿、死骸に付着している病原菌から感染症にかかるリスクもあります。
- サルモネラ菌
- レプトスピラ菌
- ハンタウイルス
上記をはじめ、最悪の場合死に至る感染症を媒介するケースもあるため、早めに対処しなければなりません。
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臭いを解消!ネズミが苦手なニオイで追い出す方法
ネズミの臭いを根本から解消するためには、ネズミを追い出さなければなりません。ネズミを追い出す方法はさまざまありますが、「苦手なニオイ」を活用する方法も有効です。
- ペパーミント
- ユーカリ
- にんにく
- チリパウダー
- トウガラシ
- ワサビ
- ユリ
- 木酢液
上記は、ネズミが苦手とするニオイです。これらのニオイを活用し、スプレーで散布したり植物を植えたりするとネズミを追い出しやすくなります。
ただし、ネズミはニオイに慣れてしまうため、効果は一時的になるケースが多いです。徹底的に解決したいなら、次にご紹介する駆除が良いでしょう。
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ネズミの臭い対策は本体の駆除が一番!4つの方法
ネズミの臭いを根本から徹底的に解決するには、本体を駆除するのが一番です。
- 駆除業者に依頼する
- 殺鼠剤を使う
- 捕獲機を使う
- 燻煙剤を使う
上記どれかの方法で、臭いの元凶を除去しましょう。
駆除業者に依頼する
ネズミは数匹でも残ってしまえば、またすぐに増えていくためです。
また、ネズミの駆除は専門的な知識と経験がなければ、効率的に駆除するのは難しいです。特に臭いが気になるほど増えているのであれば、専門知識とアイテムを駆使して効率的に駆除してもらうのが良いでしょう。
殺鼠剤を使う
毒餌を使った殺鼠剤(さっそざい)なら、ネズミを効率的に駆除できます。設置するだけで死滅させられるため、手軽な方法であることもメリット。
ただし、ネズミは警戒心が強いため殺鼠剤に近付かない可能性もあります。食いつきが悪い場合は、即効性がある強い毒を使ったものではなく、弱めの毒を使った殺鼠剤を使うなど、工夫して設置しなければなりません。また、ペットや赤ちゃんがいる家庭では、殺鼠剤に近付かないような工夫も欠かせません。
殺鼠剤を使った場合は、死滅したネズミの死骸を処理する必要があります。放置すると臭いの原因になるため、早めに処理してください。
捕獲器を使う
捕獲機を使って、ネズミを生け捕りにする方法もあります。捕獲機以外に、粘着シートを使う方法も良いでしょう。この方法であれば、殺鼠剤を使った場合のように死骸を探す手間が省けます。
とは言え、捕獲機を使った駆除では、生け捕りにしたネズミを自分で処分しなければならないことも覚えておかなければなりません。
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燻煙剤を使う
燻煙剤を使うと、部屋の隅々まで薬剤を行き渡らせられます。ネズミがどこにいるか分からない、ラットサインが見つけられないなどの場合に、有効な方法です。
燻煙剤はネズミが苦手なニオイを使用しているため、追い出すのに効果的です。ただし、時間が経ってニオイが薄まると効果も低くなるため、一度追い出したら侵入路をふさぐ作業が欠かせません。
また、燻煙剤を使う際は、部屋をしっかり密閉する必要があります。室内にある家具や家電は予め養生し、薬剤が付かないようにしておく必要もあります。燻煙剤使用中はペットも室内から出さなければならないことも、覚えておきましょう。
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臭いを予防!ネズミを侵入させないための対策
一度ネズミを追い出したり駆除したりしても、再度侵入されては意味がありません。そこで、ネズミを侵入させない家づくりも必須です。
- 進入路をすべて塞ぐ
- 食材は密閉保管する
- ゴミを放置しない
上記を実践して、ネズミが侵入しない家にしましょう。
進入路をすべて塞ぐ
侵入路が開いたままでは、ネズミは次々と入ってきてしまいます。そこで、壁の隙間や穴などはすべて見つけて塞ぐ必要があります。家を内外から隈なくチェックし、進入路となり得る場所をすべてふさぎましょう。
たとえば1cmほどの小さな隙間や穴でも、ネズミは強い歯を使って穴を広げて侵入してきます。そのため、どんなに小さな隙間や穴でも、油断せずにふさぐことが大切です。
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食材は密閉保管する
食材がない家では、ネズミは生きることができません。そこで、食材はプラスチックケースなどで密閉保管しましょう。
袋などは簡単に破いてしまうので、少し手間でも購入した食材は袋から出してケースへ入れ替えることが大切です。
ゴミを放置しない
人間にとってはゴミでも、ネズミにとっては食材や巣の材料になるものが多くあります。たとえば、紙くずや段ボールくず、小さな布切れもネズミにとっては貴重です。
ゴミが多くあればあるほど、ネズミにとっては快適な巣になるため、ゴミはこまめに捨ててください。
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臭いだけでなくネズミ本体の対策も!駆除は業者への依頼がベスト!
フンや死骸など、臭いの元を処理するだけでは一時しのぎとなってしまいます。根本的な解決を目指すなら、ネズミそのものを駆除しなければなりません。
ネズミの駆除は自力でも不可能ではありませんが、完璧な退治は難しく、1匹でも残るとまた繁殖してしまいます。そのため、プロの業者へ依頼して徹底駆除してもらうのがオススメです。
ネズミの駆除業者は、優良業者を多数掲載しているセーフリーをご利用ください。無料見積もり依頼も可能なので、まずはネズミの駆除業者を検索して相談してみましょう!
部屋がネズミ臭い?正体はフン?死骸?原因と対処法を徹底解説!のよくある質問
-
Q. ネズミが出る家の特徴は?
A.ネズミが出る家は、エサが豊富でゴミが多く、隙間や穴などの進入路があります。また、猫などの天敵がいない家はネズミが侵入しやすいです。
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Q. ネズミは昼間どこにいる?
A.ネズミは夜行性なので、昼間は巣に戻っているケースが多いです。屋根裏や床下、壁の中などに潜んでいます。
-
Q. ネズミは自然にいなくなる?
A.ネズミは寒さに弱い生き物なので、寒い季節になると移動することがあります。ただし、家の中は寒い季節でも暖房で温かいケースが多いため、自然にいなくなる事例は多くありません。
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