エアコンの除湿モードで酸っぱい臭いがする場合の対策や原因は?除湿でにおいが消せる場合も!
2023.05.09 2023.05.09
エアコンの除湿モードで酸っぱい・臭いと感じることはありませんか。エアコンの空気が不快なにおいだと、快適に過ごせませんよね。除湿モードだけでなく冷房や暖房、送風に切り替えてもにおいを感じるケース、除湿のときだけにおうケース。
特に、除湿にするとエアコンのにおいが酸っぱい・臭いと感じる要因は何でしょうか?
今回の記事では、エアコンの除湿モードのにおいが酸っぱい・臭いと感じる対策や原因などについて解説するので、気になる人は最後までご一読ください。
目次
エアコンの除湿モードで酸っぱい・臭いにおいがするときの対策
最初に、エアコンの除湿モードで酸っぱい・臭いにおいがするときの対策について4つ紹介します。
エアコンの部品を掃除する
最初に、エアコンの部品を掃除しましょう。
エアコンは構造的に内部にカビが生えやすく、カビによる不快なにおいが送り出されます。
特に除湿モードは使用中に水分が多く発生しやすいので、取り込んだホコリなどと合わさってカビが増殖しやすい傾向にあります。
エアコン内部に発生したカビを取り除かなければ、根本的なにおい対策にはなりません。
エアコンの部品には大きく分けて室内機と室外機があるので、必要に応じてそれぞれ掃除しましょう。
エアコンの室内機を掃除する
自分でも掃除できる室内機の部品は、フィルターとルーバーです。
フィルターはエアコンのカバーを外して最初に目にする網目状の部品で、内部にホコリが入るのを防ぎます。
ホコリや汚れが付着しやすいので、掃除機でホコリを取ったり、水や洗剤で洗ったりしましょう。
ルーバーは送風口にある羽のような部品で、カビやホコリが付着しやすいです。
傷が付かないように、柔らかいで水拭きしましょう。
エアコンの室外機を掃除する
室内機を掃除しても除湿モードのにおいが消えない場合、室外機に原因があるかもしれません。
室外機とは屋外へ水分やにおいを排出する部品で、室外機が汚れていたり正常に機能していなかったりすると、水分やにおいが室内に溜まってしまいます。
室内機と室外機を繋ぐドレンホースがカビなどで詰まっている場合、内側を掃除するか、新しいものと交換しましょう。
また、ドレンホースを掃除しても除湿モードから生臭いにおいがする場合、ドレンホースの排出口が排水溝に入っているかもしれません。
冷房や暖房を1時間以上運転する
冷房や暖房を1時間以上運転すると、エアコン内部のカビ対策になります。
ただし、どちらも一時的なにおい対策なので、内部のカビが多すぎる場合やエアコンが不調な場合などは交換・修理を検討した方がいいでしょう。
冷房を1時間運転する方法では、大量の水分をエアコン内部に発生させ、水滴によりカビを洗い流せます。
一方、暖房を使う方法では、熱でカビを死滅させる効果が期待できます。
冷房は16度、暖房は30度が目安とされていますが、それぞれできる限り最低・最高温度に設定するといいでしょう。
運転中は湿気や暑さ対策として、窓を開けておきます。
1時間経ったら除湿モードに切り替えて、臭いが取れたか確認してみてください。
部屋の窓を開けて換気する
手間暇をかけず手軽に試せるエアコンのにおい対策として、部屋の窓を開けて換気するという方法があります。
詳しくは後述しますが、除湿機能に限らず、エアコンは部屋の空気を吸い込んで循環させ、再び部屋に送風します。
そのため、部屋の空気にホコリや汚れが含まれていると、エアコン内部をどれだけ綺麗にしてもすぐにカビや汚れが発生してしまうのです。
部屋の空気をクリーンに保つため、こまめに窓を開けて換気することをおすすめします。
ただし、これだけだと除湿時のにおいが軽減されることはあっても、取り切れないことが多いでしょう。
他の方法と併用して、除湿時のにおいが取れるか試してみてください。
内部クリーン機能を活用する
エアコンに内部クリーン機能が付いている場合、ぜひ活用しましょう。
内部クリーン機能とは、冷房や除湿などを使用した直後に、自動的に内部を乾燥させる機能です。
冷房や除湿で発生した水分をすぐに乾燥させることで、カビの繁殖・増殖を抑えられます。
ただし、内部クリーン機能はカビの予防が期待できる機能で、すでに発生したカビを取り除くわけではありません。
普段から内部クリーン機能を使っていて、除湿モードの酸っぱい・臭いにおいが発生してしまった場合は、掃除や修理、交換などを検討した方がいいでしょう。
エアコンの除湿モードで酸っぱい・臭いにおいがする原因
上記でエアコンの除湿モードで酸っぱい・臭いにおいがしたときの対策について紹介しました。
エアコンの除湿モードで不快なにおいがする原因は、以下の3つが挙げられます。
部屋のいやなにおいを吸い込むため
先述したように、エアコンは部屋の空気を吸い込んで循環させ、再び部屋に送り出す構造です。
部屋のいやなにおいを吸い込むと、エアコンから送り出される空気も不快なにおいになってしまいます。
部屋のにおいは一見綺麗でも、まったく汚れていないというわけではありません。
ホコリ以外にも人やペットの毛・皮膚、料理中に発生した油などが、空気中に含まれています。
生活臭を発生させないということは難しいため、どうしてもエアコンの除湿モードも臭くなってしまいます。
冷房や暖房よりもエアコン内部の水分が増えやすいため
除湿モードは冷房や暖房よりも、エアコン内部の水分が増えやすい傾向にあります。
エアコン内部は風通しが悪く、水分が多いとカビが発生しやすいです。
また、カビを放置しておくとさらに増殖してしまうので、できる限り早くエアコン内部の水分は取り除きましょう。
ホコリや毛などが水滴と合わさりカビになるため
エアコン内部の水分がカビに関係していると説明しましたが、水分だけでカビになるわけではありません。
