2023.10.05 2024.05.20
体内に取り込んでしまうと、さまざまなアレルギー症状を引き起こします。
また、ネズミに寄生する「ダニ」もアレルギーを引き起こすことがあるため十分注意しなければなりません。この記事では、ネズミやダニによるアレルギーについて詳しくご紹介します。
早急な対応が必要なネズミの駆除方法についても解説するので、ぜひお役立てください。
目次
ネズミでアレルギーを発症することがある
ネズミは不衛生な場所に体をこすり付けながら移動するため、さまざまな菌を保有しています。
この菌は、ネズミに触ったり、乾燥した糞尿が空気中に舞い上がったものを吸い込んでしまったりすることで、アレルギー症状を引き起こすことがあります。
また、かじられたものを気付かずに摂取してしまうと、そこに残っていた唾液も一緒に体内へ入りアレルギー症状を起こすことがあるので注意が必要です。
ネズミによるアレルギーの症状とは
ネズミによるアレルギーでは、主に下記の部位に症状が現れます。
- 目の症状
- 皮膚に現れる症状
- 呼吸器系の症状
- 消化器系の症状
- 循環器系の症状
どのような場合でも、いつもと違ったり症状が強ければ早めに受診するのがおすすめです。
なお、これらの症状はアレルギー症状の一部で、個人差があります。人によって違う症状が出たり、複数の症状が同時に出る場合もあるため、違和感があるならアレルギーを疑うと良いでしょう。
アレルギー症状が重篤化すると、アナフィラキシーショックを引き起こす場合があります。
アナフィラキシーショックでは、全身が腫れたり意識障害や呼吸困難を伴い、非常に危険な状態に陥ります。アナフィラキシーショックなどの重篤な症状を引き起こす前に、病院で処置を受けたり、原因のネズミを駆除したり、対策を講じましょう。
目の症状
目には、下記の症状が出ることが多いです。
場合によっては、結膜炎になることもあります。
- 充血
- かゆみ
- 腫れ
- 目ヤニが出る
- 涙が出る
アレルギーの元となる成分が空気中に舞っていて、これが目に入ると症状が出てしまいます。
また、ネズミが通った場所を触った手で目をこするなどしても症状が出るので注意が必要です。
皮膚に現れる症状
空気中に舞っている乾燥した糞尿に触れたり、ネズミに直接触れたりすると症状が出ます。
皮膚に直接触れなくても、下記の症状が出ることがあります。
- かゆみ
- 赤み
- 腫れ
- 発疹
- 蕁麻疹
アトピー性皮膚炎になり、かゆみが慢性化したり皮膚が荒れてしまったりすることもあります。
呼吸器系の症状
鼻から吸い込んだアレルギーの元となる成分によって、呼吸器系の症状も出やすくなります。
- 咳
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 喉のかゆみ
- 息切れ
- 呼吸困難
呼吸器系の症状も軽いものから重いものまでありますが、喘息の発作を起こすこともあるため注意が必要です。
消化器系の症状
乾燥した糞尿などの成分が体内に入ると、消化器系の症状が出ることもあります。
- 食欲不振
- 腹痛
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
循環器系の症状
循環器系では、下記の症状が出ることがあります。
- めまい
- 頭痛
- 低血圧
- 動悸
ネズミだけじゃない!寄生したダニによるアレルギーも!
ネズミによるアレルギーや病気には十分な注意が必要ですが、ネズミがいるとダニによる被害も大きくなりやすいという点にも注意しましょう。
そこで、下記2つについても、ここで確認しておきましょう。
- ネズミがいるとダニも増える仕組み
- ダニに刺された場合のアレルギー症状
ネズミがいるとダニも増える仕組み
ネズミには、主にイエダニが多く寄生しています。
イエダニは0.6~1mm程度の大きさで、鳥などにも寄生し吸血することが特徴です。
雌は生涯に100個ほど産卵するとされているため、イエダニが多くいればそれだけ数がどんどんと増えていくことになります。
イエダニは、増えすぎてネズミに寄生できなくなったり、寄生していたネズミが死ぬと這い出し、人に移って吸血することも少なくありません。
人にうつると腹部や二の腕などの柔らかい部分を刺すことが特徴で、かゆみを伴う発疹の症状が現れます。
ダニに刺された場合のアレルギー症状
ダニに刺されると、下記のようなアレルギー症状が現れます。
- 患部のかゆみや痛み
- 蕁麻疹
- 目や喉のかゆみ
- 咳やくしゃみ
- 鼻づまり
また、空気中に舞っているダニの糞や死骸が体内に入ることでも、アレルギー症状が現れるため注意しましょう。
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アレルギー以外にも!ネズミによる病気は多い
さまざまな菌を保有しているネズミは、アレルギーだけでなく病気を発症するきっかけになることもあります。
病名 | 特徴 |
---|---|
レプトスピラ症 | ネズミの尿などの排泄物から感染する。高熱や筋肉痛、黄疸の症状が出る。 |
サルモネラ症 | ネズミの糞尿が付着した食品を食べることで感染する食中毒の一種。腹痛や嘔吐、下痢などの症状が出る。 |
ラッサ熱 | ネズミの糞尿が付着した食品を食べるほか、傷口から感染する。人から人へ感染することもある。 |
ハンタウイルス感染症 | ウイルスを含むネズミの糞尿や唾液が体内に入ると感染する。急な高熱が特徴。 |
鼠咬症 | ネズミに噛まれると、菌が傷口に入って感染する。肺炎や胃潰瘍を引き起こすことがある。 |
また、ネズミに寄生するツツガムシによって、高熱や頭痛などを引き起こす「ツツガムシ病」を発症することもあるため注意しなければなりません。
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ネズミによるアレルギー症状を止める!まずは駆除から!
ネズミによるアレルギーを防ぐためには、大元であるネズミを駆除する必要があります。
罠や毒餌をしかけて駆除したり忌避剤で追い払う方法もありますが、一番効率的なのは専門の業者に依頼することです。
ネズミはほんの数匹残れば、そこからまたどんどんと増えてしまいます。
ネズミが増えればダニも増えるため、1匹も残さず徹底的に駆除することが重要です。
しかし、天井裏などなかなか手が届かない場所に住み着くネズミをすべて駆除するのは簡単ではありません。アレルギーを防ぐなら、ぜひ専門の業者に依頼してネズミを一掃しましょう。
ネズミの侵入防止法【アパート等でも対策可能】
駆除後は、ネズミの侵入を防ぐ対策が欠かせません。
二度とネズミを家に入れないためには、下記の対策を講じましょう。
- 進入路となり得る隙間や割れ目をすべて埋める
- 段ボールや布きれ、紙きれなどは巣の材料となるため放置しない
- 食料は密閉できる容器で保管してネズミに食べられないようにする
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アレルギーを防ぐ!ネズミ駆除は業者への依頼がgood!
アレルギーはさまざまな部位に現れ、場合によっては重篤な症状が出ることもあります。
アレルギーを発症しないためには、ネズミを駆除することが何よりも重要です。
1匹も残さず徹底的に駆除するために、ぜひ専門の業者へ依頼してネズミを駆除しましょう。
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ネズミのアレルギーは怖い?症状や原因【目・皮膚や臓器への影響も解説】のよくある質問
-
Q. ネズミはアレルギーの原因になる?
A.ネズミはさまざまな菌を保有しているため、直接触れたり乾燥した糞尿が体内に入ったりするとアレルギーを発症することがあります。
-
Q. ネズミのアレルギーはじきに治る?
A.大元の原因であるネズミがいなくなれば、アレルギー症状は落ち着きます。
ただし、またネズミが侵入してくれば、アレルギー症状が出てくることがほとんどです。
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