空気中のホコリや毛などが水滴と合わさり、カビになります。
つまり、エアコン内部のカビを防ぐためにはエアコン内部の水分だけでなく、空気中のホコリや毛なども取り除く必要があります。
除湿モードでエアコンのにおいを消せる可能性も
ここまで除湿モードで酸っぱい・臭いにおいがする場合の対処法について解説してきましたが、ここからは、除湿モードでエアコンのにおいを消す方法を紹介します。
エアコン内部のカビを水で流すことでにおいの元を消せる
除湿モードはエアコン内部に多くの水分発生しやすいため、カビが繁殖しやすいと先述しました。
一方で、除湿モードによる大量の水分でカビを洗い流し、においの元を消せる場合もあります。
除湿モードでカビを洗い流す仕組みは、冷房の方法と同様です。
除湿モードで1時間ほど運転し、においがだんだん消えていくようであれば成功です。
排出された水で部屋や家具を濡らさないように注意が必要
除湿モードを1時間運転する場合、排出された水で部屋や家具を濡らさないように注意してください。
窓を閉めきったまま運転すると、エアコンの送風に含まれる湿気で部屋全体が濡れてしまうだけでなく、本体から水分が垂れてくる可能性があります。
せっかくエアコンのカビ対策をしても、のちのち部屋の壁や家具にカビが発生してしまっては意味がありません。
除湿モードの運転中の湿気対策として、必ず窓を開けて換気しましょう。
また、万が一結露が発生した場合に備えて、エアコン下の壁や床にビニールシートを設置しておくこともおすすめです。
除湿モードが臭い!対策してもエアコンのにおいが消えない場合
ここまで除湿モードから酸っぱい・臭いにおいがする場合の対策や原因について解説しました。
しかし、どの対処法を試しても、除湿モードが臭く、エアコンのにおいが消えなくなってしまう場合もあります。
エアコンから酸っぱい・臭いにおいがし始めたら、すぐに対策することをおすすめします。
エアコンの酸っぱい・臭いにおいを放置するリスク
エアコンの酸っぱい・臭いにおいを放置するリスクとして、主に以下の2点が挙げられます。
健康リスク
エアコンの酸っぱい・臭いにおいを放置するリスクは、においの問題だけではありません。
エアコンから排出される空気に含まれるカビや汚れを吸い込みながら生活することになるため、健康リスクに繋がる可能性も十分にあります。
特に、コロナ禍の在宅ワークなどで室内・自宅で過ごす時間が増えた昨今、当然、エアコンの空気を吸う時間も長くなっています。カビはアトピー性皮膚炎や喘息、鼻炎の一因となる可能性が高いので、できる限り早く取り除きましょう。
エアコンの故障
エアコン内部にカビが増えることで、各部品の機能低下に繋がります。
エアコンのにおいが気になるだけでなく、冷房や暖房が機能が低下していると感じた場合、カビや湿気が奥の電子部品にまで入り込みエアコン本体が故障している可能性もゼロではありません。
エアコンを長持ちさせる点においても、カビの放置には注意してください。
根本的な除湿モードのにおい対策はプロに任せるのがおすすめ
エアコンのにおい対策は自分でできる方法もありますが、一時的なものが多く、根本的な解決は難しいです。
内部を徹底的に掃除しようと自分で分解するのは、事故や故障のリスクからおすすめできません。
除湿モードのにおいを根本的に解決する場合は、プロに任せましょう。
プロによって効果性の高い掃除が期待できるだけでなく、エアコンが故障していた場合の修理依頼も可能です。
専門業者によるエアコンのクリーニング代は、10,000円程度が相場。健康リスクだけでなく、エアコンの修理代や新しいものを買い替えるコストを考慮すると、できる限り早くプロによる掃除を依頼した方がいいでしょう。
エアコンのクリーニング業者によってコストや特徴は様々なので、よく比較してニーズに合った業者を選ぶことをおすすめします。
エアコン除湿モードの臭いがとれないなら
今回の記事では、エアコンの除湿モードが臭いときの対策や原因について解説しました。
除湿モードは冷房や暖房よりもエアコン内部に水分が発生しやすく、カビの発生率も高くなります。
しかし、一方では除湿モードはエアコン内部に大量の水分を発生させることで、カビや汚れを洗い流せるメリットもあるので、うまく活用することが大切と言えるでしょう。
セルフメンテナンスで対応できない場合は、交換や修理も検討してみてください。
エアコンの除湿モードで酸っぱい臭いがする場合の対策や原因は?除湿でにおいが消せる場合も!のよくある質問
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Q. エアコンの除湿が臭いのはなぜ?
A.除湿モードでエアコン内部にたまる水分と、部屋の空気に含まれるホコリなどが合わさってカビが発生します。カビが「酸っぱい」「雑巾臭い」といったにおいの原因となり、エアコンから吐き出される除湿の空気が臭く感じられます。
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Q. エアコンのにおいを消す方法は?
A.フィルターの掃除や冷房・暖房の運転でにおいが消える可能性があります。記事で紹介した方法をいくつか試してみましょう。
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Q. エアコンのカビのにおいとはどんなにおい?
A.ホコリ・室内の空気のニオイと合わさって、「酸っぱい」「生臭い」「ドブ臭い」「汗臭い」など、様々な臭いに変わります。エアコン内部のカビの発生量にも左右されます。
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